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表題作アディクト

瀬田 樹
人気若手俳優
みなと
駄菓子屋経営

その他の収録作品

  • 描き下ろし ボディメイク

あらすじ

駄菓子屋を営むみなとは、幼なじみで人気若手俳優の樹と恋人同士。
昔からみなとを大事に思ってくれていた樹だけど、最近はなかなか会えない不安からか、いつも以上に激しく身体を求められることが多くなっていた。
気絶するほどの激情で抱かれ嬉しく思う反面、このままでは自分の存在が樹の未来をダメにするのでは…と不安になり…?

作品情報

作品名
アディクト
著者
粉子すわる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784866537221
3.5

(16)

(6)

萌々

(1)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
54
評価数
16
平均
3.5 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数4

中毒のような愛、切ない

樹×みなと


2人の感情はまるで中毒のように強烈で、
涙が出そうなほどです。


駄菓子屋を切り盛りするみなと、
年下イケメン若手俳優の樹。

2人の出会いは、
みなとがまだ中学生で、樹が小学生だった時に遡る。
その頃の2人は寂しさを抱えていて、
お互いに引き寄せられる力になった。
2つの心はどんどん近づき、
いつしか深く強い依存関係になっている。

樹の愛情表現は本当に別格。
みなとの体を求めるときのその焦燥感、
自分の欲望を制御できない様子、
みなとへの気絶するほどの執着は、
全部が純粋な愛から湧き上がっているもの。
生々しくて深くて、
何かもっと大きな感情が裏に隠れているのが見え隠れする。

一方、
みなとは、
自分が樹の未来を邪魔しているかもと感じている。
樹への深い愛情と思いやりで心が苦しんでいる。

2人の心にも「捨てられるかもしれない」という不安が混ざり合い、
感情のはけ口が生む痛みや葛藤を抱えている。
それが切ない・・・。

そして、
セックスがエロい!
樹がみなとを求める熱さと激しさが、
みなとの複雑な感情と絡み合って、
ただのエロさではなく、
痛切さが胸を締めつけるような、
罪深いエロさなの。

痛みを伴う強い愛が切なくて、
難関も2人の関係を止めることはできないのが最高で、

後半へと進むにつれて甘さが増えてくる、
ほのぼのとした雰囲気とともに、
心が震えてしまうような深い感情を呼び起こす、
それ以上の何かを感じさせてくれる作品でした。

8

--

タイトルが「addict=中毒・依存」なので、
そのせいか、二人の関係は共依存、と感想に書いている人が多いけど、
私が読んだ感じだとそうじゃないような。 

二人の関係は、断ち切れずに続く惰性に近い、
嫌いではないけれど、愛じゃないような・・泥沼化した縛りあい。

二人は幼馴染。
樹:攻 年下の若手俳優 
嫉妬深く、心が不安定。湊は「安心毛布」

湊:受 幼馴染の年上。駄菓子屋経営。
自分の存在が、何時か樹の足枷になる?と、不安を抱いている。
・・・実は心配と良識の仮面を被った策士

3

カバー下のその舞台が気になる

久しぶりにお名前見つけて買ってしまった
首締めに執着したあのお話に衝撃はあったんだけど 思いのほかアッサリで物足りなかったので

常用させる 中毒にさせる  依存させる 
このタイトルにね 期待が膨らんじゃったんですよね 
薬物的な情の部分含め 自分の意志や行動がそれによってコントロールされる歪さが読めるのかな なんて


んんん 執着具合は結構なものなのでタイトルにはそってるんだけど


これって分離不安症だよね?

常に恋人と繋がっていたい 連絡とっていたい 何してるか把握していたい 必要とされたい 
なにより 四六時中恋人のことだけを考えてしまう

万が一相手が離れていくようなことがあれば自分は自分でなくなる 壊れておかしくなる って
怖い 怖い 怖い

恐怖心や絶望感が苦痛を伴って襲ってきて日常生活にも支障きたすレベルの不安感


特殊性癖かかれるのお得意なんだろうけど よくもまぁ 恋人との一体感でしか安心を感じられない ってのをここまで丁寧に描ききったなと

ただ 依存だと勘違いする恋人の出した答えを急かすように突っ込まれた身勝手な叔母の登場で ここまでかけたページ数に引き裂かれる瞬間がアッサリすぎ と言うか 未練がなさすぎて 諦めぐせがあるのか?みたいな浅いものになっちゃってるんだよね

寂しいふたりが依存しあう関係になったところも薄めだし

いやでも タイトル通り(セックス)中毒気味なところだったり 執着に似た依存だったりはちゃんと描かれてはいる
いるんだけど どっか中途半端な読みごこちで 個人的には描き下ろしの部分なくていいからふたりが離れたところに異常さとか執念や恐怖がほしかったかな と あれだけの不安症を抱えているのに 激高も動揺もなかったんだよね

うーーん 上手くまとめてはあるんだけど 一冊で見せるには深すぎる愛だったのかな 

5

ん゛ん゛っ

初読み作家さまでした。正直言ってなんで予約したのかさえ不明です。(すんません)

読むのが辛くなるくらいに共感出来ない2人でした。ちょっとどころか凄く好みじゃない作品でした。

まず、みなとの思考回路が意味不明で本当なら切なくなるようなシーンも、どうしてそう考える?って突っ込みどころ満載でした。もしかして、時間を置いて読めばまた違うかもしれませんがもう読まないと思います。

みなとと会う時間が減って俳優の仕事をする事に疑問を持ち始めた樹の思考回路は理解できました。ただ、そこからの事務所社長のアイデアと、ちゃんと言葉にしないでみなとにマネサポを確約させたと思ってるマネージャーには再び???っとなり、そこに追い打ちをかけるように駄菓子屋の土地を狙う叔母が登場した時には笑っちゃいました。

マネの話をちゃんと聞かないで勝手に思い込む思考や、自分の仕事に誇りを持たずに叔母の言いなりになる様子に、やはりみなとは好きになれませんでした。

姿を消したみなとを見つけた後の樹の取った行動は褒められたものじゃないけど理解は出来ました。
ただ、やはりその後のみなとの思考回路が好きになれませんでした。

こういう設定って本当は凄く好きだし、本来なら好んで読むんですよ。でも、この作者さまのは駄目でした。
せっかく俳優なんだから樹の芸能人らしいエピがもっと欲しかったです。あの訳わからない映画とかもっと深掘りして欲しかったですね。www
それとアレを抜いたばかりの穴の描写は嫌いじゃないですが、一コマ位が萌えるんですよ。沢山あり過ぎて萎えました。

1

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