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表題作ヒューマン・レプリカ

ミュージアム
エリドゥ・ガウラディ

あらすじ

美術館で拾ったから名前は“ミュージアム”…。
ストリート・キッズ“グール”のカリスマだったエリドゥ・ガウラティが拾った美貌の青年は、記憶を失っていた。
まるで母を慕う子供のようにまとわりつくミュージアムに、心を許しはじめるエリドゥだったが、周囲にはかつてのカリスマに執着する者たちが張りめぐらした罠があった。
そして、ミュージアムの本当の姿を知ったとき、エリドゥは…。
こんな寂しさを抱いて、もう一人では生きられない。
23世紀の地球で、その“擬似生命体”は、愛を求めていた―。
五百香ノエルが描く、せつなく甘いサイバーロマンス。

作品情報

作品名
ヒューマン・レプリカ
著者
五百香ノエル 
イラスト
佳嶋 
媒体
小説
出版社
宙出版
レーベル
シトラスノベルズ
発売日
ISBN
9784776792802
3.8

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
19
評価数
5
平均
3.8 / 5
神率
20%

レビュー投稿数2

設定とストーリーで読ませる作品

大変重要だと思うので先に、挿絵はありません。
佳嶋さんが好きで表紙に惹かれたのですが、残念ながら挿絵がないんですこれが・・・
作品自体ですが、文章はシンプルで、特にすごく情緒があるわけでも、コミカルなわけでもありません。
が、しかし、ちょっと読みにくい印象でした・・・
設定がぶっとんでるだけあって、想像力を大いに働かせながらよんだので、SFとかファンタジーとかになれない人(私ですが)は少し疲れるかもしれません。
文章がシンプルな分、キャラクターのセリフにもう少し個性が出る言い回しとかあるといいかなと思いました。
所々キャラクターの言動、展開について違和感を持つところはありましたが、許せる程度で全体的には感動できるお話です。
辛口なことばかり言っててなんですが、個人的には攻めが好みでツボなので好きな作品の1つです。
日常を題材にしたお話ばかり読んでる方には逆に良い刺激になる作品かもしれません。
受けも攻めも見た目がきれいな設定なので、美味しいシーンは頑張って妄想して萌えてください。

1

近未来のアンドロイドたち

この作品はぜひネタバレせずに読んでほしいです。
作者さんの色々なしかけが入っています。

未来都市が舞台。荒廃したダウンタウンと、一部の権力者だけが住めるセントラル。
ダウンタウンにあるバーの従業員たちを中心に、マフィアのドンやその傘下にある不良グループたちとの対立を通じて、二人の恋を描きます。

タイトル通り、人間そっくりのアンドロイドを制作する会社がある。
倫理にもとる開発は禁止だが、現在では戦闘用、セ○クス用がある。しかし規則を超えて人間界で成長させようと、開発者がわざと輸送中におそわせて逃した一体がある。。

人間界で暮らしたアンドロイド。誰がアンドロイドで誰が人間なのか?
読者を欺くためのしかけがあるので、最初から読み直すと、不自然でん?となる部分もありますが、最初に見たものを母と思う美少年、かつて不良の頭だったエリの葛藤、先輩へのあこがれ、など嘆美な恋愛を楽しむことができます。

読み物としてしっかり書かれているので面白かったです。

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