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千夏×佳澄
キャスト:千夏 → 阿座上洋平 、佳澄 → 土岐隼一
Disc1:コミックス 第一話〜第三話 約50分
Disc2:コミックス 第四話〜最終話+後日譚 約42分
2人の美しい関係性が見事に表現されて、
繊細で、切なさから生まれる幸せが満点で、
2人の会話、まるで時間が止まるかのような静けさと温かさが漂いる。
阿座上洋平さんの千夏、
男前で凛とした声色で、
抱える孤独、悲しみ、不安、
心に潜む葛藤に引き込まれてしまう。
佳澄と話の時の柔弱さから、
だんだんと露わになる熱さや愛情、
佳澄に対する心情の変化まで素晴らしく演じられている。
土岐隼一さんの佳澄、
そこまで純粋で柔らかなトーンもできるなんて感嘆せずにはいられない。
暖かさに満ちていて、力強さを感じさせる声。
盲目がどのように世界を感じているのか、
孤独が声から滲み出ていて、
内面の豊かさ、喜びや希望がもあふれ出し、
そして、全てを千夏に託すという真摯な気持ちがリアルに伝わってくるのよ。
2人が触れ合うシーン。
静かな夜に、心臓の鼓動、吐息、交わる温もり・・・、
CDでしか表現できない感動・・・胸がいっぱいになる!
「君に触れて、はじめて夜が温かいものだと知った」
2人が同時に心の声にする瞬間、すぐに涙が溢れた。
音楽も素敵で、
シーンにぴったり合っている。
静かな旋律が、
物語の雰囲気や2人の心情を巧みに表現している。
おまけのCDケースサイズのアクリルプレートも嬉しい。
声優たちの生き生きとした演技により、
セリフを読むコミックス以上のものが生まれたと感じる。
切なくて温かく幸せな美しい物語に再び心が掴まれてしまいました。
原作既読、大好きな作品です。
その上、千夏くんを演じるのがこれまた大好きな阿座上洋平さんと知った時はゾクゾクとわくわくで発売が本当に待ち遠しかったです。
そして視聴動画で聴いてみて、優勝を確信しました!
土岐さんの上品でおっとりしていて、盲目でありながらも下を向くことなく精一杯生きている強い佳澄さん。
少年と言っても差し支えのない千夏くんを阿座上さんがそのまま演じてくれたのも、ふたりが初めて会った大事なシーンなのでその判断をして下さった事嬉しかったです。
音楽やSEも物語に奥行きや立体感を与えていて初視聴からこれは名作の予感しかしない!
さて、本編なのですが
とても静かな引き算の映画を観たかの様に感じました。
まっ暗闇の中で平均台の上の両端に立っているような対極なふたり。
殺し屋家業を背負わされた殺せない千夏くん、彼の背中からは薄い光が差していてたぶんそれは兄と母。でも彼は大きな過ち?と思い込ませる父親の呪いと兄の死という重い責任を抱えていて、目の前の暗い影しか見えていません。
佳澄さんは完全な暗闇の中に居ながら、千夏くんに向かって平均台の上を少しずつ歩み寄って行きます。大変危なっかしくでも勇気を持って傷つく事を厭わないように、見えない瞳で千夏くんをまっすぐ見つめるかのように。
千夏くんがまた父親から仕事をふられて
傷付き、雨の夜に佳澄さんのもとを訪れます。佳澄さんは雨は賑やかで好きと言い、遊びに来たカエルと戯れながら幸せそうに雨音に耳を傾けていて、部屋の灯りに包まれています。
一方で、千夏くんは光の届かない佳澄みさんの家の庭から声もかけられず静かに佇んでいます。2人の世界を別つかのようなこのシーンも見事に表現してくれました。
2人は会話をかわし、共に歩み寄りながらもいつ平均台から落ちてしまうのではないかとヒヤヒヤしますが、お互いに影響を与え合いながらやがて手が届き触れ合い抱きしめ合う。するとそこは平均台などではなくて、ひとすじの道でありやがて新しいふたりの道を歩んで行くことになります。控えめに言って号泣です。
加えて千夏くんの父親を演じた新垣樽助さん。出番は少ないのですが、この父親にも辻褄の合わない葛藤や悲哀が滲んでいて、ただの悪い父親にはならない事がお芝居からも伝わるのは新垣さんの説得力で絶対だなと思いました。
阿座上さんも土岐さんも、ひとつひとつの台詞を丁寧に繊細に情感豊かに演じて下さり、本当に素晴らしかったです。
これは何度も何度も折にふれて聴き返したい作品となりました。
最後に阿座上さん大好きマンとして、
1番好きな台詞は「いってきます」です。
眠っている佳澄さんを起こさないようにそれでいてちゃんと帰ってくるよの挨拶に聴こえて、千夏くんは一体いつからそういう意味の「いってきます」を朝の挨拶を出来ていなかったんだろうと思うと
嬉しくて哀しくなりました。
単行本の言葉に加えて新しい台詞や言葉も入り、ドラマCD初心者の私でもとても聞きやすかったです。そのうえ、声や音の凄みがより物語の世界へ誘ってくれるというか…ぐいぐい引き込まれる印象でした。他のドラマCDは聴いたことがないのですが、雨や海の音や場面のBGMなども聞こえてきました。これがまた効果的で、ドラマCDってすごい!と感動しました。
お気に入りのひとつは最終話の、夜を過ごす場面。ふたりの「夜」が「恐ろしさ」から「温かさ」に変化するところ。不覚にも泣きそうになりました。ここはひとりで単行本を読んだ時よりも、はるかに好きになった場面。最高のシーンです。声も混じり合い、まさに「君の夜に触れる(君の温かさに触れる と読むのかも…。)」でした。
中心人物ではありませんが、好きなキャラクターがいます。作品のなかに登場する女中のかよさんは、きっとすごく察しのよい勘のよい賢い女性なのかもしれません。ふたりの関係や、それを見守る聡さんの気持ちをさりげなくくんでいるように思います。ああいう女性素敵です!
もより先生が原作にて画のみで表現されているシーンなど、かなりセリフやモノローグが足されていました。音声作品ならではの楽しみです。
全体的に静かに進みますが、冒頭のあのシーンは……なかなかリアリティがありました。だからこそ、全体を通して聴いた時に、暗闇と光とのコントラストがはっきりしていて良かったです。
佳澄さんは柔らかい雰囲気だけど芯があって、決して女々しくなく。千夏くんの、殺し屋なのに心の優しさを隠せていない感じもすごく伝わりました。個人的に、好きな食べ物を聞かれた時の、千夏くんの「……かん」が好きすぎてニヤニヤしちゃいました。
最終話、2人の声が重なる「君に触れて はじめて夜が 温かいものだと知った」ではブワワ〜っと鳥肌が立ち……次には涙腺が崩壊しました。
息遣いとか間だとか、もより先生の作品を大切に大切に演じてくださったキャストの皆さまに大感謝です!何様なんだ私は。
原作未読(試し読みで1話のみ既読)。
主演の二人が好きな声優さんで、視聴でも良さそうだったので聴いてみました。
【キャストの演技について】
●千夏役の阿座上さん
阿座上さんは推しです。
本作では、地声に近い中低音でマイルドな雰囲気。千夏は多分まだ10代後半なので、役に合っている気がします。
3トラックの「俺を許さないでくれ」というモノローグが、すごく切なくてキュンとしました。
●佳澄役の土岐さん
ソフトな声が好きな声優さん。
可愛らしい雰囲気の役のイメージ通り、高音で美人声の演技です。とっても健気で可愛らしいです。ふふふって笑うシーン、かわゆい!
●千夏の父役の新垣さん
千夏を精神的に支配している父親役。出番は少なめですが、重厚な演技が作品に深みを与えていると感じます。ちょっと演技がオーバーな感じも受けましたが、そういう演出なのかな。
【作品について】
収録時間: 50分01秒+42分23秒(2枚組)
原作の試し読みで、佳澄が和服で、また絵柄などの雰囲気からも、昭和初期とか少し古い時代の話と思っていました。けどスマホが出てきて、現代物と知り、ちょっと驚きました。
かなりシリアスな作風ですね。じっくりストーリーを味わうようなお話です。
普段はコミカルな作品を好んで聴いてるので、ここまでシリアスな作品は久しぶりです。私にはちょっと重かったかも。
ストーリーは、殺しができない殺し屋というのが、ちょっとリアリティを感じられないなと思いました。父親も妻を殺すぐらい非情な人物なのに、引き際が呆気ないというか。
不幸を背負った二人の純愛を描いていますが、殺し屋という設定は行き過ぎた感じがします。もうちょっと普通の設定でもよかったんじゃないかなと…(原作への感想みたいですが)。
とはいえキャストの皆さんの演技は素晴らしいと思います。聴き応えがあります。
1冊の漫画を2枚組で音声化しているので、きっと原作に忠実に作られてるんじゃないでしょうか。
残念だった点が…。
濡れ場やキスシーンなどはかなり少ない上、短いです。あと濡れ場に長めのモノローグが被っていて、正直モノローグいらないから、もうちょっと描写を聴かせて〜!と思ってしまいました。短すぎます、残念(泣)
好きな声優さん達なので、もう少し濡れ場も聴きたかったです。
フリートークはありません。
最近短めのフリトをつけてくれるCDも増えてきてるので、少しでいいから聴きたかったな〜、時間的にも余裕があるし。
とても丁寧に作られている美しい作品だと感じました。
他の方のレビューによると、原作ファンも大満足の出来栄えのようですね。
原作未読でも、しっとりした切ないラブストーリーを、じっくり楽しみたい方におすすめです。
ただ濡れ場もしっかり聴きたいという方には、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。
