• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作初代様には仲間が居ない!

初代様
RPGゲーム「レジェンド・オブ・ソードクエスト」の初代勇者,18歳
飯沼結
高校生→ 初代様の犬,「レジェンド・オブ・ソードクエスト」の勇者,25歳

その他の収録作品

  • 初代様の長い長い旅路
  • 書き下ろし:「初代様には名前が無い!」
  • 書き下ろし:「初代様の分かりやすいプロポーズ」
  • あとがき

あらすじ

大人気RPGゲーム【レジェンド オブ ソードクエスト】。そのシリーズ最新作発売の日に死んでしまった引きこもりの結は、最新作の“勇者”としてゲームの世界に転生してしまう。攻略本もネットもない世界でなんとかラスボスに辿り着いたが、心強い陽キャな仲間たちと挑んでも倒すことができないでいた。 それもそのはず――ラスボスは《シリーズ最強主人公》と謳われる、ゲーム初代の勇者が魔王に闇落ちした姿だからだ。結は仲間たちから、最後の希望として『時を遡り、初代勇者の闇落ちの原因を突き止め、回避する』ことを託されて過去に送られる。 しかしそこで出会ったのは、偏食家で、猫かぶりで、持って生まれた美貌を持て余す、クズで超生意気な十八歳の初代勇者だった! なんとか旅に同行させてもらえることになったが、初代様は結が一緒に戦うことも、仲間になることも許してくれず、唯一できるのは『初代様の命令に従うこと』だけ。 「おい、犬!おまえは俺の“ツレ”だ」――食事の準備、薬草採取、無理難題なお遣い……初代様から与えられる命令は次第にエスカレートしていくが、そこには彼のある野望と孤独があって……?

作品情報

作品名
初代様には仲間が居ない!
著者
はいじ 
イラスト
高山しのぶ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344853331
4.3

(101)

(70)

萌々

(15)

(5)

中立

(4)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
20
得点
429
評価数
101
平均
4.3 / 5
神率
69.3%

レビュー投稿数20

初代様と犬のDom-Sub構造、好みは分かれるかも

死に戻りもの。いずれ魔王に闇落ちする初代勇者の攻めと、現代日本では不登校のひきこもりだった受けのお話です。

序盤はオラオラ系でクズ味のある攻めと、オドオドした受けのやり取りが続き、なんとも苦々しい気持ちに。共依存に近い関係性は個人的に地雷なのですが、Dom-Subという枠組みで整理すると、物語構造(初代様の闇落ちを回避させる)と性癖設定の噛み合わせはうまいなと感じました。

ヒュドラの死体で遊ぶシーンは倫理的にも引いてしまい、物語上も不可欠なエピソードには思えず、別の展開でも良かったのではと感じます。また自分の名前は犬でいいという価値観も、本人の癖として望んでいるとはいえ悪趣味に思える。Subだって人権あるw 創作上の”信長と猿呼びされる秀吉”の関係性をつい連想しましたが、もともとこの種の主従構造があまり好みではないこともあって、好みとは大きく外れる作品ではありました。

個人的には、最初の「初代様には仲間が居ない!」できれいに完結していた方が、より鮮烈な読後感になったのではという印象はあります。番外編はやや蛇足に感じてしまい、後半は飛ばし読み気味で読了しました。

0

大当たり

こういう文章は苦手かな…と思っていたのですが、クセになる!たぶん軽いながらもある程度の文章力があるからだと思います!はー!ひさびさにヒットでした。よかった

1

最高の萌え。癖にぶっささりました。

語りは、Web作品によくある軽くて読みやすいもの(口語調)。表現や描写、テーマに重厚感はないですが、とにかく萌えました。


表紙やタイトルから、明るくかわいい話を想像していたのですが、受のキャラがかなり危うく、そこにとてつもないエロスを感じてとてもよかったです。いい意味で裏切られました。
他にもドツボな展開やシチュエーションが多く、萌としては最高!

以下ネタバレ含みます。

・一見パワハラ野郎なのに内心では受のことを溺愛している攻(そしてそれを表にだすことはほぼない)
・性欲処理と称してのセックス
(受は攻の役に立てると喜んでるので、無理矢理感はないです。)
・受に逃げられてショックを受ける攻(若干攻ザマァ味を感じました)

上記、個人的に垂涎ものの大好物シチュエーションなんですよね。同じ嗜好を持つ方にはぜひおすすめしたい。

そして、さらに魅力的なのは受のキャラ!
受は自分で考えたくない、だれかの言うことに従いたい、それが一番強い性格の子でした。だから攻のパワハラに嬉々として従い、攻がそこに惹かれていくのですが…
この性質に、限度がないんです。
攻の性欲処理も、全く嫌がらない。むしろ嬉しがってる。でも、この嬉しいが「攻のことがすきだから」じゃなさそうなんですよ。一般の恋愛感情じゃなくて、ただ、攻が快適に過ごすサポートができてることに対する喜びというか。
攻に差し向けられた暗殺者を攻に隠れて「処理」しちゃったりもして。

あと、これは地雷の方もいるとは思うので注意喚起も兼ねて。(私はむしろクソ萌えた)

受は転生前も高校のとあるヤンキーにパシられ、そのときに口で性欲処理をさせられていました。
(相手は一人、本番、キスはなし)
(もちろん受は全然嫌じゃないし、役に立てて嬉しそうな感じ。でも恋愛感情は全くなさそう。)

ただただ人のために生きたくて、自分の体を使うことにも躊躇がない。たぶん恋愛感情の部分も少し人と違う感性を持ってると思われます。
他作品には中々いない、危うさや歪みを孕んだパーソナリティーでとてもエッチでした。

くっついた後は、それまでのツンギレパワハラ野郎と際限なしイエスマンの関係を残しつつもラブラブしてました。

萌え的は「神」なのですが、自分は文学的な部分も重視するので「萌2」で。

0

泣いちゃった…

最初はよくある転生系BL…と思いながら読んでいましたがどんどん「初代様」と「犬」のこれからが気になって手が止まらなくなり…気付いたら泣きながら読んでいました!!
もう…こんなに感動するなんて!!と自分でも驚いています。

まず、登場人物紹介の時点で名前が「犬」ってどういうこと!?となるのですが、いやはや、全くもって完全な「犬」でした。
元々ゲームが存在する世界で【飯沼結】として陰キャ引きこもりの生活を送っていた男。そんな彼が腹を刺されて死亡してゲームの「勇者」として転生します。そんな世界の魔王は元々ゲームの初代勇者だった人が闇堕ちしていて。魔王が闇堕ちする前に戻って、勇者の闇堕ちを防ぐために単身「初代様」の世界に飛ばされ……。

初代様、外面はThe☆勇者様ですが、1度地に戻ればその口の悪さには勝てるものはいません。そんな初代様の言うことには全て「はい」という返事しか許されない犬。最初は「初代様はクズ」と日記を書いているほどですが、この日記といい、名前といい、返事の仕方といい……読んだ今なら全てが愛おしく思えてなりません。

中盤までは犬目線、その後は初代様目線、そして、飯沼結目線(!?)、犬目線……と色んな視点から感情がわかるのでもう、ニヤニヤが止まりません。特に初代様のツンツンしてるのに顔真っ赤になって照れてる所が「可愛い」といいたくなるのが分かります。

最初はなかなかに酷い扱いを受ける犬ですが、彼自身も命令される事がむしろ生きがいになっていて、ウィンウィンな関係なので見ていてしんどくないです。
そしてどんどん初代様の溺愛っぷりが現れていて……たまりません!!!

ファンタジーなお話がお好きな方はとてもおすすめです!!えっちもたくさんで大満足でした♡♡♡

0

“ツレ”の意味にちょっと感動

割れ鍋に綴じ蓋カップルってこういう二人?と思った作品。本編はとても面白く、続く別視点も心に刺さり、ここまでなら神。綺麗に終わったかに思えた物語はさらに続き、それによって一冊としてのまとまりが微妙になったように感じた。

積極的に命令されたがる“犬”と傍若無人な“初代様”。やりとりだけ聞いていると、亭主関白やパワハラ/モラハラといった言葉が浮かんでくるが、犬の喜びっぷりのおかげで楽しく読める。

犬は陰キャと陽キャの捉え方が面白い。コミュ障で卑屈ではあるけど、結構なメンタル強者だと思う。全裸土下座すら惨めに見えないのは、その性格ゆえの強み。人だと思って見ると居た堪れなくなる性質も持っているため、“犬”呼びが功を奏した気がする。初代様に付き合えるのはこの子しかいない感。

本編はとても面白かった。巻き込まれてあんな結末を見せられる勇者パーティーの仲間たちは気の毒だけど、これで魔王が大人しくなれば丸く収まるのかな。初代様は素直な気持ちを口にできるようになってて良かった良かった。

初代様視点で飛んだ場面を振り返っていく続編もとても好き。犬がいなくなってボロボロになり、闇落ちしていく初代様。一つの定番だけど、やっぱりこういうの好き。“ツレ”の意味にはちょっと感動してしまった。

その後再度犬視点になり、死を迎えた現代世界に生身の体で戻るのはモヤる。本編でも時間移動があったのに、さらに今度は時間と世界を移動して、生きていたときに戻れるなんて。なんでもアリの中に現代まで含まれるのはちょっと。ゲーム世界への帰り方も雑で残念。

三本目以降のお話は無理やり継ぎ足したのかと感じる内容。一応名前のくだりは本編内でもあったので、一つの回収作業ではあるのかもしれない。でも正直最初の二本だけで良かったな、と思った。

悪魔と取引した初代様は寿命の枷を消したけど、犬の寿命はどうなってるのかな。まあ初代様がどうにでもしそうなところは安心できる。二人のキャラにだんだんハマっていくお話だった。

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP