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表題作マシン・トラブル

オーナー・ジュリオ
天才ドライバー・紅蓮

あらすじ

参戦するレースは全て優勝を攫う天才ドライバー・紅蓮。
父親をレース中の事故で亡くした紅蓮は、密かにその真相を探っていた。
そんな紅蓮に、父親が所属していたイタリアチームへ入団するチャンスが到来!ところがオーナーのジュリオは、ドライバーズシートを与える代わりに「私の命令には絶対服従だ」と、セックスを強制してくる。
逆らえない紅蓮は、拘束されて夜ごと一方的に抱かれてしまい…。

作品情報

作品名
マシン・トラブル
著者
剛しいら 
イラスト
笹生コーイチ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199004728
3.6

(3)

(1)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
11
評価数
3
平均
3.6 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数2

愛のトラブル・・・

随分前の作品なのですが、しいら先生が大好きで、アチコチ探し回ってやっと手に入れました。
やっぱりステキだったぁ~♡

F1の世界感と二人の愛と・・・
一体どうなってしまうの??
このストーリーのラストはどうなるの??
と、レースの様にドキドキしながら読み進みました。
『受け』はF1レーサー
『攻め』はF1マシンのオーナー
先生、相当F1がお好きですね! 笑
私も読んでいて鈴鹿でマシンが走り抜けるあの爆音を思い出していました。
かっこいい世界ですよねー。
そして僅かなミスで・・・。
物凄い世界ですが、そんな中に二人の愛が上手く成立するのか!
ある種ミステリーに近いのかも。マフィアまでありで。
そう、このマフィアが居ないと、ここまで『攻め』が歪むことも無かっただろうし、その歪みを太陽の様な『受け』がどう関わって行くのか…゚。それがこのストーリーの鍵。

いやぁ、それにしてもいきなりの『拘束展開』(マシンだけに高速… 笑 すみません…)には、ちょっと、いや、かなり驚きました!
だって、「私に肉欲なんて言葉は存在しない」みたいな冷淡なオーナーが、いきなりぃぃぃぃの、めっちゃ拘束(半監禁)で、しかもその拘束の仕方が受けは一切攻めに触れられない、かなり一方的なSE○なんだもん。
どこのドスケベなオッサンなん、このオーナー(攻め)と思いましたよー。
でも、世界を牽引するF1、でもそれだけではない車業界トップのオーナー、その重圧だけでも普通の神経なら保たないかも…。
そこに加え大きなトラウマが……。
これはトップレーサーへと駆け上がって行く『受け』と、自分の足枷をどうにかして解き放して行く『攻め』の、成長物語でもあります。

『受け』が『攻め』との愛に悩み、そして一流レーサーへと駆け登る姿は、なんとも切なくステキなのですが、この氷の様な『攻め』が、本当の自分を取り戻して行く姿にも胸が熱くなります。当然、この可愛い『受け』の為に (*^。^*)
それまでは「なんだコイツ(攻め)可愛くねぇ野郎だ。ずっとグルグルしとけ!」なんて思ったりもしましたが、遂に自分の足で動き出すんですよね!←ここ大事!!
それ迄は「動こう」とも「動きたい」とも思わず、例え僅かに思っても「動けなかった」人だったんですよね。
それを『受け』の為に「必死で動いた!」
なので余計にラストの二人の愛の抱擁が美しくより美しく思えました。

またイラストがステキ+.(≧∀≦)゚+.゚
二人の姿もマシンもまぁカッコイイこと!!
いやが上にもにも惹き込まれます、bravo!

2

受けの性格が好き

レイプまがいなことをされたあと、完全に開き直っちゃった受けの性格が、新鮮で妙に好きでした。
開き直って、むしろ受けの側からガンガン攻めのハートをこじあけようとしていくのだ。踏み込みすぎて攻めが不愉快に思うほどw
攻めはトラウマだらけで心を閉ざした偏屈な男なんだけど、そんな受けだからこそこの攻めの心を開かせることができるんじゃないかなぁと、素直に思えました。
もうちょいじっくり読みたかったなとも思いましたが、このぐらいのほうがテンポがあっていいかも知れない。

ストーリーはF1に関するお話が大半をしめます。
F1にまったく興味がない人でも大丈夫な書き方をしてくれてました。
私もぜんぜん興味のない分野なんだけど、国同士企業同士同じチーム同士での駆け引きの話などなど、面白く読めました。

3

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