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お前と生きる覚悟を決めた
著者の方の書く文章が好きで1巻から読んでます。
1巻は少しBL色に欠けるかな?と思っていましたが、2巻は攻のユリウスが受のジェイドを溺愛していてとても良かったです。
途中で出てくるルイードの変態具合がすごくて、これもまた良かった。
1.2巻通して嫌な気持ちになるキャラクターがいないのも魅力のひとつだと思います。
漫画化されていることを最近知ったので、漫画の方も読んでみたいです。
今回はドルマキアの第二王子で近衛騎士団長と
ドルマキアの血を引くリンドバルの第三王子のお話です。
本来の地位についた受様にダンガイドの王子が求婚した事で
再び国家抗争に巻き込まれていく顛末を描いた本編と
本編後日談を収録。
受様はリンドバルの第三王子とされますが
実は王妹が未婚で産んだ男子です。
兄王は受様を実子としながら疎み続け
ドルマキア王太子の側室された政略婚でも
ドルマキア王妃により虐待される日々を送りますが
リンドバル王の崩御のドサクサで逃れた受様は
素性を隠して旅芸人一座にて非合法な"身代わり屋"として
生きる事となります。
月日が流れたある日、
ドルマキア王太子の異母弟で近衛騎士団長である攻様が
受様を「王太子の側室役」の身代わり役に指名した事で
受様は新たな政争に巻き込まれていくのですが
そんな日々の中で攻様と心を通わせる事となり
結果的には本来の自分自身を取り戻します。
受様は生国亡き後ダンガイドにて地位を固めた
兄(元王子)2人の元に身を寄せますが
受様がドルマキア王弟の血を引く事と判明した事で
求婚話が舞い込むようになります。
受様は王位継承権を放棄するため
再びドルマキアへと向かうことになるのですが
待っていたのは幽閉されていた王妃の逃亡と
ドルマキア王の崩御でした。
果たして受様に平安な日々が訪れる日は来るのか!?
既刊「典型的な政略結婚をした俺のその後。」の続刊で
ドルマキア皇太子と政略結婚した受様と
皇太子の異母弟の攻様のその後のお話なります♪
受様は出生時から複雑な立場で生まれるも
既刊にて受様に隠されていた真相と真実が明かされ
偽名の身代わり屋から本来の自分に戻るのですが
王太子の異母弟である攻様との恋は
このまま順風満帆にいくのかな!? と気になったし
まだ隠された何かがある匂わせ感があって
本作を楽しみに手にした1冊になります。
既刊で気になった点は徐々に明らかになっていき
既刊で黒幕を操っていたラスボスが姿を現します。
ドルマキア王位を巡るドタバタから始まりますが
受様に執着するダンガイドの第5王子が絡む事で
受様の未来に暗雲がモクモです。
受様を虐げ続けたドルマキア王妃の失踪による
再び始まる王宮での軟禁生活は受様を徐々に蝕んだり
逃亡した王妃の探索に出た攻様が受様に執着する
ダンガイドの王子の領地で生死不明となったり
と思った以上に波乱で痛い展開になっていき
受様が攻様と隣に居場所を定めるまで
かなりハラハラ&ドキドキさせられました ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
受様が自分の立ち位置を定め
本来の生き方ができるというか、生き方を選べる未来を
掴めて本当に良かったです。
コミックスバージョンも楽しみたいと思います♪
前作よりはかなり構成が読みやすくなってましたが、ユリウスとジェラリアが身体を繋げるシーンが多くて、その他のお話の流れが駆け足になってしまったように思いました。
そして思ったのがこの作品にはスパダリ皆無なのです。え〜っそこなんで気が付かないの?って何度思ったことか!
さらにジェラリアが出歩かないように注意されてたにもかかわらずに、侍従の格好で歩き回ってた時はバカなのかと呆れました。
前作から気になってたのは直ぐに気を失う点や体調を崩すところなんですが、そんなんで仕事が出来てたのか信用出来ませんでした。
演技には自信があるそうですがそんな場面は一度も無くて、かなり迂闊で虚弱な人物だとしか思えませんでした。
もっと分からない人物は隣国ダンガイトの王子ルイードでした。後半のキャラが登場時から崩壊してたし、彼がジェラリアに惹かれた理由がちっとも分からなくて読んでて苦痛でした。
勿体つけて話を進める手法も匙加減が大切だと思いました。これは登場人物の会話にも言えました。それ、まだ話してなかったのと呆れた程です。
匂わせといて期待させて答え合わせまでワクワクするパターンは大好きなのですが、こちらの作品はそれが上手くいってなかったのでフラストレーションが溜まりまくりでした。
これはあくまでも私の個人的な好みなので、好きな方もいらっしゃると思います。ただ、私はこちらの作品に好みのキャラは居ませんでした。