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英雄の息子で学年一の問題児×孤独なガリ勉優等生
めちゃくちゃ面白かったです!
もう、後半なんて「あぁ、もうすぐ終わってしまう…嫌だ、この世界をもっと楽しみたい!でも続きも気になる!うぁぁぁぁ」と頭を抱えながら楽しみました笑
あとがきで【海外の児童向けファンタジーのようなBL】と先生が仰ってる通り、まさに海外の児童書のような世界観!
個性的で魅力的なキャラクター達と、ユーモア溢れる軽快な会話劇が癖になります。
優等生と不良の凸凹な二人が、ひょんな事から協力関係になり、ゆっくり友情を育む様子にキュンキュンとニヤニヤが止まりませんでした♡
二人の〝THE・青春〟感に心が満たされる〜〜!
悪友が出来てキャッキャする二人が可愛くて、前半は友情モノとしての完成度が高く「この二人、本当に恋愛関係になるの⁉︎」と謎な心配をしておりましたが、大丈夫です。しっかり恋愛関係になりました!笑
この、友情から恋愛に発展して〝悪友の戯れ→自然とイチャイチャ〟への変遷がね、もうね…堪らないんですよね‼︎
性格も性質も正反対の二人が、お互いを知っていく中で敬愛する様子が丁寧に描かれているので、友情→恋愛への変化も違和感なく楽しめます!
お互いの弱さや強みを共有して、悲しみも楽しさも分かち合った二人だからこその絆の強さに悶えまくりでした♡
そして、虐められっ子の成り上がりモノとしてもスカッとするラストで爽快な読後感!
初めは飄々な攻めに振り回されていた主人公の、正に〝悪魔的な変貌〟が本当に素晴らしく、小悪魔のような受けくんの仕草にタジタジになる攻めの図は最高に萌えました♡
二人の青春に胸が熱くなり、恋愛模様にキュンキュンできる最高の一冊です◎
こちらの一冊ですっきり終わってますが、二人のキャラクターが大好きで、もっと読みたい〜〜〜!と暴れてます笑
願わくば攻め視点で二人の恋人生活を垣間見たい!
海外の寄宿学校風な魔法学園が舞台のファンタジー学園BL。
最初から最後までテンポよく話が進んでいくので、ページをまくる手が止まりませんでした。
主人公は平民のガリ勉優等生エルマーと、貴族学生ながら問題児と遠巻きにされているジーン。平民なのに監督生という成績優秀者に与えられる称号を持つエルマーは、周りからのやっかみを受け、つらくあたられています。物語のはじまりは、いじめの一環での問題児への罰ゲーム告白。偽の恋人として共犯者になったエルマーとジーンは、ふたりで一緒に勉強したり、イメチェンしたりしつつ、ふたりの秘密基地のような場所で逢瀬を重ねるようになります。共犯者から友情が芽生えて、次第に恋愛に発展していく流れにわくわくすること間違いなしです!
アヒルが白鳥になるように変身して周囲を驚かせる変身ものの爽快感や、ふたりで協力して周囲を見返す青春物語らしいストーリーは、読後にとても満足感を与えてくれます。
個人的に、エルマーが善人過ぎる良い子ちゃんではなく、きちんと根に持つところは根に持つし、やり返すところはやり返す棘をちゃんと持っているところに好感が持てました。飄々としつつも学生らしい弱さや向こう見ずなところのあるジーンも、人間らしくて好きです。色々と拗らせた結果の悪役ムーブをしているアビゲイルも、番外編で彼の心情を知ると愛おしく思えてきます。
学生BLが好きな方、おすすめです!
とても面白かった。
全寮制魔法学校に通う商人の次男受けと、少数民族の血が混ざった辺境伯の嫡男攻め。貴族と平民の溝は深く、平民のくせに監督生になった優秀な受けは貴族に目をつけられて嫌がらせを受けている。その一環で攻めに告白することになって、告白の理由を知った攻めに悪魔の提案をされる。
初めはいじめの主犯達をびっくりさせるくらいの気持ちだったのに、正反対な二人のセンセーショナルな交際(仮)は一気に学園中に知られ二人の両親にも届き事が大きくなっていくのに笑った。学園で浮いていた変わり者二人が手を組んで他の生徒達を翻弄していく様が痛快で面白かった。
偽装恋人になった二人の学園生活も青春でワクワクする。二人のウイットに富んだ言い合いも面白くて好き。翻訳小説好きな人には合うと思う。受けが悪役令息にワインを浴びせた時の「僕やりすぎだった?」「いいや。とびきり控えめだっ」という会話がクールで好き。冴えない受けをホリデーの間に大変身させようという作戦中にオシャレ番長な攻めが「その悪夢みたいな靴は今すぐ捨ててくれ。見てると目眩がするんだ」とキレキレなダメ出しをするシーンも好き。
お互いに恋心を抱いていく様子も甘酸っぱくて良かった。攻めは問題児として名を馳せていたけれど、根は優しくて照れ屋な可愛い人だったのもギャップ。二人の恋の進展は初心で焦れったい感じ。普段唯我独尊な攻めが受けの実家に遊びに行く時に緊張していたのが可愛かった。あと二人が超絶大喧嘩をした時の攻めが完全に受けの尻に敷かれているのも良かった。冷戦中毎日ご機嫌伺いに花を送って、気づかれるかも分からない花言葉にメッセージを隠していたのが健気で可愛い。
目立たないように下を向いてうじうじしていた受けが強かで人たらしな猫系女王様に成長していくのも良かった。
色んな魔法学の授業があって、個性的な教授がいる学園の世界観も楽しかった。学園の植物を世話する妖精達に対価としてクッキーやキャンディをあげるのが定番だけど、先進的な学園は妖精保護団体の訴えを気にしてちゃんと金貨で労働の対価を支払っているのに結局妖精達はその金貨でクッキーやキャンディを買っているというエピソードがお気に入り。皮肉が効いていてハリポタぽい世界観。
作者様の言うとおり、正に「海外の児童ファンタジーのような雰囲気」の作品で世界観がお見事!めっちゃ面白かったし、読む手が止まりませんでした!
物語は理不尽なイジメを受けている受けエルマーが、学園の問題児ジーンと偽恋人契約を結ぶところから始まります。
よくある始まりながら、しっかり最後まで読ませる力があって作者様の力量を感じました。
攻め受けは2人とも最初の印象とはギャップがあって、
俺様傲慢と思われていたジーンの素顔が、実はちょっと不器用で照れ屋で悩みもある年相応の若者だったり、
自信のなさから隠れるように生きているエルマーが、実は芯のしっかりした逞しい面があったり、
キャラクターは変にイイコちゃんじゃないし、そんな2人のやり取りが小気味よく進みます。
2人が関わっていく中で見た目も含めて色々と変貌があるけれど、素の自分で生きられるようになっていく成長物語だと思いました。
2人のラブ部分でも思わずニヤリとしてしまうような場面がままあり、お気に入りは2人の喧嘩から仲直りのエピソード。
喧嘩の時の受けのキレっぷり。そして攻めから贈るごめんねの花言葉が健気すぎ…!俺様攻めが受けに弱いって可愛すぎるけど、なんなんw
想いと身体を通わす場面でも盛大にすれ違っていてクスリとしてしまいました!その状態で…!?というところが見所ですw
海外の児童文学のような世界観、セリフ回し、2人のキャラクターや関係性が見事に調和して最高に面白い!
周囲や家族との人間関係も含めてしっかりと1冊でまとまっているので、読み応えたっぷりでとってもオススメです!
あらすじ割愛。
感想だけ。
面白かったー!
ハイティーン好き、海外ドラマ好きは是非。
海外児童ファンタジーを目指したらしいですが、まさに。
実写化して欲しい。
血統のせいで学校で浮いてる攻めと、優等生だが家格でいじめられている受けがタッグを組んで、ドタバタしながら成長し、絆を深め、やがて愛情に。最終的には成り上がる。
王道だがテンポが良く、映像が頭に浮かぶ。
甘々を求める人には向かないかな。
そういうロマンチックさはほぼ無い。
だが、"男の子"な会話、やり取りが好きな人は絶対好きだと思う。
ど真ん中に面白かったし、読後感がとても良い。気持ち良い。
欲を言えば、もう少しその後の少し大人な彼らの甘々なエロシーンを読みたかったかしら。