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英雄の息子で学年一の問題児×孤独なガリ勉優等生
どこか欧米の翻訳小説を思わせる文体で、読み進めるうちに韓国BLの洒脱な会話劇もふと頭をよぎりました。冗長さを少し間引いてテンポアップすれば、さらに読みやすくなりそうです。
受けは平民でありながら監督生という立場ゆえにいじめの対象となり、攻めは美貌と地位を兼ね備えた上位貴族でありながら、動物の性質を受け継ぐサヌス人の血筋ゆえ差別を受けています。
いじめの一環として、受けは攻めに告白して来いと無茶振りをされます。事情を察した攻めが、その告白を戦略的に受け入れたことで、二人の関係は始まります。
焼きもちから攻めが受けに強引なキスをしてしまい、「たかがキス」と言い放つ場面で、受けは烈火のごとく怒り狂います。「強引なキスなんてのはフィクションの中でだって流行らない」という受けの言葉が痛快です。表現の自由があることは重々承知していますが、こうして時代のコードをきちんと踏まえた描写がなされている作品は、安心して読めます。
物語冒頭と後半では、受けの印象が大きく変わっており、まさにタイトル通りの“悪魔的な変貌”を遂げます。わたしもそうでしたが、あまりに変わり過ぎて別人?と戸惑う人もいるかもしれません。
受けの癇癪によって壁一面に蔦が生い茂る、ボタニカルな図書室のエピソードがお気に入りです。
身分差ゆえに思惑がすれ違う中、改めて互いの気持ちを確かめ合うラブシーンは、少し可笑しくて素敵な一幕でした。
とても楽しく読了しましたので、別の作品も読んでみたいです。
読んでいて、翻訳物のファンタジー作品みたいだなと思いました!
空気感とか言葉の選び方とか。キャラクターの性格なんかも。
攻めの恋に落ちる瞬間が鮮やかで、何度も何度も惚れ直しているなーとニヤニヤしちゃいます。
自信のないエルマーがどんどん綺麗に変身していく様子もいとおしいです。自信がないといいつつも、エルマーは最初から努力家だし、精神的にも魔法の実技的にも結構強いです。その強さにまた惹かれていくという構図が美味しい。素敵な物語でした!
あらすじ割愛。
感想だけ。
面白かったー!
ハイティーン好き、海外ドラマ好きは是非。
海外児童ファンタジーを目指したらしいですが、まさに。
実写化して欲しい。
血統のせいで学校で浮いてる攻めと、優等生だが家格でいじめられている受けがタッグを組んで、ドタバタしながら成長し、絆を深め、やがて愛情に。最終的には成り上がる。
王道だがテンポが良く、映像が頭に浮かぶ。
甘々を求める人には向かないかな。
そういうロマンチックさはほぼ無い。
だが、"男の子"な会話、やり取りが好きな人は絶対好きだと思う。
ど真ん中に面白かったし、読後感がとても良い。気持ち良い。
欲を言えば、もう少しその後の少し大人な彼らの甘々なエロシーンを読みたかったかしら。
作者様の言うとおり、正に「海外の児童ファンタジーのような雰囲気」の作品で世界観がお見事!めっちゃ面白かったし、読む手が止まりませんでした!
物語は理不尽なイジメを受けている受けエルマーが、学園の問題児ジーンと偽恋人契約を結ぶところから始まります。
よくある始まりながら、しっかり最後まで読ませる力があって作者様の力量を感じました。
攻め受けは2人とも最初の印象とはギャップがあって、
俺様傲慢と思われていたジーンの素顔が、実はちょっと不器用で照れ屋で悩みもある年相応の若者だったり、
自信のなさから隠れるように生きているエルマーが、実は芯のしっかりした逞しい面があったり、
キャラクターは変にイイコちゃんじゃないし、そんな2人のやり取りが小気味よく進みます。
2人が関わっていく中で見た目も含めて色々と変貌があるけれど、素の自分で生きられるようになっていく成長物語だと思いました。
2人のラブ部分でも思わずニヤリとしてしまうような場面がままあり、お気に入りは2人の喧嘩から仲直りのエピソード。
喧嘩の時の受けのキレっぷり。そして攻めから贈るごめんねの花言葉が健気すぎ…!俺様攻めが受けに弱いって可愛すぎるけど、なんなんw
想いと身体を通わす場面でも盛大にすれ違っていてクスリとしてしまいました!その状態で…!?というところが見所ですw
海外の児童文学のような世界観、セリフ回し、2人のキャラクターや関係性が見事に調和して最高に面白い!
周囲や家族との人間関係も含めてしっかりと1冊でまとまっているので、読み応えたっぷりでとってもオススメです!
とても面白かった。
全寮制魔法学校に通う商人の次男受けと、少数民族の血が混ざった辺境伯の嫡男攻め。貴族と平民の溝は深く、平民のくせに監督生になった優秀な受けは貴族に目をつけられて嫌がらせを受けている。その一環で攻めに告白することになって、告白の理由を知った攻めに悪魔の提案をされる。
初めはいじめの主犯達をびっくりさせるくらいの気持ちだったのに、正反対な二人のセンセーショナルな交際(仮)は一気に学園中に知られ二人の両親にも届き事が大きくなっていくのに笑った。学園で浮いていた変わり者二人が手を組んで他の生徒達を翻弄していく様が痛快で面白かった。
偽装恋人になった二人の学園生活も青春でワクワクする。二人のウイットに富んだ言い合いも面白くて好き。翻訳小説好きな人には合うと思う。受けが悪役令息にワインを浴びせた時の「僕やりすぎだった?」「いいや。とびきり控えめだっ」という会話がクールで好き。冴えない受けをホリデーの間に大変身させようという作戦中にオシャレ番長な攻めが「その悪夢みたいな靴は今すぐ捨ててくれ。見てると目眩がするんだ」とキレキレなダメ出しをするシーンも好き。
お互いに恋心を抱いていく様子も甘酸っぱくて良かった。攻めは問題児として名を馳せていたけれど、根は優しくて照れ屋な可愛い人だったのもギャップ。二人の恋の進展は初心で焦れったい感じ。普段唯我独尊な攻めが受けの実家に遊びに行く時に緊張していたのが可愛かった。あと二人が超絶大喧嘩をした時の攻めが完全に受けの尻に敷かれているのも良かった。冷戦中毎日ご機嫌伺いに花を送って、気づかれるかも分からない花言葉にメッセージを隠していたのが健気で可愛い。
目立たないように下を向いてうじうじしていた受けが強かで人たらしな猫系女王様に成長していくのも良かった。
色んな魔法学の授業があって、個性的な教授がいる学園の世界観も楽しかった。学園の植物を世話する妖精達に対価としてクッキーやキャンディをあげるのが定番だけど、先進的な学園は妖精保護団体の訴えを気にしてちゃんと金貨で労働の対価を支払っているのに結局妖精達はその金貨でクッキーやキャンディを買っているというエピソードがお気に入り。皮肉が効いていてハリポタぽい世界観。
