小説

  • 聖職者のおっさんは勇者を捨てて逃亡します。探さないで下さい。
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聖職者のおっさんは勇者を捨てて逃亡します。探さないで下さい。

seishokusha no ossan ha yuusha wo sutete touboushimasu. sagasanaide kudasai.

  • 電子単話
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表題作聖職者のおっさんは勇者を捨てて逃亡します。探さないで下さい。

エドワード
17歳→27歳、勇者
クラレンス
聖職者(司祭)

あらすじ

勇者の執着(愛)が止まらない――!?


クラレンスは気がつけば殿堂入りゲーム『勇者の凱旋』のオープニングに立ち会うNPCの司祭に憑依していた。
現実の自分はいつ死んだのかもわからない。
何故司祭になったのかも……。
ただわかっているのはここがゲームの世界だということ。

目の前には親を亡くしひとりぼっちになってしまった勇者。その勇者を導くのがクラレンスの使命であり、ゲームのクラレンスが亡くなってしまう運命でもあった。
簡単に死ぬのは嫌だったため、魔王討伐を簡単にできるチートモードを勇者「エドワード」に導き手として授けた。自分の運命を握っている勇者なのだから指導にも熱が籠る。

『きみならできるよ』
『私にとってきみは特別な子なんだ』
『きみには私がついてる。安心して』

……もちろん私利私欲のための言葉である。

それなのにある日、縋るような熱の籠もった視線でクラレンスに欲情したと告げられ、エドワードを定期的に性教育のために部屋に呼ぶことになってしまった。
さらには魔王討伐後はなし崩しに体を許してしまった。
一度抱かれてしまうと、それは魔王討伐後の凱旋パレードの今日まで続いた。

いろいろなことが重なりついに限界がきてしまったクラレンスは決意する。

「よし、逃げよう!」

すぐさま荷物をまとめて勇者のパーティから逃げ出したのだった――

果たしてクラレンスの逃亡は成功するのか――!?

作品情報

作品名
聖職者のおっさんは勇者を捨てて逃亡します。探さないで下さい。
著者
天城 
イラスト
おもい央 
媒体
小説
出版社
パルプライド
レーベル
ヴィオラ文庫
電子発売日

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4.8

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萌々

(1)

(0)

中立

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趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
24
評価数
5
平均
4.8 / 5
神率
80%

レビュー投稿数2

重すぎる攻めの愛から逃げられるのか⁉︎

〝受けの事を好きすぎる余り、追い求め続ける攻め〟って、なんでこんなに萌えるんだ〜〜〜〜!
100は軽く超える程のドスケベ度数で、ド執着溺愛攻めによる濃厚接触がビックリするほど超えっっっち!

エロすぎると途中で疲れてくるんですが(賢者)、この作品は魅力的なキャラクター達と読みやすく小気味の良いテンポで飽きる事なく、するっと楽しめました。

本当に17歳!?と思うような、ド変態すぎるハードプレイ(乳首・尿道・結腸責め・遠隔バイブ放置etc…)のオンパレードで順調にメス堕ち調教されるオッサン司祭様に、おいおいチョロすぎないか!!?と心配になりましたが、健気で真っ直ぐに愛情を向ける大型ワンコと、そんなワンコに絆されてメロメロになっている(無自覚)オッサンがめちゃくちゃ幸せそうなので、最終的には末永くお幸せにな〜〜〜〜〜!!!(感涙)と拍手喝采・祝福の嵐でした。ええ話や

粗筋では主人公の聖職者・クラレンスが孤児となった勇者・エドワードをまるで私利私欲の為だけに育てた…かのように書かれていますが、実際には全く全然違います。

めちゃくちゃ愛情を注いで、甘やかして、過保護に大切に育てています(無自覚で)
しかも、あなたの全てを受け入れますよ♡の聖母スマイルで(中身は普通の日本人おっさん)
こんなのもう、うら若き勇者の腰が疼いて疼いて堪らんでしょーーーーが!…と。
そんな環境で育てば、勇者が〝クラレンス様命〟になるのも無理のない話で、エドワードの激重感情はクラレンスによって丁寧に育まれていた訳ですよ。
勇者視点で分かる、幼い頃からクラレンスを虎視眈々と狙っていた執着心に痺れました!本当に素晴らしい

そして、クラレンスも無自覚に〝エドワード命〟なので、この2人本当に相思相愛(バ)カップルなんですよね
(逃亡するも、執着心の塊のような勇者様に光の速さで発見されます)

勿論、ただのドスケベBLではありません!
〝転生〟ではなく〝憑依〟の意味など、見事な伏線回収で世界の真相が分かった時には、思わず鳥肌が立ちました。

※2巻のメインは魔物CP【魔王アデルバート×半魔騎士マクシミリアン】のお話です。
拗らせすぎている義兄弟の両片想いと、ジットリしたアディ様の執着心が個人的にドドドド性癖すぎて素晴らしいお二人でした♡

※受け2人共、攻め以外との濃厚接触があるので、断固CP固定!我こそは一穴一棒主義也!と言う方はご自衛ください

2

逃げる平凡おっさんと追いかける執着攻勇者の攻防戦!

おもい央先生のファンタジー!?と思って驚いて、表紙目当てで買ったのですが(もちろんノベルと分かってカートに入れました)
いやー面白い。
読みやすい文章で、結構なボリュームでしたが一気読みしました。

主人公のクラレンスは憑依者で、この世界がゲームの中であることを知っています。
勇者エドワードはそんな司祭に導かれて立派に育ち、チートモードで魔王をあっさり倒してしまう。
しかし勇者には魔王討伐よりずっと重要な目標がありました。

育ての親であるクラレンス司祭を身体からオトして手にすること!

この囲い込み執着攻は大変おいしかったです。
時にはえっちなオモチャで強引に、時にはワンコで泣き落とし、手を変え品を変え追い詰めていくのですが司祭はその手をすり抜けて逃げてしまう。
序盤わりと息をつかせない展開で、逃亡劇部分はあっという間に終わります。そのあとのエドワード編では勇者の、よりねちっこい執着が種明かしされざまあもあり楽しい展開。

そして続きの、司祭の大冒険はファンタジー色が強く世界観がしっかりしていて面白かったです。
黒騎士、騎士団、薬師、魔王などなど
個性的なキャラクターが織り成すドタバタとシリアスに読む手が止まりません。

個人的には2巻の表紙の二人が良かったですね。
おじさん受好きなのでメインカプも良いんですが読み終わった後はサブカプにも魅了されていました。
魔王が格好良くて、でもギャップもあり。苦しい二人の恋心があり……とジェットコースターのような展開でした。

全体的にエロは多めなのですが特殊プレイ?が多いわりに痛そうとか苦しそうみたいなのはなく、ひたすら執着溺愛の攻でした。

最後は文句なしのハッピーエンド!
読後感がすっきりしている作品です。

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