飾り窓

kazarimado

飾り窓
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
50%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
マガジン・マガジン(ジュネット~JUNET~)
レーベル
JUNEコミックス
発売日
価格
¥971(税抜)  ¥1,049(税込)
ISBN
9784906011179

あらすじ

一夜を80ポンドで売る高級男娼を訪れる、どこか魂に傷を抱いた男たち…。愛と快楽に彩られた寝台の物語、描きおろし完結編を加えて、ここに結実!!

表題作飾り窓

ワニ/ジゴロ/ギタリスト/高校生/モデル/ピエロ
自分の身体を80ポンドで売る青年

その他の収録作品

  • Louis-ルイー
  • アンチ・クライスト
  • 美しい幾何の夜
  • 愚かな恋人
  • アルルカン
  • 物憂い午下がり

評価・レビューする

レビュー投稿数2

「ルイ… お金でしか手に入らないものもあるよ」

ちるちるさんが先日アップされた「ランダム攻め×固定受け漫画3選」の記事で興味を惹かれて購入しました。
紙本はすでに絶版のようですが、電子本ならebjで買うことができます。自家出版なのかな?300円とお安いです。

舞台はロンドン。80£で一夜を売る美しい男娼の物語。
“身体”ではなく、“一夜を売る”という表現が美しいですが、読むとこれが非常にしっくりときます。
「飾り窓」の意味合いは日本の遊廓でいうところの「張見世」といったところでしょうか。

6人の客が順に登場するのですが、まず最初に登場する客が・・・ワニ!
なかなかのインパクトで始まる物語ですが、こちらのお話で心をやさしくクリーニングしてもらったところで・・・
2人目以降、かなしみを背負った美しい男たちが続々と登場します。

金では手に入らないものが欲しかったジゴロの心
アンチ・クライストを貫き通せないミュージシャンの心
160£で買う一夜が必要だったクリスチャンの少年の心
愚かな恋人が差し出した札束の山に怒った男の心
化粧を落とせなくなってしまったピエロの心
彼らの心はみな泣いているのだ、と思いました。
晴れやかな「翌朝」が欲しくて、彼らは80£を出して夜を買いに来る。泣きながら。
80£を払えば入れるそこは拒まれない。傷付いた魂にとってやさしい場所。
作中で男娼が言う「(客を)選ばない」が意味するところは、きっとそんな暗喩でもあるのでしょうね。

男娼がジゴロのルイにあげる言葉が好きです。
「ルイ… お金でしか手に入らないものもあるよ」

じっとりと暗く、その暗さがとても美しい世界でした。
世代だからというのもあるでしょうが、90年代作品特有の暗さはどこか心地よさを感じます。
ちるちるさん、素敵な作品のご紹介ありがとうございました。


本シリーズは「窓辺の男」「青い夜明け」と続くようですが、「窓辺の男」は現時点で電子化されておりません。「青い夜明け」は本作同様、ebjで取り扱いありです。
いつも男娼のそばにいるサングラスの彼が気になったら、ぜひ3冊目の「青い夜明け」へ!

2

美しく純粋

攻めリストを見るとどういう作品か分かりずらいと思いますが
受けは一貫して攻め(客)を受け入れます。
一晩を80£で買われるの立場ですので
客の趣向に異を唱えないだけなのかもしれませんが
自分の元になにかしらの理由で訪れた買い主の
身体だけじゃなく心までもスッキリさせてしまう、そんな人物です。

飾り窓の男に恋をしたやさしすぎるワニ
本当に愛した女に振られたジゴロ
親友を亡くしたギタリスト
結ばれる為に寝台が必要だった幼馴染の二人
見出したカメラマンに怒っているモデル
妻に浮気されたピエロ
と、多種多様です。
描き下ろしはヒモと言い張る(飾り窓シリーズ「青い夜明け」より)
恋人との午(ひる)下がりです。
今のBLにはない世界観があり、とても美しい作品の数々です。

2

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