BLコミック&BL小説、業界最大級の品揃え!
甘すぎる愛に陥落寸前!?
エロス度★★★★★★★★
おやおや。事故で番になってしまったのにアルファからの溺愛が極上に甘々なのがかわいいですね。
クラウスとエルフィーが紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・開幕。
エルフィーを一途に想いひたすら溺愛するクラウスの愛がメロきゅんで、彼にとってエルフィーの存在が〝世界〟であることや彼を〝人間〟にしたエピソードを含めてエモさが爆発です。
作中でのエルフィーの苦悩も切なさMAXでしたが、クラウスへの気持ちを自覚してからの素直なデレがひたすら可愛く、クラウスを求める姿が色香に染まってたまりません。
BL作品として読みたいと思った時に欲しいものがたくさん詰まった作品でした。
蕩けるような愛の表現、くすぐったい恋心、こびりつく澱み、身を焼く苦しみ…、そして目に浮かぶ鮮やかな情景。
心情もとてもクリアに飛び込んでくるので、切なさや苦しさを共有する感じがあり、特に終盤の色々な痛みの表現に心が乱されました。
それでも時折クスッと笑える描写を挟まれているため、辛くなりすぎずに読むことができました。
バースに振り回される恋愛だけでなく、大きな愛情にたくさん触れるお話でした。
甘めのシーンも色々で、私は番外編の濃い甘さがとても好きでした。
可愛らしく、美しく、重さもあり、救いもある。
素敵な一冊です。
今回は幼馴染の公爵家長男と庶民で双子の長男のお話です。
弟が恋する攻様と番った受様が番解消を目指すながらも
攻様に惹かれていく騒動の顛末と本編後日談を収録。
この世界には3つの第二性が存在します。
アルファは優秀な遺伝子でヒエラルキーの頂点に君臨し
ベータは努力で能力が向上する可能性がありますが
オメガは発情期のために卑しい性とされ
社会から蔑まれてきました。
受様の曽祖父は
オメガフェロモンの万病に効く成分を発見して
治癒魔法と名付けて癒薬品会社を起業します。
一卵性双子の受様と弟はオメガで
曽祖父が創設に貢献したアカデミーの治癒魔法科に
5年間通い、いよいよ卒業を迎えます。
幼馴染であるモンテカルスト家の嫡男の攻様は
国防騎士科首席で真面目一辺倒な男ですが
弟にとっては大好きな相手です。
受様は攻様の親友で商業流通科首席の
優しく優雅なアーシェット侯爵家三男に恋していて
プロムパーティ後に告白を決意します。
話をする約束を取り付けようと声をかけると
役員代表だから片付けや打ち上げがあるから
遅くなっても良ければと言ってくれただけで
受様の心はときめきます。
しかし約束の談話室に彼はなかなか現れず
受様はお守り代わりに持っていた
自分が開発に関わったヒート誘発剤をいじっていると
攻様が「親友は今夜はこない」と告げに訪れ
攻様に悲しそうな顔をされた事で同情されたのかと
かっとして攻様を押し返そうとしたことで
落ちた誘発剤を踏んだことで悲劇が起こります。
まず受様がヒートを誘発され
オメガのヒートに耐性がない攻様がラットとなり
受様は貫かれた上に噛まれて番となってしまうのです!!
事故でつがった2人の未来とは!?
WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改稿加筆しての書籍化で攻様の友人に恋する受様と
受様の弟に慕われる攻様のコミカルオメガバースです♪
攻様は責任を取ると受様にプロポーズしますが
攻様は弟が好きな人で受様が好きなのは攻様の親友で
誰にとっても辛い関係でしかなく
それぞれの恋を掛けた攻防戦の予感にワクワクします。
受様は天才肌で努力型の双子の弟より
魔力も才能があるために弟への遠慮で競う事をせず
結果的に想い人を奪ってしまった受様は
弟の望む番解消薬の開発を始めます。
真面目な攻様は早くに受様を意識し始めた事で
受様を避けていたため受様の心証は悪いのですが
受様を大事にしたいという思いは本物なので
受様に対する言動がやたら甘くてドキドキだし
受様弟の双子あるある設定と
公爵三男の腹黒な言動にハラハラ&ワクワク
番解消薬をかけた企みをも乗り切って
2人が幸せを掴むまで楽しく読ませて頂きました♪
WEB連載していた頃からのファンで応援していたのですが、この度書籍化されるということで、大変楽しみにしていました。
エルフィーとニコラはとても仲の良い双子。それぞれ別の人に憧れを抱いていたのに、不慮の事故で、エルフィーは自分を嫌っているクラウスと『事故つがい』になってしまう。
冒頭を読んで、なんて悲しい事故なんだ、このままでは誰も幸せになれないのではないか?そう思ったのに、あれ?クラウス??…と、あまりの溺愛ぶりに読者もびっくり。つがいの効力というのは、ここまで人を変えるのか?と思ったけど、どうやらそれは違うようで……?
堅物唐変木なクラウスのエルフィーへの一途な思い。ニコラへの思いとクラウスへの本当の気持ちの狭間で揺れるエルフィー。そして、作中ではほぼ最後までわがままで情緒不安定だったニコラの真実。
まるでジェットコースターのように物語は進んでいき、私が冒頭で感じた『事故つがいは不幸』という考えが大きく揺さぶられていきました。
一番辛かったのは、クラウスの記憶の混濁とその隙を狙ってニコラが行動を起こした場面。本気でニコラに苛立ちを感じました。
けれど全ての真実を知った時、安堵とともに苛立ちもすっと消え去りました。
この物語のキーアイテム『つがい呼びの笛』を使うシーンも胸が熱くなりました。ピンチに駆けつけるつがい。カッコイイよね
でも一番は、やっぱりママンでしょう。良い味出してるし、なんと言っても一番の功労者。ママン、ありがとう!
激重クラウス視点の番外編もありがとうございます。激重執着愛は、いくらあっても良きものです
そしてニコラのこと。たしかにニコラのしてしまったことは簡単なことではないけど、支えてくれる人々と共に、自分を見つめ直していけるのかなと、希望あるラストでした。
本当はとても良い子なので、ニコラにも幸せを!と思いませんか?
ウェブサイトの方に、弟のニコラの番外編が載ってるんですよ。ぜひぜひ読んでいただきたいです!
間違ってつがいになってしまった二人の話。つがいになったせいなのか、エルフィーを嫌いだったはずの攻めのクラウスが「責任とる」「結婚しよう」と溺愛してくるんです。実はただのすれ違いだったとあとでわかるんですが、エルフィーはクラウスが弟の片想い相手だからと逃げる。好きにならないと意地になる。でも攻めの愛情と囲い込みに陥落してしまう…。
ここからが話の展開のすごいところで、弟とのいざこざがあって、その結末がまさかそっち!?と思いました。
オメガの巣作りや番外編はよかったです。でも仲良しなところをいろいろママンに見られてるの恥ずかし…。
めんどくさい弟はでてきますが、ちょっと抜けてるところのある黒髪寡黙攻めと、結局可愛くなっちゃう受けを見たい方はどうぞ!