小説

  • 葵先生、重版出来です!

葵先生、重版出来です!

aoisensei, juuhanndeki desu!

  • 電子単行本
  • 電子書籍【PR】

あらすじ

先生と、先生の書くものが好きです

ファッション誌から BL 小説編集部に出向となった麻羽。
新人コンペのため、過去にヒットした文芸作家・葵をスカウトしようと試みて…。

七年所属したファッション誌から、BL小説編集部へといきなり出向が決まった麻羽。ほとんど読んだことのない小説――それもBL――に戸惑いつつも、翌年創設される新レーベルのため、新人コンペに参加することに。そこで目をつけたのは過去の文芸賞作家、葵清一郎。葵の書く物語に魅了された麻羽は、印刷所で偶然出会った葵本人の元に何度も押しかけて!? 最初は迷惑そうにしていた葵も、裏表がなく人懐っこい性格の麻羽に絆されていき――。

末広マチ・装画

作品情報

作品名
葵先生、重版出来です!
著者
清田あお 
イラスト
末広マチ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレードパール文庫
電子発売日
4.8

(5)

(4)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
24
評価数
5
平均
4.8 / 5
神率
80%

レビュー投稿数3

帯文は「全ての、頑張る人へ」だと思う

BL編集者×小説家

主人公の麻羽舜(攻め)は、一流出版社のファッション誌で仕事をしていたが、突然、子会社(しかも縁もゆかりもないBLジャンル)に出向を命じられる。
夢を叶えてバリバリ働いていたので、腐ってしまう。

という始まりから、攻め視点で話が進んでいきます。
攻め視点、とてもとても好きです。

腐りながらも、仕事は仕事だと頑張る麻羽さん。
新人コンペのため、過去に大ヒット作品を生み出した文芸作家・葵清一郎をスカウトしようと試みますが......

麻羽さんは自分のことを取り柄のない凡人だと思っているようですが、誰がどう見ても努力の天才なんです。
でなければ、この物語は始まりすらしません。

めげずに努力する姿に心を打たれつつ、葵先生との行方を見守りました。

主人公の二人のみならず、脇役たちのキャラが光っていて、物語の良きスパイスになっていました。

まだまだ始まったばかりの物語、ぜひ続きも拝読したいです✨

2

編集者と作家の不器用な恋路にときめく!

華やかなファッション誌から未知のBL小説へと出向させられた編集者の麻羽舜。

10年以上前に大ヒット恋愛小説を発表し、そのビジュアルと高校生という肩書が話題になったが、その後は消息不明だった葵清一郎。

BL小説の新規企画に四苦八苦していた麻羽は、葵の恋愛小説に惚れ込み、どうにか葵にBL小説の新規執筆を依頼しようとするが……。

お洒落な編集者らしからず地道に頑張る麻羽とつれない態度ながら麻羽が気になっていく葵の前途多難な恋を見守れる作品です。

麻羽視点で話が展開するので、彼の努力が報われるのか!?とドキドキ応援しながら読み進められます。

また、2人の恋路だけでなく、麻羽の上司の編集長や葵の過去など作中に気になる話が詰まっていておすすめです。
ぜひ麻羽と葵のその後や上司たちの企みの続きが読みたいです!

2

感情移入半端ない!

しんでも好きとは言わなそうな、不器用で薄幸美人な葵と、そんな彼にしんでも食らいつく熱意でアタックする麻羽との会話のやりとりは、テンポ感もあってクスッと笑ってしまいます。
しかし、麻羽の出向が言い渡されるシーンや、葵が頑なに麻羽君を拒む理由、それを知った時の麻羽君の心情など、コミカルさだけではない、読み手がうっかり真顔になってしまうシリアスな場面もあり、終わりまで感情が落ち着かず(良い意味)、現実味のある世界観も相まって没入感のハンパない読書体験ができました。
2人の物語は始まったばかり。是非シリーズものとして、主人公と愉快な仲間たちのお仕事BLを追い続けたいです!

1

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP