電子限定おまけ付き
本シリーズはフリーランスのSEとライブハウス店員カプと
彼らの友人である会社員とカフェバーウェイターのお話です。
受様が攻様とテーマパークに行くお話等
小説本編のその後を描いた短編6話を収録。
巻頭のタイトル作をご紹介します。
ライブハウスで働く受様には
6才年上でフリーのSEの攻様という恋人がいますが
攻様は超多忙なワーカーホリックで
最近はなかなか一緒の時間が持てません。
2人の出会いは2丁目のバー「止まり木」で
再会をきっかけに交際、同棲と順調な進展のようですが
受様は攻様に「好き」と言われた事がありません。
今までダメダメな恋しかしてこなかった受様は
攻様との付き合いで変わっていきますが
望みはあっても強気に出るほどの自信がなかったのですが
そんなところも攻様はお見通して
受様の思い描くロマンチックな告白のために
テーマパークデートを計画してくれます。
しかしちょっとしたハプニングにより
受様の描いていた夢の告白にはならなくて
「止まり木」にお土産を持ってきた受様は不機嫌で
とても楽しい旅行だったようには見えません。
いったい何が起こったの!?
WEB単話配信である本作は
崎谷はるひ先生の小説「キスができない、恋をしたい」)の
番外編のコミカライズとなります♪
「キスができない、恋をしたい」は
「恋愛証明書」のスピンオフに当たりますので
こちらのカプと愛息も良い感じで絡んでいて
とても楽しい1冊でした。
原作小説既読です♡
そもそもコミカライズされたのが初版から7年後で
まとまった紙コミックスで購入しようと思って
10年の年月が過ぎたのですが
今回の書き下ろし短編は
単話配信作よりも数年後になってはいるものの
配信当時の絵柄と雰囲気が変わっていなくて
街子先生の安定した画力に脱帽でした ヾ(≧▽≦)ノ
他の番外編は下記の通りとなります。
「キスができない、恋をしたい」番外編
・スキが言えない、愛してる
・DATE
・そして愛する日々は続いていく
「恋愛証明書」番外編
・少年報告書
・これからもきっと愛する日々だ
崎谷先生のシリーズ小説は未読なのですが、
街子マドカ先生の美麗な表紙に惹かれて、拝読してみました。
すでに付き合っている状態の2組のカプのお話、濡れ場はなし。
付き合うまでのドキドキなどはないので、その点やっぱり見たかったですが、
この一冊でもそれぞれのカプの関係性(特に憲之×脩)がはっきり見えて、
楽しかったです(*´艸`)
表題作「恋よりさきに、キスをした(前編/後編)」のほかに
「スキが言えない、愛してる」「少年報告書」
「DATE」「これからもきっと愛する日々だ」、そして崎谷先生による
書き下ろしSSが収録されています。
どれも全部良かったけれど、一番最初の「スキが言えない、愛してる」が
特にキュンと萌えました✨
ツンデレ攻め・憲之が、シーで「好きだ」と告げるも
花火の音にかき消されて…という”あるある”がなんともコミカルで、
拗ねる脩(しゅう)が可愛くて✧*。
「(忙しいのに)無理して連れて来てくれてありがと」
「すっごく嬉しい」
と、思うままに素直に喜びと感謝の言葉を伝えられる脩も、素敵だなあ。
電子限定おまけのイラストでは、このシーでの二人の姿のイラスト、
カチューシャ耳をつけた脩がとびきり可愛くて目の保養でした♡
ツンツンしてるけど、なんだかんだ脩にベタ惚れなのが
丸わかり、な憲之が見える独占欲や(「恋よりさきに、キスをした」)、
とうとう脩を公私共に囲い込んじゃう結末(「これからもきっと愛する日々だ」)にも、
たっぷりニヤニヤさせてもらいました(。-∀-)♡
普段クールな攻めの独占欲って、やっぱたまらないー…!
そしてリーマン・春海の息子、准視点でのお話(「少年報告書」)も良かった…!
両親が離婚して、それぞれが「年下の男」と付き合っているという
複雑な状況も淡々と受け入れ、すくすく育っていて逞しいことこの上なし。
そして12歳にして彼女持ち(しかもお付き合いは10歳から)とは、恐るべし。
…と思っていたら!!
なんと最後には高校生になり、”20歳で彼女(10歳からの!!!)と結婚”を
目標にしているという稀有な初志貫徹愛に、心が震えます。
率直に言って、彼女のりりかちゃんが羨ましい〜笑
憲之×脩カプの話ばかりになってしまいましたが;
落ち着いた春海×遼一カプのお話もほのぼの温かく、
優しい気持ちになれるお話でした。
2組の馴れ初めが知りたくなったので、連休中、
シリーズ小説を読んでみようかなと思います☺︎
美しいキャラしか出てこない(当て馬さえも美男ーーー!)
街子マドカ先生の美麗絵にうっとり、酔いしれる一冊でした・:*+.
★修正:なし(濡れ場なし)