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◆原作:既読/視聴環境:ポケドラ
「きんみつ」が大好きで以来先生を追いかけております者です。
本作は期待が大きすぎたのか原作発売当時は、今一つハマりきれず未消化でした。
CDどうかしらね~と迷っておりましたが、
↓↓↓しなちくちく様のレビュー↓↓↓が大変素晴らしく興味を惹かれ、それであれば…と視聴させていただきましたところ、原作拝読時には汲み取りきれなかったキャラの細やかな心情だったり、作品の魅力の真髄が伝わってまいりました…!!
先に視覚での理解があってのうえで、聴覚の情報が加わったことにより
解像度が上がったのかもしれませんが、
「話知ってるしドラマCDでわざわざ聴くほどでも」と迷われている方は(私もそうでしたが)試聴だけでも聴いてみることをオススメいたします…!!!
素晴らしいレビューが既出ですので、もう何を書いても蛇足でしかないのは承知のうえで、キャスト様への称賛だけ記録させてください。
河西さん:
前世レオとしての箱入り感、そこから成長して気品と強さを纏ったロイヤル感…品のあるお声がピッタリでした。
現世の雷央としては、かわいいが溢れていて、阿座上さんもそうですが、その演技の幅も楽しめました。
阿座上さん:
阿座上さんがご出演されているだけで安心感が割り増しされます。
出演数も多いのに、ひとつひとつの作品への向き合い方が真摯な方だなあと
毎度驚かされています。
今作でも、ヨハネスとしての無骨さ男っぽさカッコよさにしびれますし、
現世での過保護おかん(いや前世でもか…)演技が大変かわいらしくて
何度もだえたことか。
原作既読といえども、ずいぶん前のことなのと1回しか読んでいなかったので
ところどころ記憶が曖昧で…
現世と来世といったりきたりしているので、
耳だけだとたまに混乱してしまうときがあるのですが、
阿座上さんの安定感あるお声に支えられて意識をしっかり保てました笑
先にも述べましたが、現世と来世といったりきたりしているので
時代や関係性の変化によるお声の違いが楽しめることは
キャストファンとしてはお得だと思いました♡
ふたりで歯磨きしてるところがあまりに可愛くて、リピしてしまいました。
フィフスアベニューさんのCDは、
ミニドラマがいっぱい入っているパターンが多いと思うのですが
これが結構満足度高くてありがたいです。
漫画だとショートストーリーはちょっと物足りなさがあるのですが、
お耳だとこんな短いものも、こんなにも楽しませてもらえるのか…と多幸感に包まれます^^
今作も素敵に演じてくださってます。
特に河西さんの甘えた可愛い声と陛下の凛々しい声がとても良かったです。
原作既読ですが未読だと少し分かりにくい部分もあるのかなと感じたので萌2で。
原作は大好きな作品。またキャストの阿座上さんのファンです。CDの発売も心待ちにしていました♪長文レビューで失礼いたします。
【キャストの演技について】
● 河西健吾さん
河西さんの声に少し苦手意識があったのですが、本作は役にぴったりと感じて、とてもよかったです。少し高音気味の美人声が雷央=レオポルド役によく合っています。レオポルドは少年期から青年期までの演じ分けがさすがにお上手だと感じました。雷央や若いレオポルドは可愛らしくて、大人のレオポルドは貫禄が感じられました。
濡れ場の声は慎ましやかで聴きやすかったです。
● 阿座上洋平さん
前世のヨハネスと、現世の七星の二役。ヨハネスは大人の護衛騎士らしく少し低めで大人っぽく、時には少々色気も感じさせる中低音。七星は高校生らしくヨハネスより少しソフトな中低音。どちらも役にぴったりと感じました。特に切ないモノローグが素晴らしくて、胸を打たれるシーンがたくさんありました。インタビューによると、モノローグが長くてゾーンに入ったシーンも多いそうで、なるほど!と思いました。
阿座上さんの濡れ場の攻め喘ぎが好きなのですが、今作も素敵でした♡
お二人の演技がとても素晴らしくて、作品の世界にひたることができました!
【作品について】
収録時間:約119分(2枚)
原作片手に数回、音声のみで数回聴いてみました。
原作からの大きなカットはなく、ほぼ全て音声化されています。時々セリフが小さく変更されているのが、ちょっと珍しく感じました。
内容の補完のためセリフ追加も結構多めにされています。かなり長めに追加されているシーンもあって驚きました。
丁寧に作成されていると感じ、原作ファンとして嬉しかったです♪
本編と描き下ろし、ミニドラマ4編(『同じ顔』『同じ瞳』『一緒の朝』『成長期』)、キャストコメント(約5分)と盛りだくさんな内容。
ミニドラマは原作の特典の音声化かな?原作が大好きなので、こんなにたくさん聴けて本当に嬉しかったです!
キャストファンでもあるので、短いながらもトーク付きなのも嬉しい♪(和やかで良い雰囲気のトークでした)
【感想いろいろ】
・前世の二人の悲恋が切ない作品ですが、ヨハネスやレオポルドのモノローグは音声になると切なさ倍増で、聴いていて胸が締めつけられました。
・1枚目トラック3、ヨハネスが眠っているレオポルドに添い寝するシーンのモノローグ(「愛してると伝えた」のシーン)、ヨハネスの想いがめちゃくちゃ切なくて心臓鷲掴みにされました。泣けます…。
・2枚目トラック2、七星がやっと思い出した「何があっても迎えにいく」の前世のシーン。
二人の愛が美しくて胸が締めつけられました…!あまりにもロマンティックで素敵すぎる…。何度聴いても泣いてしまいます…。
その直後の現世で、「俺はその約束だけ覚えてた」で雷央が涙する。この現世の二人のシーンも泣けました…。やっと心が通じ合ってよかった…!
この連続シーンがとても素敵で大好きです。
・本編終盤、「本当はずっとこの人を待っていた」のシーンも、七星の想いにキューンとなって泣きそうになりました。
・原作描き下ろし、濡れ場で七星が前世と意識が混ざってしまい、「殿下」と呼びながらいたす…。原作でも大好きなシーンなのですが、音声も素敵でした〜♡
・現世と前世を行ったり来たり、時には時間軸も前後するので、原作を読んだ時はちょっと難しく感じたところもありましたが、今回CDを聴きながら数回再読したら、伏線なども以前より理解できたのでよかったです。
・キスシーンは数回。濡れ場は短いのも含めて3回で、BLCDとしては少なめと感じますが、ストーリーが素晴らしいので、物足りなさは全く感じませんでした。
・全体的にしっとりとしたBGMがとても素敵で、作品の雰囲気にぴったりでした。
・丁寧に制作されているので原作なしでも楽しめるかと思いますが、やはり原作を片手に聴くとストーリーの解像度が上がるというか、相乗効果で原作もCDも両方さらに楽しめるように感じました。
【その他】
特設サイトには野白先生のインタビューが、フィフスアベニュー ブログにはキャスト2人のインタビューが掲載されているので、未読の方はぜひ読んでみてください☺︎
特に原作がお好きな方にはぜひ聴いてみていただきたい、素晴らしい作品でした!!
素敵な作品に作り上げてくださったキャスト、制作者の皆様に感謝を♡
キャスト買い、原作未読での拝聴です。
一曲のバラードを聴いてるようなお話でした。良い意味で寝落ち向きです。
全体の感想より先に、攻め・ナナセへの感想を述べます。
本作は攻め視点ということでナナセの語りで物語が進みます。今回阿座上さん目当てで購入しましたが、いや〜〜……入ってしまいました。レビュータイトルの通り、ここに来て個人的な阿座”神”様リストに新規参入作品が来てしまいました。
転生ものではありますが、語り手のナナセは前世(受けより歳上の騎士)と現世(同級生の現代っ子)で、同じ人だけど微妙に性格が違います。語りの中でその区別がカチッと変わるときもあれば、フワッと変わるときもあるという、超繊細なお芝居をしてくださっています。フリトでご本人もその辺りの演じ分けについて言及されていましたが、原作未読でも音声だけでその変化がしっかり伝わってきて、これはちょっと名作だぞ……となった次第です。
そして、前世・現世のそれぞれの人格で受けのレオくん(レオポルト)への思いをモノローグするのが、なんかもはや歌を歌っているようで本当に素晴らしかったです。阿座上さん贔屓の皆さま、これは買って損なしです。
受けのレオくんについて、cv河西さんのBL作品は個人的に聞くのが3作品めで、「今までで一番ちゃんとしてるキャラだ!」となってしまいました(笑)。かなりヘタレキャラでお見かけしていたので…
今までのご出演作品でもそうでしたが、感情が揺らぐシーンで言葉を「へにゃっ」とさせるのが凄く良いです。リアル感があるというか、聴いていて飽きの来ないキャラに仕上げて下さってました。
また「受けが攻めより精神的に優位になる」というシチュが個人的に大好きなので、レオポルトの剣のシーンはとくに、身分差と恋愛感情が混在した素晴らしいお芝居でめちゃくちゃ良かったです。
作品全体について、転生ものの商業BLを聞いたのは初めてだったのですが、ファンタジー展開でも置いてけぼりにならず、しっかり没入できて本当に良かったです。BGMも雰囲気を繋げて欲しいところにはしっかり入りつつ、聞かせるところはお声だけ流すなど、1作品としてすごく綺麗にまとめられていたと思いました。良い意味で聞きやすくて寝落ちBGM向きです。
また、そこまで絡みのシーンが多いわけではありませんが、事あるごとにめっちゃキスしまくるので甘さ具合も十分確保されているかと思います。かなりチュッチュしてます。
以下、若干の難癖です。
評価というより好みの域ではありますが、転生ものということもあり、ヨハネス・レオポルト時代の結末をもっと壮絶な最後だと想像しながら聴いていたため、オチが明かされたときは思ったよりは軽めの悲劇で少し想定外でした。
そのため良くも悪くも、ドラマチックで号泣必至というよりは、上でも述べたようにバラードとか詩っぽい雰囲気です。
ただ、全体の雰囲気としては本当に丁寧にまとめられておりご都合感もないため、決して購入を控える理由にはならないと思います。