あらすじ
この世界には、「フォーク」や「ケーキ」と呼ばれる人間が存在する。フォークの人は普段味覚も嗅覚もないが、ケーキの人にだけ甘く感じ、食欲が湧くようになる。ケーキはそんなフォークから捕食される側の人間だ。
関谷青央は13歳の時に自分のことがフォークだと気づいた。社会はフォークに対する偏見が強く、ずっとその身分を隠して生活している。青央は自分が働いているコンビニの常連でケーキの人間・庄司丞に片想いしている。自分の想いを打ち明けるつもりはなく、ただひっそり見守っていられればいいと。
そんなある日、丞があるフォークの男につけ狙われていることに気がついた青央は丞を守ろうと尾行するが、目に入ったのはなんとさっきのフォークの男の遺体だった…
果たして、丞の犯行を見てしまった青央は丞に殺されるのか?青央と丞を待ち受ける運命とは……!?