電子限定かきおろし付
これを待ってた!こういうのが読みたかった!
書き込みもすごくて、心情描写も丁寧な作品です。
とにかく美しい。本当に美しいです。
新刊コーナーで見て一瞬で表紙買いしたのですが、
あの選択は間違ってなかった…!
むしろ大正解でした。
オメガバースの義兄弟再会BLです。
ちなみに年の差3歳、義弟α×義兄Ω。
まだ、義弟の啓杜が中一だったときに、はっきりとした発情期がこないのでΩじゃないかもしれない…などと話していた夏芽は、その夜発情期が訪れ、啓杜を誘惑してしまった。
罪悪感から家を出た夏芽は、大学三年生となった現在、
両親の海外赴任をきっかけに、五年ぶりに義弟に会いに行くことになり、、、
という冒頭。
まあ、、
会いに行ってナニもないことなどなく、、、ニヤリ
そして、義兄弟BLなので血は繋がっておらず、とにかく汗だくえちが多めで、終始ニヤリとしてしまいます///
というか、啓杜のしたたかに夏芽を囲っていく作戦が最高に様子おかしすぎましたし(褒め言葉です!)、過去に夏芽が離れていって自傷的にピアス空けたり、なんとも言えない不安定すぎる危うさがまた良きで、好きな人は大好きな設定すぎると思いました!!
けれど、危うさだけでなく、最後には全方位ハピエンという、背徳感もあまり感じさせない読了感の義兄弟BLですので、
義兄弟モノが苦手な方でも、攻めの様子おかしい(褒め言葉)ド執着がお好きであれば、楽しくお読みいただける作品ではないかなあと感じました。(まりあげは比)
こちらの作品がデビュー作ということで、今後どのような方向の作品を発表されるのか、とても楽しみです。
デビューコミックスだそうです!おめでとうございます!!
久々に兄弟ものを読みたくなり拝読しました
今回は義兄弟の弟攻めにオメガバースとなっています
兄がΩで弟がα
仲の良い兄弟(弟が兄に懐きまくる)だったけれど、発情期が来た事のなかった兄が初めての発情期で中1の弟を逆レしそうになってしまう・・・
この一件を境に兄は自分から弟を守ろうと家も離れるし、弟とも完全に距離を取ってしまう
それから5年
兄は大学生、弟は高3で再会
弟αの執着と、その執着は愛じゃないと教えて自分から離れさせようとする兄の攻防戦がメインです
明るいラブコメではなく、兄の後悔や弟のド執着が閉塞した世界の中で煮詰まってる雰囲気なのでジットリとした感じです
弟の兄へのド執着の理由は幼い頃からの兄への依存という蓄積もあるし(小さい頃の描写がとても可愛かった!)そもそも小さい時はまだαと決まってた訳でもないので、フェロモンに翻弄された訳ではない、と理解出来ます
一方兄の行動や思考が少し急過ぎたり極端過ぎて、良く分かりませんでした
兄の気持ちに寄り添い見悶えて見守る、という気持ちよりも、抗えない受け・絆される受けが攻めに翻弄される姿を描きたいのかな?という感じがしてしまい・・・
ストーリーやキャラに惹き付けられるよりも「そういう雰囲気」を感じる作品、という誘導感が印象に残ってしまいました
多分これを言っちゃお終いだよ・・・
と分かってはいるのですが、どうしても「いや、もっと話しておけば良くない?」って言いたくなってしまう
少しお話しの転機となるキッカケに納得がいかなかったり弱かったり、という所が引っ掛かってしまいました
兄が家を離れる行動や再会の流れなんかにそう感じます
特に再会のキッカケとなる「たすけて」の理由はもう少し他に何かあって欲しかった・・・
ご飯は最悪自炊しなくても買うなりウーバーするなり外食するなり、出来たんじゃないかと思うんですけど、この考えは野暮なんでしょうかね
どうにもこんな感じに理解が出来なくて気になってしまうキャラの行動が多く、あんまり集中しては読めなかった所もあります
それでも「萌評価」にしたのは、義兄弟問題に関しては置いておいたとして、オメガバ作品としてはオメガバならではの行為や行動が抑えられていたので、オメガバ作品らしさは色濃く描かれていたんじゃないかな?と思い、そこを評価としました
オメガバのえっちさも出てたと思います///
義兄弟もオメガバも絶賛今読み初め!というような読者さんには刺激的に映る雰囲気はあると思うので、そんな読者さんにはおすすめです!!
青木らき先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
執着 3
しんみり 2
な感じだと思います。
啓杜くん×夏芽くんのカプです。
今作はオメガバース作品で、啓杜くんはアルファで義弟、夏芽くんはオメガで義兄の義兄弟ものでもあります。
受けの夏芽くんは、当時中学生だった啓杜くんを発情期に誘惑してしまい、罪悪感と自身から遠ざける為に、家を出ます。しかし、両親が海外赴任したことで、実家で1人になってしまった啓杜くんに泣き付かれ、5年振りに実家に帰ります。
啓杜くんの執着心は、過去に誘惑してしまったことが原因だと思い、未だに罪悪感が拭い切れない夏芽くん。しかし啓杜くんのアルファのフェロモンに反応してしまって、でも自分達は普通の兄弟でいるべきだ、と啓杜くんからの想いや行為を拒絶します。
攻めの啓杜くん、夏芽くんに対して激重な執着心はあるのですが、意外にも待て、が出来ていて、夏芽くんの方から好きになって欲しがるまでは我慢します。
その為、帯に「汗だくえっちな」と書かれていますが、身体を繋げる絡みは物語り終盤に2人の想いが通じ合ってからで、その他だとそれぞれが1人でシている描写などがあるので、思っていたよりも汗だくえっちな描写が少ないかなとちょっと物語りなかったですね。あと個人的に、胸元の横線や肋骨が浮いている様なガリガリに見えてしまって「兄弟なのに…」と夏芽くんが思い詰めて食欲がなくなったのかな?と、裸体の肉付き感が気になってしまいました。
義兄弟ものなので、2人の関係を両親にどう説明するか問題では、思っていたよりもあったりしていたので、家族の中で、夏芽くんが一番、啓杜くんとの関係を認めていなかったなと思い、しんみりさはありますが、そこまで背徳的だったら重く暗い雰囲気ではないので、比較的読み易いかなと思いますので、是非とも読んでほしいです。
オメガバースについて知識がない人でも詳しく最初に説明されているのでわかりやすいと思います。
健気で優しい兄と超がつくほど兄に対して愛が重い弟のオメガバース作品。
お互いに血の繋がっていない義理兄弟だけど、兄弟として幼き頃からお互いに思いやり、大切にしてきたのが分かるし、そこから体も心も通じ合っていく姿がとても良かったです。
エロ描写は話の流れに沿って描いているのでより二人の通じ合う姿が魅力的に表現されているのと、番になるタイミングなど、どこを切り取ってもとても面白く絵が綺麗で魅力的です。