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加賀谷次長の顔面もスタイルも所作も好みすぎて、気がつくと毎巻追ってました。眼福。
そして、この9巻では作品の方向性に大きな動きが……
読者として、これまで非BLとBLの間にあるボーダーラインの上をずっと歩かされてる様な作品だなーと思いながら読んできましたが、8巻で登場した下薗くんが、9巻ではっきり自分がゲイだと自認しているキャラクターだと分かり(身近な人にはカミングアウトしていないようですが)よりBL感が増したと思います。
この作品は仕事描写や人間模様が魅力的に描かれてるので、男女キャラ共に「このキャラちょっと苦手かも…」と思っても読み進めればちゃんと愛着が湧いてくる所がとても好きです。
現に、私は人の心を弄ぶような思わせぶりな人たらしキャラって苦手な方なんですが、この作品って加賀谷次長をはじめ、そんな人がいっぱい出てくるんですよ。
下薗くんも、そのタイプ。
ただ、今までのキャラと違う所はゲイだというキャラ付けが加わった事で、より性的な意味合いでの思わせぶり、あざといネコちゃん感がガツンときます。
設楽くんにロックオンしていたかと思えば、加賀谷次長と初対面にして、すぐさま加賀谷次長の魅力の虜になり泊まってるホテルや連絡先を聞いたり……
まさに「加賀谷次長、狙われてます!」というタイトルに相応しい9巻でした。