特典

  • 『金色のいつか 1』 コミコミスタジオ限定有償特典12P小冊子

『金色のいつか 1』 コミコミスタジオ限定有償特典12P小冊子

kiniro no itsuka

商品説明

『金色のいつか 1』コミコミスタジオ限定12P有償特典小冊子
両面から読める(半分から逆さまいなっている)仕様の小冊子。
二人の出会いをそれぞれの視点から描いたお話です。

作品情報

作品名
『金色のいつか 1』 コミコミスタジオ限定有償特典12P小冊子
著者
三月えみ 
媒体
特典
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
金色のいつか 1
5

(1)

(1)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

村咲・富、それぞれの視点で描かれる「出会いまで」

『金色のいつか 1』コミコミ有償特典の小冊子のこちら。漫画12ページ。
両面、どちらからでも読むことができます。
(村咲→富、富→村咲へ切り替わる部分で上下反転していますが、
そのような仕様です)

それぞれの過去、初めて出会うまでの覚悟が深掘りされていて、
解像度がグッと上がるお話でした。

以下、簡単な内容と感想を...

=====
<富>
”20歳までに決行しようと決めていた”

印象的なモノローグから始まる富side。

富の20歳の誕生日、送られてくるスマホへのお祝いメッセージを見ながら
SNS上の"IRS"にメッセージを送ります。

罪悪感や尻込みする気持ちを振り切り送ったメッセージは
”(中略)俺のデビュー相手になってくれませんか”

富が求めているのは、過去ごと自分をめちゃくちゃに
壊してくれる相手でした。

思いがけず、ハート(いいね)とDMメッセージをもらい、
その内容の優しさにほっとする富。
しかし直後、”いや 優しさは求めていない”とハッとして
思い直します。

自分はただ、”堕ちるきっかけが欲しいだけ”ー

------
<村咲>
富と対照的に、”20歳までにやめようと思っていた”という
モノローグから始まります。

”けど、やめられないもんだな”
”やめる理由もないしな”

と、(モブとの)事後、ベランダでタバコを吸いながら
思いを馳せる村咲。

いろんな人と会うのは楽しく、相手も選ばず、
凹凸も相手に合わせてきたしセックスも嫌いじゃない。

ただ、それらが恋や愛に繋がることは
一度もなかったー

と振り返り...

もう潮時なのだろう、と思っていた矢先、
富からのメッセージが届きます。

”山吹富”と表示される名前を見て
「すげー裕福そうな名前」「しかもデビューって」
とツッコミを入れる村咲。

"まさかこれリアルアカ?本名?"
"裏アカと間違えたのか?せつねー"

と呟きながら、「...たまには 人助けでもしてみるかな」
”やめるきっかけになるかもしれないし”と微かな期待を込めて、
待ち合わせに向かうー

======

それぞれのラストページで、傘を差して佇む相手が映る、
という印象的なエンディング。

特に村咲に関してはその過去が本編では
深く語られることがなかったため、貴重なエピソードだと感じました。

ここから二人の物語が始まったのだ、と思うと
感慨深く、もう一度本編を読み返さずにはいられない
両者のエピソードでした。

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