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何度巻き戻っても繰り返される絶対の愛
小説


ジャンルとしてはBLで恋愛小説ではありますが、内容がとってもしっかり作られています。芸能界という世界、俳優として、映画の内容、本人たちの心情諸々
ただのBL小説と侮ってはいけません。
灰鷹さんの文章がもともと好きなのですが、その魅力はしっとりとした地の文にあると思っています。終始控えめなテンションで綴られているようで、かといって平坦でも無く、静かで秘めた熱を持つ展開にゆっくり手を引かれるような気持ちになります。今作もそうで、その魅力を堪能できました。素敵です!
オメガバース、巻き戻り、サスペンスという要素がある中で、胸の底が抉られるような痛みと共に、深いところからの救済ドラマがありました。読みながら何度か悶絶しました。「ええー!?」とか「うそー!?」とか言ってしまうので、人前では読まない方がいいと思います笑ゆっくりじっくり堪能する事をオススメします!
前半ではずっと「めちゃくちゃ苦しいなぁ」と思いながら読んでいました。二人だけの秘密を持ちながらも、淡々と積み重なる想いは苦しみがほとんど。
「うう、辛いなぁ」と言いながらもページを捲る手は止まりません。そこでだんだん疑問を持つんです。劇中劇が重すぎない?と。でも、読みなさいと何かに背中を押されるように読み進めました。それで最後まで読み進んで、「あああー!まじかー!?なんてこと…」と何度かひれ伏すことに。
全部に意味がある。
繋がりがすごく優しくて…深い!
人が人を理解する様が描かれているところが、本当にイイ。もう絶対読んだ方がいいです。
読後はとても幸せです。
そして、「のぞみくんの幸せ」を心から願いました。
巻き戻りBL小説は、悪役令息とかのファンタジーが多いですが、こちらの物語は「現代×オメガバース×謎解き」の作品です☆
読み始めて感じる「おお!」は、一人称なのに地の文が三人称視点のようにしっかりしていること!もとがネット小説なのに、文学的匂いがする、本好きには堪らない文章です✨
夏希(受け)の巻き戻りから始まる物語ですが、なにしろ自分が誰かに殺されるのがキッカケで巻き戻るので、犯人はだれだ、同じことが起きないように、と主人公と一緒になりハラハラします。
と、同時に、殺されたときに夏希のお腹にいた子への想いの切なさ。愛した三間(攻め)とのやりとりに夏希の気持ちが揺れて苦しむ切なさ。そんなストーリーがテンポ良く展開されて、あっという間に世界に引き込まれます!
映画題材で戦争の話題をリアルに入れていることにも、作者様のお力の凄さが伝わってきました
私が特に泣いたのは、三間の真実が分かったところ。もう、何度読んでも、その想いの深さに泣けます。
こんなに心揺さぶられる物語に出会えて、心から感謝しています✨✨
まだ読まれていないシリアス好きの方には、是非読んで欲しい作品です✨ハマりますよ~
高評価とあらすじに惹かれ購入しました。
現代の死に戻りもの。
ドキドキと続きが気になってページを捲る手が止まりませんでした
(>ᴗ<)
受様は駆け出しの俳優でオメガの夏希。
人気俳優のアルファ、三間とヒート事故で身体を重ねることに。
妊娠した夏希は、相談するため待ち合わせた非常階段で何者かに突き落とされ、気付けば真っ暗な中、小さな手に引かれていて、2年前に戻っていた。
2度目の人生ではもう三間には近づかない、と思っていたのに、映画での共演が決まり、距離が近づいていく。
この攻様である三間ですが、うーん。
私にアルファへのイメージが固まっているせいか、どうもはっきりせず。
強引なんだか、ヘタレなんたか。
夏希への態度が中途半端に感じて、なんだコイツ。
どうしたいんだ、何をしたいんだ、とムキーーーー。
ようやくの告白を聞いて、夏希と一緒に驚いて、知らなかったとはいえごめん、な気持ちになり(T_T)
三間の深くて強い愛情に胸熱でございました。
でもやっぱり、夏希を散々悲しませたのはマイナスポイントですわ。
この映画のストーリーにも納得。
なるほど、めっちゃストンときました。
家族愛に満ちた暖かいラスト、よかったねぇ(´•ᴗ•̥`)
アルファポリスさんで、書籍刊行記念SSが掲載されていたので、甘々Loveの補充させていただきました♡
階段から突き落とされて亡くなったオメガの夏希が、死に戻ってベータとして生き直す話。ベータに擬態したのは、一度目の人生で事務所に言われるがままにキャラを演じていたことへの後悔があったのと、ヒート事故で妊娠したことで殺されることになったのではと考えたからです。二度目の人生ではヒート事故の相手である三間との共演を避けたつもりが、今度は別の作品で共演することになり、三間は一度目よりも距離を詰めてきます。夏希は三間が自分を殺した犯人だと疑っていますが、そうではないと信じたい気持ちもあり、三間の提案を受け入れて共に過ごすうちに、自分を殺した犯人は彼ではないと考えるようになります。しかし、一度目の人生をなぞるように、再び悲劇が二人を襲い……。
真相がわかるまでは三間の本心が見えてこないので、夏希と一緒になってその言動に混乱し一喜一憂させられます。彼が背負っていたものの重さを知れば、「諦めないでくれてありがとう」という思いでした。始まりはヒート事故でも、それをきっかけに互いのことを知り、惹かれていった過程が丁寧に描かれていて、恋心や切なさに共感できました。
本編最後の挿絵と文章にそこに至るまでの諸々が思い出されて、幸せな姿が胸に沁みました。
