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今の私の生活テリトリーが舞台になってるので、出てくる地名がいちいち嬉しい。
マイナーな地名も、ごく自然にさらっと登場する。
独特の空気感のある作品でした。
これがかわいさんがはじめて出された本かーと思うと、感慨深いです。
クオリティの高さはもちろん、書きたい世界観がダイレクトに伝わってくる。
昨今のBLではなかなか遭遇できない「凄み」みたいなものを感じました。
主人公は医者二人です。
傲慢な俺様攻めと、気弱な受け。
攻めが強引に受けを手に入れ、同居生活がはじまる。
攻めの動機が「好きだから」じゃないのがイイ(少なくとも自覚してない)。
ただ興味をひかれたのだ。サディスティックな欲求に突き動かされて手に入れた。
ただ、一年の同居生活のなかで、関係は少しずつ変わっていきます。
二人の過去が明らかになり、受けが少しずつ脱皮しはじめる。
話の底のほうに常に存在しているジワジワとした緊張感がたまらんかったです。
『EGOISTE 2』に続きます。