あらすじ
【内容紹介】
男色小説作家「あすかともゆき」の短編集。「裏窓を叩く雨 ミックス壱」「男汁に涙して ミックス弐」「絶叫電車 ミックス参」に続く四冊目の発刊。若くして無宿人になった藤吉は、姓奴として辱められていた江戸の盗賊団から逃亡するが、小田原で追手に捕まり絶体絶命の危機に陥る。しかし通り合わせた謎の浪人影乃介に救われ、そのまま二人して京の都へ東海道を旅することになる。男色の手ほどきなら嫌というほど受けている藤吉と、稚児を甚振ることには長けている影乃介に、立ち寄った宿場で出会った男たちや江戸からの追手が絡み合い、阿鼻叫喚の痴態が重なる男色淫乱道中記。二人の旅が始まる「性奴の旅立ち」、大井川の川越での情痴を描く「濡れた尻穴」、国府宮の儺追神事(なおいしんじ)を舞台にした「裸祭りの男」、三井寺の僧兵との攻防に手に汗握る「血染めの男根」、陰陽師の妖術に惑わされる「都の色魔」、以上五編を収録。
【著者について】
あすかともゆき。男色愛欲小説家。99年5月、ゲイ情報誌「Badi」(テラ出版)に掲載した「裏窓を叩く雨」が評価される。その後、「さぶ」(サン出版)に発表した「阿修羅の佐平次捕物帖」シリーズを経て、主に「G-men」(古川書房)において多くのゲイ小説を発表。「夜明けの色」で第9回Badi小説大賞読者賞、「公園雨情」で第10回G-men小説グランプリ優秀賞、「恥辱連鎖」で第12回Badi小説大賞佳作等を受賞。