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表題作追憶の旋律 ~コールド・レイン~

元恋人でジャズバー店長 片岡真佐幸
一流商社マン 安曇野伶一 26歳

その他の収録作品

  • 愛の巣
  • あとがき

あらすじ

商社マンの安曇野伶一は、出世コースにいる恋人の片岡真佐幸が謂れなき中傷で窮地に立たされた時、自らの保身のため彼を見捨ててしまった。それでも土砂降りの雨の中、片岡の愛を失い熱く苦い涙を流した夜を安曇野は忘れられない。そして3年ぶりに音信不通だった片岡が経営するジャズバーで、偶然再会した安曇野は彼に謝ろうとする。だが、片岡はそんな安曇野を乱暴に陵辱して……。
出版社より

作品情報

作品名
追憶の旋律 ~コールド・レイン~
著者
伊郷ルウ 
イラスト
榎本 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861342684
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

昔の男と今の男

こんなイヤな登場人物ばかりが出てくる話を読んだのは始めてだ(笑)
とにかく等身大の人間がうまく書かれている。だから、読んでいてむかついてならず、それはそれでスゴイと感心した。
以前ノベルズで発行されたものの文庫化。それに10Pほどの書き下ろしがあった。
話は、一流商社に勤める受が、昔の恋人と再会するところから始まる。口説かれている新しい男に連れられていった先に攻がいたのだが、そこからは、受はもう攻しか見えない状態。
受の、その人でなしぶりがひどい(笑)
新しい男を自分の勝手で待たせている(焦らしている)のは自覚しているのに、いっぽうで攻を追いかける受。過去に横領の罪を被せられ、会社を辞めたのは受が支えてくれなかったからだと口にする攻。振られて逆上する当て馬。
すべてはすべて、恋愛ゆえなのだろうが、ボーイズラブ小説ではあまり見られない生々しい人間ドラマだった…。

2

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