• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作「して。」 4

神代秀一
岩崎和由

あらすじ

ライバルにもめげず誘惑にもぐっとガマン―――
山超え谷超えジタバタするから恋愛はやめられない!
いよいよラブラブ・アワーもフィナーレだ!!

作品情報

作品名
「して。」 4
著者
内田一奈 
媒体
漫画(コミック)
出版社
宙出版
レーベル
MISSY COMICS
シリーズ
ぼくはこのまま帰らない
発売日
ISBN
9784872872330
2.5

(2)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

言うことはご立派な和由くん

古い作品ですが、「長いのを読みたい」と言ったところ友人に貸してもらいました。

昔、1人の男を取り合った女性と結婚している秀一(26・世間的には逆玉)と、秀一が勤める会社の社長令息である和由(18→19)の話です。

いやあ、もう何て言うかイライラしました。
秀一は一途なんです。
「2人とも二度と俺の前に現れるな!」と彼女(秀一の現妻)と秀一を切り捨てた男がよりを戻そうと無理矢理襲ってきてもきっちり蹴りをつける。
あの件はなかなか良かったです。
昔の男も「切り捨てたあともずっと秀一と自分は繋がっていると思っていた」と言う辺りはとても良かった。

なのにですよ。
和由が不誠実過ぎて。
自宅マンションで命を救った大学生を家に住まわせて思わせぶりなことをした上に、相手が自分に惚れてきたら拒んでいるようで全く拒まない。
自分からキスしたりしてしまう。
さらにその大学生と同じ大学のヒモ学生とも関係を持って、「これで最後にする」という言葉で簡単に呼び出されて関係を重ねる。
それでいて言うことは立派なんです。

「お前(秀一)だけを愛する!」
「秀一さえいてくれたらそれでええねん!」

えー。
うそやーん。

秀一は昔の男に対しては受けだったので、受けになると相手を束縛して、あの頃と同じ醜い自分になってしまうという理由で受けをしたがらないのです。
だから和由がタチをしたいなら別の人としてもいいなんて言うのですが、自分は「両方(心も体も)和由で満たされてるから、和由だけでいい」と。
それなら潔く受けたれよと思ってしまうおばちゃんごころ。

最後、当て馬?というか和由がフラフラしていた2人が…という展開になるものの、そこでも和由は冗談っぽくはあってもフラフラ。
この子の言う「お前だけ」は本当に信用ならないなあ、というわけでしゅみじゃなかったです。
それまで遊び人でもせめて「唯一の愛」を見つけたら誠実でいてほしかった。
秀一も頑なにネコ拒否しない懐の広さを見せてほしかった。

では「motto!」を読んできます。

0

完結

最後の最後、秀一の嫁。
か・・・・カッコイイ.+:。ヽ(*゚ロ゚)人(゚ロ゚*)ノ゚.+:。━━━━!!!
自分の恋愛を恥ずかしいものだと思っているのか。
胸を張れない恋愛をしているの?
堂々と公表すればいいじゃない。
もちろん、秀一と離れられなくて秀一を縛り付けてはいる。
いるのだけど、もともと秀一が女を愛せないことを知っていて、昔の諸々含めて同じ場で戦ってきた戦友でもある。
和由との関係も知っているし、別れる別れないでケンカもしたりしたけれど、最後の最後でうまく消化したかなという感じです。
なんだよ~で終わらせないところがさすがだと思った。
納得だよ。
本来のカップルはといいますと、和由の方面で増えていった愛人じゃないけど、関係をもった男たちが増えて増えて。結局秀一にもばれて。
けれどの思わぬ展開が面白かった。
ロンゲで、女も男も入れ食い状態のあの臣悟ちゃん。
ちょ!なに?!髪きったら本当にカワユwwww
遊びまくっていたのだが、今度はいちから恋愛を始めるなこれからが楽しみな終わりでした。
この後は「mott!」に続くわけですが、これはこれで気持ちよく終われたなという雑感。
敬語攻な秀一に萌え。なのですが、もう一回くらい秀一が受けてくれてもよかったかな・・・とちょっぴり思ってしまいました。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP