もう、君なしでは生きられない。

雪の記憶

雪の記憶
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
27
評価数
7
平均
3.9 / 5
神率
28.6%
著者
剛しいら 

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イラスト
高群保 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784773099003

あらすじ

臨床心理士の如月は、年下の恋人・佐々木との暮らしにも慣れ、慌ただしくも満ち足りた日々を送っていた。寝食を忘れて仕事に没頭する如月を心配した佐々木は、休息を取らせようと山奥にある温泉へと連れ出す。久しぶりの蜜月のはずが、雪山で遭難した少年を発見したことによって、事件へと巻き込まれてしまう。記憶をなくしていた少年を一時的に預かることになった如月は、その断片的な言葉から、少年の過去を導き出そうとするが。
出版社より

表題作雪の記憶

10歳年下・佐々木洸太
臨床心理士の如月東栄

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レビュー投稿数2

涙の意味

おお!凄い。
初っ端から如月先生と洸太くんが温泉旅行をしているぞ!
1巻目を振り返ると凄い進歩だねぇ、如月先生。
おまけに随分積極的ではありませんか!

如月先生が慣れないことをした所為なのか、2人は『夜の散歩』に出かけた先で、雪に埋もれて倒れている少年を見つけます。
自殺未遂か、殺人未遂か?
意識を取り戻したその子は、事件についての記憶を完全になくしていました。
降り積もった雪の所為で彼以外の人間が側にいたかどうかも解らず、放っておけない如月先生は『雪生』と名付けられたその子の記憶を取り戻すべく、自分の所に呼び寄せて治療を行います。

何と言っても素晴らしいのは、このシリーズを飾るようなラストの雪生の涙ですよ!
このシリーズでは何人かの子ども達が出てきました。
社会との軋轢で、あるいは自分で自分が認められなくて、あるいは親や大人の欲望に振り回されて、歪められてしまった子ども達の悲しみを浄化するような涙。

「涙が血液だ」というのを、私、この本を読んで初めて知りました。
生きていくために欠かせないものだったんですねぇ……
子ども達のために奔走してきた如月先生がレジリエンスについて考えるシーンがこのシリーズのまとめとして、スッと胸に飛び込んできました。

今まで書かなかったですけれど、シリーズ全体を通して(特に後半)洸太くんが如月先生の為に作るご飯がやたら美味しそうで、それを子どものように喜んで食べる如月先生も可愛らしくて。
最後の『おまけ』エピソードでは、突然訪問した如月先生のご両親との食事シーンも書かれておりまして。
これらの食事シーンではかなりほっこりしたことも付け加えておきます。
あー、満足した(かなりキツイシーンもありましたけれど)。

0

再生の始まり

仕事に没頭する如月を温泉に誘う佐々木。のんびりと雪景色を楽しんでいる二人の前に現れた、記憶をなくした雪生。一人だけで雪の中に倒れていた理由は?

このシリーズは、毎回子供がいろんなものの犠牲になり心傷つき、それを助ける如月。そんな如月を支える佐々木。って具合になっています。
今回も大人の歪んだ愛情に犠牲になり、学校へも通わせてもらってなくて。心だけでなく、肉体的にも傷つけられた雪生。
いろんなことが一段落したとき、心許しかけてたいた青年を見たとたん、やっと涙を流すことが出来たんですが、そんな雪生を見た如月が
「再生の始まりだな……」今、自分の涙で心を洗っているのだ。
って言うんですよ。このセリフに涙がこぼれました。
涙には、そんな役割があるんですね。

まだまだ読みたいシリーズです。

4

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