大切すぎて擦れ違う想いの行方は……

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表題作弁護士成瀬貴史の苦悩

相澤喬司
成瀬貴史

あらすじ

現在、広域暴力団武藤組の顧問弁護士として働く元特捜部検事の成瀬貴史(なるせたかふみ)は、一度は別れた男であり、かつては同僚でもあった相澤喬司(あいざわきょうじ)と再び恋人としてひとつ屋根の下で暮らすようになっていた。
 相澤に恋してはいるが、指定暴力団の弁護士を務めている自分の存在は彼のためにならない。そう思い込んでいる成瀬は、相澤からなんとか離れようと画策する。そんなとき、以前、成瀬が有罪にした男が現れて!?
出版社より

作品情報

作品名
弁護士成瀬貴史の苦悩
著者
高岡ミズミ 
イラスト
水名瀬雅良 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
発売日
ISBN
9784062865531
2.7

(7)

(1)

萌々

(0)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
16
評価数
7
平均
2.7 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数2

続編て必要だったのか?

成瀬さん、往生際が悪いです。
黙って幸せになりゃいいじゃないですか!
と言いたい(*`д´*)

作者様があとがきで仰っているように前作よりも受け:成瀬の意地っ張りひねくれ度が増してます。

親との確執や過去のお相手をチラッと匂わせて、頑なな態度をとる理由を提示しているので無理はないですが…いかんせん周囲の方々がマイペースで騒がしいです。

脇役スキーの私としてはナイスミドル牧村さんが黒い部分もなく、とても紳士な金融屋なのが惜しい気もします。

今作は成瀬が昔、有罪にした男が仮釈になり逆恨みして嫌がらせ&襲撃という事件や、仕事上で相澤と対決というエピソードもあるのですが正直、奥行き不足!

実直な相澤が前作より心情を吐露してくれるのが救いです。

でも、やっぱり『イイ年した大人が何やってるんですか感』が拭えない。

そして濡れ場への展開が急すぎ(笑)
あんなに意固地な成瀬さんが快楽に弱い躰というオチなんですね。

水無瀬雅良さんの美麗な挿し絵じゃないと、このグズグズ進行はしんどいかもしれないです。

データベースで相澤がなぜか鬼畜攻めってなってますが…鬼畜の鬼すら見当たりませんが( ̄▽ ̄;)
真面目さんな良き攻め様ですよ!

3

また成瀬の悪い癖が・・・

前巻で相澤とうまくまとまったはずなのにあれれ?という冒頭部分。
それから終盤近くまで成瀬のネガティブ思考にそろそろウンザリ、という手前で浮上しました(笑)。
成瀬が結局何をしたいんだか、しようとしている事をどこまで本気で思ってるのかなかなか掴めなかったですね。
ツンデレで天邪鬼なんですが、最後の最後でツンになりきれてないのが、私としては惜しかった。
で、結局なんだったの?という終わり方なんですが・・・。
中立評価にしようと思ったのですが、最後に可愛かったのでギリ萌評価という感じです。
女々しい受けが苦手な方にはお勧めできません。

2

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