甘酸っぱい恋の味 学園ラブ!

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表題作ヌードな予感

鷹沢祐司 天才的な絵画の腕を持つ高校生
笹塚匠 普通の高校生

その他の収録作品

  • ヌードな快感
  • あとがき

あらすじ

「…脱いでくれないのか? もしかして恥ずかしい?」
  天才的な絵画の腕で有名な同級生の鷹沢に、モデルをしてほしいと熱く真剣にアプローチされた匠。断りきれずに引き受けたけど、鷹沢が言うモデルとはなんと「ヌードモデル」で…!?
「色が白いんだな。でも乳首(ここ)はもう少し赤みがあったほうが良い」超男前だけど天然で、無意識に真顔でエロい鷹沢と、ごく普通の高校生・匠の恋の行方は? 恋の甘さがいっぱいです。
出版社より

作品情報

作品名
ヌードな予感
著者
加納邑 
イラスト
南月ゆう 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048674508
2.6

(5)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
11
評価数
5
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

いい感じにエロい

天才的な絵の腕を持つ鷹沢は、かわいい匠をなんとかヌードモデルにしようとあの手この手とつくします。
なんとか「脱がせよう」と口説く鷹沢のせりふがイケテマス。
ほかのやつでもいいじゃないか?と嫌がる匠に
 
どこにも魅力がない人間を、どうやって書いたらいいかわからない
傲慢ともいえる、俺様なエクスキューズにちょっとキュンとします。

最後は俺も脱ぐから、お前も脱げ!という口説き文句で無理やり脱がせてしまいます。
さらには乳首の色がうまくだせないから、お前の乳首の上に絵の具を塗って色合わせたい、
直接触らないから大丈夫だ、筆でなぞるだけだから

って、そっちのほうがエロいじゃないか、と思いますがw
このあと鷹沢を避けていた匠も心を開き、二人の距離がどんどんなくなっていきます。
もうラブラブ世界に突入です。
コメディっぽく、軽いタッチに上、エロいので胃にもたれません。

1

ヌードな予感

天才画家高校生×平凡な高校生の同い年カプでした!
受けの主人公に創作意欲をかきたてられた攻めが、ヌードモデルを引き受ける話。
雑誌掲載分と書き下ろしがあって、書き下ろしではもう出会いから10年後です。
同棲してそれぞれ仕事もちゃんとしてる…んですが!!
その書き下ろし部分で、攻めが手のひらにペットの亀を乗せて可愛がってるシーンがあって。
で、そこからエッチになだれこむんだけど…
え…いやぁ…普通にその指で突っ込んだりもしてるし…
それがいつもの彼らのスタイルなんだろうか…なら止めません。笑

1

ふわっとした甘さ

堅苦しいのはちょっと・・・という気分の方にぜひオススメしたい作品。
高校生ながら既に周囲から絵の才能を認められている鷹沢祐司と、ごく普通の平凡な生徒である笹塚匠のラブラブストーリーで、口当たりも良いしとにかく甘い。
残念ながらあまり私のツボではなかったんだけども(オトナ好きなもので・・・)、学生モノらしく全編可愛らしい雰囲気で包まれたお話だった。

表題作は口下手だが情熱的な鷹沢と、素直で快活な匠との出会い編。
共通の友人である筒井の強い要望で、初めは鷹沢の絵のモデルを渋々引き受けた匠が、次第にその絵から溢れ出る情熱にあてられ、そして鷹沢自身にも惹かれてゆくというストーリー。
なし崩しでヌードにさせられたり、乳首に色をつけられてアン!などという、BL的サービスシーンも満載の上、爽やかでとても読みやすい文章なので、軽く読み進められるかと思う。

個人的に学園ものがすごく好き!というわけではないので、少々冷静に読んでしまったのだが、どちらかと言えば運動部よりは文化部(攻め)が好きなので、絵描き攻めはわりとプラスポイントだったかもしれない。
また鷹沢の寡黙なくせに強引という、アーティスティックな面も悪くない。
後半の10年後ストーリーも含めて、全体的にさほど際立ったエピソードというものはなかったかなあというのが正直な感想だが、匠のさっぱりした明るさや鷹沢の籠るような熱っぽさというのは、キャラクターとしてはとても魅力的だった。

胸がちりちりするような辛いシーンは皆無なので、最後まで安心して甘さを堪能できる作品かなと思う。
ラブコメ的なものを読みたい!という方はぜひぜひ。

2

甘い幸せの影がちょっと気になる

主人公の匠は、最初は同級生・鷹沢の事を先入観で特別視しがちだった。
そこから実際に知ってみるといい奴じゃんって見直す気持ち、鷹沢自身が描いた絵を傷つけられたのを慰める気持ちから恋心に発展していく…という流れはすんなりと読む事が出来た。

ただ気になったのは、攻めの鷹沢の行動。
話した事もない同級生にいきなりヌードモデルを頼んだり、絵筆で乳首攻めって行動は突拍子ないし(どうもBLトンチキとして流せなかった)、
その一方で親に対しては絵の事で理解してもらっているという謙虚さがどうも噛み合わなかった。

自分が綺麗と感じたものにこだわる点は芸術家としては結構なのだろう。
自分の事とそのこだわりを理解してもらうのは匠と二人の共通の親友の筒井だけでいいから同級生の妬みを買っても平気って所や、画家として大成できるチャンスがあっても匠から離れたくないからと断る所など、鷹沢の心情が上手く理解できないせいか、もやもや感が拭えなかった。

多分、大人目線で感想を持ったせいなのだろうけど…
どうも未成熟なまま大人になった自己中くんのような…

鷹沢も匠もお互いに相手を思いやりたくて、いつも一緒にいる為に双方が相手に合わせる行動をとっているけれど、甘くコーティングされた幸せの影に何となく依存心が隠れているような気がする…

て、考えすぎ?

0

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