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3作品収録の2009年作品。
「恋するCUPID」
突然事故死してしまった親友のナツメが幽霊になって現れた…!
気になる人がいたが何も言えずに死んでしまったので、代わりに告白して〜!と頼まれた朋生。そのお相手は、建築デザイナーで32才の薮内。自分のバイト先でも見たことのある男性だった。
朋生は仕方なく藪内に「友達が…」と説明したが。
大人の男・薮内と朋生がくっつきます。ナツメはちょっと切ない。
「無期寵愛」
オヤジ弁護士xクール眼鏡弁護士。
このオヤジは過去知らずに眼鏡を傷つけていて、そのせいで何年も遠回りしてしまった2人です。しかし…
酔ったあげくゲイならやらせろ…って。サイテーじゃん。
「鏡はいらないっ」
母親同士が双子の、同じ顔をした従兄弟同士。小さい時は仲良しだったのに今は…
思春期の難しさがあるんだけど、お互い素直さを取り戻して両想いに。
こういうのはHしなくていいと思うけどHシーンありです。
表題作のナツメちゃんは亜樹良作品に珍しいタイプでカワユイ。
表題作推しで「萌x2」。
死んだ親友の思い人を好きになってしまう大学生の話。
シリアスとコメディが萌えに融合していていい感じでした。
ただ、1, 2作目の攻めがほぼ同じ姿なので、同一作品だと思って読み進めてしまい、「え!?なんで堂々と浮気してるの!?」と焦ってしまいました…笑
キューピット。
読み終えてからタイトルをみるとなんとも、切ない気持ちになりました。
親友が事故死してしまう。
成仏してなかった親友が
笑顔で登場。
好きな人に気持ちを伝えられなかったことが心残りだという。
自分の気持ちをその人に伝えて欲しいという。
結局親友が好きだった彼のことを
自分も好きになってしまい
恋人になる。。。。
え?これで良いの?
しかも成仏していないし。。
親友は笑顔で納得しているような
設定ですが
そりゃないじゃないか?
と納得できない悶々が
イライラにかわりました。
設定はおもしろかったのですが
お二人さんお幸せにとは
全く思えない作品でした
亡くなったゲイの友達が幽霊で出て来て
乗り移られたりする話なんですけど
その幽霊がなかなか成仏しないんですよね。
私が気になったのは幽霊と主人公の間で
繰り広げられる葛藤。
とにかく幽霊君が全く自重しないというか
控えめな性格では全くないところ。
とにかくそれが合わなくて困りました。
主人公は被害者と言って良いと思いました。
明るいコメディなんですけど
若干そんなキャラにイライラしつつ…みたいな感想でした。
他の短編の方がまだ面白かったです。
表題作はちょっと変わったファンタジー物。
ワイルド系の大人な社会人と大学生のお話。
攻めがまた顎鬚でワイルドで見惚れてしまいました(笑)。
大学生の方は性格が良くて好感が持てる。
コミカルな展開で笑いもあり、切なさもあり、なかなか楽しめた作品でした。
あと好きだったのは「鏡はいらないっ」。
高校生同士のお話でよくある展開だとは思うのですが、この本の中では一番切なくてキュンとしました。
萌度は他の2作品よりも感じた作品でした。