表題作狂人推奨

J
親友
D
名前さえもうばわれた

あらすじ

感覚の再現を繰り返すことが狂える世界の最短距離。
変化を恐れ、進化を望まずに、現在だけにしがみついた瞬間から
私の、あなたの、おまえの、きみの平凡な神経は破綻をきたす。
それでいい、それが正しい。
自分の意思とは関係のないところで心臓が動き続ける仕組みと同じように
深いこころも日々新たな局面を迎えるべきだ。

つまるところ、この世には二種類の人間しかいない。
すぐれた狂人と、そうでないもの。
私とあなたとおまえときみがそのどちらに属しているかを見分けるために
ルールをひとつ教えよう。

狂人推奨

それがこの話だ。

本誌表紙より

作品情報

作品名
狂人推奨
著者
秀香穂里 
媒体
小説
サークル
Cult7〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
発売日
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

徹底的に鬼畜

キャラ文庫から「堕ちゆく者の記録」が発行される前に読みました。拉致監禁のお話です。

というわけで、「堕ちゆく者の記録」と被るお話な訳ですが、登場人物も監禁場所のシチュエーションも違います。
「堕ちゆく者」は一般向け、こちらはより崩壊気味と言えばいいでしょうか?最後まで誰も救われないです。
「狂人推奨」なわけですから、みんなで狂いましょうでいいのでしょうか?読了後、秀さんだいじょうぶ?って思っちゃいました。

はっきり言ってJさん狂っていらっしゃいます。Dが現在正気なのかやっぱり狂ってきちゃったのか、この長さでは十分表しきれていない気もします。
いっそのことエッチ無しのプラトニックなSMの方が説得力が出てのではないかと思いました。
エッチを入れるなら、Dを徹底的に落としてくれてSMとして表現したほうがスッキリしたかも。少なくともDはM(マゾ)じゃないですもんね。←ここの辺りに不満がある場合は、「堕ちゆく者」を読むことをおすすめします。

私としては、両方読んで大満足でしたが。

2

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