表題作Knockin' On Heaven's Door(合同誌)

オペレーター、ピッチャー、花嫁の父、医者
上司、キャッチャー、親友、ヤクザ

その他の収録作品

  • 恋愛引力
  • ゆっくりおいで。
  • 花嫁の父
  • 黄昏の空

あらすじ

一話目は、【カプチーノ】宇宮有芽「恋愛引力」久しぶりの逢瀬に、思わぬ邪魔が入ってしまった二人のお話。
二話目は、不破さくら「ゆっくりおいで。」ピッチャーとキャッチャーのお話。
三話目は、【人工楽園】英田サキ「花嫁の父」花嫁の父とその親友のお話。
四話目は、【帝國古典主義】藤城靜「黄昏の空」医者とヤクザのお話。

統一されたテーマはないようですが、全体的に可愛い大人です。

作品情報

作品名
Knockin' On Heaven's Door(合同誌)
著者
英田サキ  宇宮有芽  藤城靜 
イラスト
北上れん 
媒体
小説
サークル
人工楽園〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
発売日
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

オヤジスキーにおすすめ

四人の合同作品集。もっぱら可愛い大人中心です。

■「恋愛引力」: 宇宮有芽 作 
物流会社のオペレーター・柳と上司・志摩のお話ですが、そこに現場作業員の望月(ごついオジサン)が絡んでくるのでなかなか面白いお話になっています。
恋人同士になったものの、仕事の都合ですれ違いばかりの二人は、久々に一緒に過ごせる時間ができウキウキドキドキしていたのですが、
望月が「オカマ掘られちゃった」悩みを志摩に相談してきたものだから・・・
志摩は大人な分、表に出すのは最後ですが、柳が思いっきり期待しちゃっているので悶々としています。可愛いったらない。

■「ゆっくりおいで。」: 不破さくら 作 
同じチームのピッチャー・吉岡とキャッチャー・北田のお話です。
酔った勢いで告白してしまった北田(年上)がヘタレで可愛いです。
好きなのに先に進めないのです。関西弁で強気な発言をするところもいい。
吉岡は直球投げの投手そのもので言動も直球、
北田は無意識のうちにいちいち「吉岡が好きだ」という言動をするのに、
いざというときにはヘタレまくり。でかい男二人が可愛いです。

■「花嫁の父」: 英田サキ 作 
男で一つで育ててきた娘が嫁に行った晩のお話。
もともと恋人関係にありながら、相手にたまたま子どもができ、結婚する事になったため親友関係に戻り、その妻が亡くなってからも良き友人を務めてきたのですが・・・
蛇の生殺し状態だったでしょうね。
一番幸せなのは、娘にも親友にも大事にされているパパです。めでたしめでたし。

■「黄昏の空」: 藤城靜 作 (表紙はこの二人:イラスト・北上れん)
ヤクザが親代わりだったので、ヤクザになった青年とそのヤクザの親友の医者とのお話。アメリカから一時帰国する医者(既に両思い)を迎えに行った青年ですが、ワクワクしている気持ちを押し殺したツン気味な態度が可愛いです。
ただ、惜しむらくは途中まで分かりづらかった。もう少しページ数があればよかったんでしょうか?

総合して、「ゆっくりおいで。」が結構好きです。野球もの?と尻込み気味だったのですが、杞憂でした。
それから、望月さんのオカマ掘られ話が是非読みたいなっと・・・

2

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