密約のディール

mitsuyaku no deal

密約のディール
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×240
  • 萌17
  • 中立3
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
12
得点
304
評価数
83
平均
3.8 / 5
神率
21.7%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
価格
¥870(税抜)  
ISBN
9784344834064

あらすじ

次期社長として順調な人生を送っていた水城だが、ある理由から大嫌いな相手、同級生の鴻上の愛人にならざるを得なくなり…。

3月27日発売⇒4月30日発売⇒5月29日発売 

表題作密約のディール

鴻上拓真、32歳、外資系ファンドBCM日本法人代表
水城冬樹、32歳、東栄電工社長

レビュー投稿数12

サスペンスを含む経済をテーマにした相思相愛もの

株式のMAやBCMに絡む相場のシテ操作のさわりが書かれていて面白かった。

あとがきが面白くて、
株取引を調べたけれどややこしいので、愛し合う場面を引き延ばして頁調整したそうです。

鴻上は、「傲慢でも、惚れた相手を傷つけたくない男の純情」で、冬樹は「憎いと言いながら、気になる鴻上に振り回される。」
二人の障害を作る工作をして、ずっと冬樹を騙していた卑怯者の正体が分かる。
誤解が解けると、二人は一気に相思相愛に。冬樹は愛に溺れてしまうタイプだったのか・・呆然。

続篇が無いのが、残念。
英田先生の構成は、とても読みやすい。

---
▶用語:事業継続マネジメント
BCP(事業継続計画)
BCM(事業継続マネジメント)
BCMS(事業継続マネジメントシステム)

▶鴻上が、本社と前任者の指示で仕掛けようとした方法は、仕手株 (してかぶ)・・これは現在日本では「違法」です。
発行済み株式数の少ない小型株で、題量に投機的売買を行う相場操縦の一種(英語のen:Market manipulationに相当)

2

お仕事<BL

「再開モノ」「強気受け」とあらすじから好みのキーワードがちらほら出てきていたので読んでみました。初英田さんです。
最初登場人物たちの家系がややこしく、話を追うのが大変でしたが、お互いの感情が盛り上がってからはあっという間ですね。ラブの点では先が読めるっていえば読めるんですが、TOBなどお仕事BL的な面では結構がっつり描かれるのでぼーっとできません。話を追ううちにいつの間にか株の知識が着いていたりします。

ただ、やはりあくまでBLですから。仕事よりはラブ優先ですね。特に攻さん。受が可愛くて可愛くて仕方ないんだろうなーっていうのがこの本の半分以上に浸み込んでいます。受さんもけっこうなメンタル男前でズバズバ言いながらも、ぐずぐずにされちゃう系で好みでした。

テーマ的にはそれほど目新しくないですが、癖も強すぎず、無駄のないバランスの良いBL的BLでした。

2

再会愛

名門全寮制私立高校で、受け水城と攻め鴻上は三年生の時に一年間同室で親友になります。
卒業間際の夜、鴻上に水城は乱暴されそのままけんか別れに。
同窓会で14年ぶりに再会して、水城は祖父の会社の東栄電工を継いで社長に。鴻上は外資系ファンド会社の日本支社長でなっていました。
そして東栄電工が鴻上のファンド会社に買収を仕掛けられてしまいます。祖父の余命がいくばくかもないので水城はTOBを仕掛けるのを待ってくれと嘆願に鴻上のところに行くと、じゃあ待ってやるけれど一カ月愛人になれと…
鴻上は愛人になるからには同居しろとか、水城がすごく嫌がるから最初から挿入のHをしないとか無茶なことを強いている割には優しくて、そこには水城への恋心が胸の奥底から消せないって感じです。
水城は身体の関係が深まると心もだんだん心開いて「実はね家庭環境が複雑でね…」とだんだん二人の心の距離も縮まっていくようです。

TOBの攻防のくだりはわかりやすくリアリティがあったと思います。
最後のオチが…あーそうくるんだと最後まで解らなかったです。

2

じれじれしつつも、萌v

他の皆様がレビューしていらっしゃるように、
まさしく王道展開なのですが、
そこを飽きさせずに最後まで気持ちよく読ませてくれるのは
さすが英田さんです!

最初に簡単にオチまで見えてしまいましたが、
どこでその誤解が解けるのかなと……
ほら、そこで言っちゃいなよ!そしたら誤解が解けるからぁ!
……と、何度思ったことか(笑)

確かに英田さんにしては、そのシーンが多かった気がしますが、
丁寧に最中の心情が描かれていて、さすがだなと。

鴻上は男らしくカッコよく、冬樹は凛々しくかっこいい。
とにかく気持ちよく最後までBLを楽しめる一冊です。

1

BLらしい英田作品

英田さん作品はハードボイルド作品ばかり読んでたので新鮮でした。
すごくBLらしくて萌えましたし、
でもやっぱりお仕事の堅い部分も面白い。

高校の寮で同室で穂香に恋心を抱いていた同志のお話。
そのままだったらただのいいお話だったはずなのに
卒業間近のある出来事をきっかけに二人にはわだかまりがあり…

若い頃のあのシーンはイチャイチャして
ドキドキさせられた後にひでぇ!!の一言。
流血したしね…。

なので、愛人になったあとは超優しい攻めにも
ずっと疑いの目を向けていた私。ごめんなさい。

あの出来事以外にも、お互いの事を知らな過ぎて
誤解がいっぱいあり、それがなくなった後の
ラブラブは最高でした。

しかしあの友達面した奴は許せなくて
胸糞悪すぎました。
ギャフンと言わせたい。(死語)

1

これが王道

未読箱から発掘。
でも、とっても凄く既読感あるのは、実際に既読だからか、はたまた、超王道展開だからか、果たしてどっちだろうと、最後までどちらとも決定できないまま読了。
確かに、他の方も書かれているように「The BL」な展開で、適度なエロを挟みつつ、切ないすれ違いから誤解が解けてのハッピーな結末。
最後の方、ちょっと急ぎ足で畳みにかかっている雰囲気もなきにしもあらずだけど、全体にわかりやすくて読後感もいい。
王道なBL小説とはどんな小説なのかを説明するにはうってつけといえるので、英田作品と意識せずに読むのがお勧め。

2

経済学BL

とある誤解から長年すれ違ってしまった二人の再会ラブな側面と、TOBを仕掛けられる若手社長 V.S. TOBを仕掛ける外資系ファンドの代表という対立構造で描かれる経済学BLな側面。その両方が絡み合いながら、展開が分かりやすく、読みやすい作品でした。

経済学まわりのことは大人になってから学んだ事が多いのですが、冬樹と彼の会社の面々があーでもないこーでもないと真剣に立ち向かう姿がとても良かったです。

ラブの面で言うと、序盤こそ鴻上はとても傲慢でゾワゾワしましたが、冬樹への愛情が滲み出てしまうためか意外と好青年でホッとしました。むしろ傲慢な俺様攻を期待すると物足りないかも。高校時代の彼の心情を是非知りたいです。

ところでまったくの余談ですが、途中で出てきた「真梨と真吾」はあの名作へのリスペクトでしょうか…。

2

意地っ張りと弱さは表裏一体

病床の祖父が会長を務める会社の社長に就任した水城。
就任早々に持ち上がった買収話。
しかもその買収を持ちかけてきた相手が、水城の高校時代の同級生の鴻上でした。

そして鴻上が買収話に1か月の猶予を与える代わりに提示した条件は、水城が鴻上の期間限定の愛人になること。
高校自体自分を傷つけた鴻上が再会してもなお、自分にひどい仕打ちをするのか理解できない水城でしたが、病床の祖父の為に取引に応じます。

敵対心むき出しで始まった愛人契約でしたが、時折みせる鴻上の優しさに水城の気持ちが揺れていきます。
よくある展開の王道ストーリでしたが、仕事でやり手の強気な二人が愛人関係で見せる駆け引き(やり取り)が面白かったです。

そして最後に待っていたどんでん返しには、拍子抜けでしたが(苦笑)

2

英田さんがTHE BLに挑戦された結果

皆様の書かれている"THE BL"って何ぞやと思っていましたが、読んで納得。これはまさしく王道です。

主人公の受けは、祖父の会社を継いだエリート。
ある日、高校時代自分をレイプした同級生(攻め)と十数年ぶりに再会。
攻めは外資系ファンドのエリートとして働いており、彼の会社は受けの会社に買収を仕掛けている。
買収を待ってもらうため彼の愛人になるが……

受けは、裕福な家庭に育ったエリート。
ことあるごとに攻めに女王様呼ばわりされていますが、女王様というより自己主張のハッキリした大人の男性という感じでした。
愛人契約を結んだ後も攻めに下手に出ることはなく、嫌なことは断固拒否するし、愛撫されイかされても言動は強気なまま。そこに男としての矜持を感じました。

攻めは、高校時代は不器用で優しそうな青年。再会後は一見偉そうな言動ですが、端々に受けへの労りが見え、やはり良い人オーラがダダ漏れ。
これは高校時代のレイプも真犯人はアイツに違いないなと早々に予想がつきます。
愛人になれと持ちかけた割に、無理強いはしないし、受けを傷つけないようしつこいほど入念に準備するところに愛を感じます。

確かに先の展開は全て読めてしまいますが、個人的にそこは問題ではありませんでした。
むしろ、こう来てほしいな〜と思った通りの展開やシーンに萌えツボをグイグイ刺激される感じが心地良く、王道の良さを実感しました。

あとがきで書かれていたように、英田さんにしてはエロシーンが多め。
ただ、最後のHがカーセックスで終わってしまうのは少々物足りないかも。
これがもっとエロに特化した作家さんだったら、カーセックスの後の2ラウンド目+再会後のHまでガッツリ描いて下さった気がします。
もちろん空港のシーンで終わるのが物語としては綺麗ですが、THE BLの割には最後の最後で英田さんの冷静さが(本書に限っては)裏目に出てしまったかなと思います。

また、買収だOTBだと本格的な仕事の話が出てくる割に、愛人契約で買収を待ってもらうのはやはりご都合主義的。
カチッとした仕事描写は英田さんの持ち味の一つではありますが、愛人設定で行くのであれば仕事描写はここまで詳細にせず、バッサリカットした方が作品のトーンが統一されて良かったんではないかと思います。

しかし、こういう路線の英田作品も毛色が変わって面白かったです。リンクスの英田さんは他のレーベルと一味違って毎回楽しみです。

10

王道だけれど

作家買いです。何というか、まさに王道といったお話でした。

内容をざっくりと。スミマセン、ネタバレしてます。



偏差値の高い全寮制の高校で、高校三年生の時に寮で同室になった水城と鴻上。その高校は学費も高く、家庭が金銭的に余裕のある子息の多い高校でもあり、水城は大企業の社長令息。
金銭的に裕福ではないけれど、成績がよく奨学金を受けながら通う生徒もいて、鴻上はそのタイプの生徒。
社交的な水城に対して、寡黙で一人でいることを好む鴻上。

正反対な位置にいながら、お互い恵まれない幼少期を過ごしたという共通点もあり徐々に仲良くなっていく二人。そんな二人に卒業式の前夜に事件が起きて。

その事件のせいで卒業後全く音沙汰のなかった二人が、水城の祖父が経営する会社を鴻上に買収されかかり、OTBを一か月待ってもらうために愛人契約を結ぶのですが…。

というお話でした。

英田さんというと、男同士のプライドや、仕事へかける情熱がきっちりと描かれ、ゆえにある意味非常に男臭い作風の作家さんのイメージですが、この作品もそのあたりはきちんと描かれています。

けれど、なんていうか何のひねりもなく先の先まです~っと読めちゃうんですよね。高校時代の事件然り、株の買収然り、二人の関係然り。イヤ、それが悪いわけではありませんが、英田さんならもっと「おお?」と思うストーリー展開をしてくれるのでは?という期待もあったので、肩透かしを食らったというか何というか…。

あと、やっぱりお互いに仕事にプライドを持って働いている二人なら、「愛人になったら一ヵ月間待ってやる」という手段はどうなのよ、というストーリーの根本を覆す感想を持ちました。
遊びで働いてるんじゃないのでね、鴻上はきっちり買収なりなんなりすべきだったんじゃないのかな、と。
で、弱かったから(というと語弊もありますが)負けた水城も一から這い上がってほしかった。
愛人契約を、鴻上からではなく、何をなげうっても会社を救いたいと願う水城から頼むかたちであったら、感想はまたちょっと違ったかもしれないなあと思いました。

それとオチが何ともあっさりしすぎじゃありませんか?あの早さでまとめるくらいなら、むしろ「え、この二人、結局くっついたんだよね?」と思うくらいの余韻があった方がよかった気がします。無理やり終わらせた感を強く感じました。

英田さんてすごく好きな作家さまなんです。なので期待が大きすぎたのかもしれませんが、あえてきつめの評価で。

高評価ばかりなのに評価下げてごめんなさい。

13

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