作家買い。
「萌」評価です。
可もなく不可もなく。
悪くはないけど、期待値が高かっただけに、
少し、中途半端。
いうならば、序章といった印象。
もっと、怖くても良かった。
もっと、攻めと受けのLoveがあっても良かった。
もっと、当て馬とのあれこれがあっても良かった。
もっと、先祖との確執があっても良かった。
もっと、エロがあっても良かった。
もっと、受けの生い立ちについてあれやこれやあっても良かった。
もっと、感動があっても良かった。
もっと、もっと、、、
別にこれで悪くはないのですが、でも、いつもの栗城先生の作品だともっとすっきりとして、もっと刺さったような。
続編があれば、ちょうどよいのかも。
両性具有の作品。
約10年前の作品。
検索で出てきた作品で、古い作品であることと、初読み作家様であることから、購入を迷っていましたが、意を決して購入。
結果、大満足。
「神」評価です。
最近、自分の中のBL熱がさめてきたのか、それとも新作の作品自体がそうなのかはわかりませんが、何を読んでもどこかでみたようなお話で萌えにくかったのです。
そもそもBL自体が、お約束の展開を踏襲したものですが。
その中で本作は久しぶりのヒット。
両性具有の作品って、その設定がきちんと生かされてないものが多いのですが、本作はきちんとそこが生かされていました。
もっと、村の様子を掘り下げても良かったかなとも思いますが、十分満足。
終わり方も希望を感じさせるものでよかったです。
電子書籍を購入。
レビューを読まずに、タイトルとあらすじ、評価の高さから面白そうだったので購入。
従って、Webの投稿作品の書籍化と知らずに購入。
投稿作の書籍化は買わないようにしています。
理由は、素人作品でお金を出して買うものでは無いから。
投稿作は、盛り上げるため、(ランキングを上位に保つために)無理やり見せ場を作っています。
唐突で前後の流れがブツ切りだったり、辻褄があってなかったり、後出しジャンケンになっていたり。
とにかく、Webでリアルタイムで読むには、ハラハラドキドキで楽しめるのでしょうが、1冊の書籍として通しで読むと不自然なところが多くなってしまいます。お金を出して書籍として買う程の価値はないと感じています。
で、今回、知らずに購入してしまい、読み進めるうちに、あれ?あれ?と思うところが多々あり、読むのがストレスになり途中で読むのをやめてしまいました。
ひょっとして、、、と皆様のレビューを読むと案の定、投稿作とのこと。
投稿作の書籍化は、きちんとあらすじのところで明記して欲しい。
再読。
プライベートでも仕事でも死ぬほど忙しく精神的に余裕のないこの頃。
ふと夜中に目覚めてしまい、眠いのに寝付けず、こんなことをしている場合じゃないのにと焦りながらも現実逃避でこの本を手に取りました。
さらに追い討ち。
この追い込まれた気持ちを記録として残さなくては、、、と変な使命感に掻き立てられてレビューします。
嫌な奴
このタイトルの意味。
終始、受けの和也の視点で物語は進みます。
自分に執着する、攻めの三浦から必死で逃れる和也。
執拗に追いかける三浦。
逃げたかったのは、何からか?
途中から、和也の三浦に対する認知にズレがあることが明らかになります。
和也の中では、転校初日の印象のままの三浦のままです。
彼の内面に触れることを頑なに拒絶し、認知の修正を拒否します。
客観的に見ると、三浦は人たらしと言えるほど魅力的。
けれども、和也の中では、乱暴で自分勝手で鈍感な奴のまま。
諦念から三浦を受け入れはじめた和也。
ようやく認知のズレも受け入れはじめます。
小学生のような幼い情緒から、成長をはじめます。
これは、和也の成長物語と受け取りました。
電子書籍を購入。
挿絵、あとがき無し。
『恋』、『朱い熱』も含めて、3冊読んでの評価です。
「神」評価。
是非とも、『朱い熱』まで読んで欲しい。
そして、最初に戻って再読して欲しい。
初見ではわからなかったことが、見えてきます。
あ、ここで、そこに繋がるのか、、、、と。
この物語、捉え方は人それぞれとは思いますが、やはり最後の『朱い熱』に繋るための、前2冊があると私は捉えました。
本作では、櫻丘寮の悪魔で、意地悪な姉その一だった松嶋の行動が、『恋』では人間的な部分がクローズアップされ、『朱い熱』では彼の懊悩や激情がガッツリと露に描かれます。
前2冊があるから、『朱い熱』の内容が胸に響きます。
是非、3冊とも手に取って欲しい。
そして読み返して欲しい。
電子書籍版を購入。
神評価です。さすがです。
本作の一部については、合同誌で読了していました。
それは、実力派3人の作家様がフタナリというテーマで描いたもので、読み応えのあるものだったのですが、この作品だけ中途半端感が半端なく、イマイチとレビューさせて頂きました。
いつもの木原節がなく、単に企画だけで触りを描いただけにとどまっており、まったくパンチがきいておらず、ガッカリしたのですが、それもそのはず、ほんの一部、まだ未完だったからですね。
こうやって、1冊にまとまると、やはり神評価です。
全部読むと、痛い。
容赦ない、剥き出しの部分をさらけ出す、キリキリと胃が捻れるような痛さ。
オブラートに包んだりはしません。
でも、単に痛いだけではありません。
いつの間にか絆されてしまってる、希望の持てる展開。
完成させて頂きありがとうございます。
合同誌のままで終わらず、最後まで見届けることができて、感謝です。
電子書籍版を購入。
「攻めの妊娠」をテーマにした合同誌です。
リバも二輪挿しもスカトロもモブも痛いのも鬼畜もフタナリもすべて美味しく頂ける私の唯一の地雷。
それが妊娠もの。
克服する意味でも、受けではなく攻めの妊娠というチャレンジなテーマを読んでみたいという好奇心を満たすためにも、本作を手に取りました。
ごめんなさい。
中立よりの「萌」評価です。
設定重視すぎて、内容が心に響かなかったです。
そもそも、そういうのを求める種類のものではないのでしょうが。
でも、皆様、実力派の先生方なので、文章力、構成力は流石で、楽しませて貰いました!
ありがとうございます。
以下、ネタバレです。
●水壬楓子先生「クイーン・ビー」
弁護士の兼春とフリーの翻訳家の琉生は、海外で劇的な出会いがあり、同棲をはじめて2年。
蜜月は今も続き、仕事も順調。
ある日、兼春の様子がおかしく、、、。
オチが題名。
あまり、意外性はなかったかな。
●木原音瀬先生「ラブチャイルド」
食品会社営業のエースの桐谷は、水産会社から出向してきた宇宙人バート・ラウリーンの視察に同行し、その晩、彼の自宅で家飲みすることに。目覚めると全裸で拘束されていて、、、、。
性描写がグロ気味。
そこにLoveはあったのか?
和泉桂先生「新世界より」
皇帝陛下のお抱え術士の渡海に買われ育てられた奴隷の落陽は、軍人となった今でも渡海のもとに通い続ける。そんなある日、体に異変が、、、。
世界観、1番好きかも。
Loveがしっかり描かれていて、ほろりときました。