ジェラシー(5)

jealousy

ジェラシー(5)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
54
評価数
13
平均
4.3 / 5
神率
69.2%
著者
スカーレット・ベリ子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403667794

あらすじ

松見と明虎、長すぎた兄弟の確執についに終止符が! 一方「家族」になれず、居場所を見失った卯一は、最後の夜を過ごした後姿を消すーー。ヤクザな男たちのどうしようもない恋の歌、ついに完結!!

表題作ジェラシー(5)

大和明虎,大和会花村一家組長代行→27年後
櫓木卯一,21歳→48歳

その他の収録作品

  • オールドボーイ
  • あとがき

レビュー投稿数3

顔と狂気に負けるな

1巻の卯一と2巻の明虎 ここに来て重なったら「あぁ完結するのね」と発売予定の表紙画像にひとりつぶやいたあの日 ←遠い目

地味に気持ち悪かった松見さんの表紙では回想パートも終盤感あったし ←更に遠い目



狂気をはらむ執着を見せる卯一
その卯一が禍々しく疎ましい浅生田
そこに加えて明かされた 明虎と松見の確執

各々の意地と執念の入り交じる本性が浮き彫りになった4巻の続き


お話の難解さと独特な男たちの顔立ち
好き嫌いは確実に別れそうなのに読んでしまうのは深く根をはる 妬み・嫉み・渇望 そこに重ねる裏切り 出し抜き


守りたいものをなにも捨てず無鉄砲に貫く者に抱く嫉妬
どんなに愛しても手に出来ない場所への嫉妬
望んでも向けられなかったものへの嫉妬
自分の持ち得ないものすべてに抱くやっかみと嫉妬


読ませようとする部分に「醜い欲」を被せに被せわかりづらくしようとしてる?
こんなことされたら 読み手をあえて選んでるような気分になる

どいつもこいつも 努力の矛先を間違った奴らのそれまでの所業
ただ欲しかったのは愛情なのに


5人が味わった絶望から湧いた情 情から繋がったもの
嫉妬と激情ばっかり追わされたけど ふたりが行き着いた先で魅せつけた愛

似非だろうが 盃だけだけろうが 卯一がずっと求めた愛で繋がる「家族」


時を経てサラッと挿入した今
切り取られた愛から可愛い子を得て学んだ愛情

さすが【四代目・大和辰之】の前日譚
あの執着の収まりどころをこんな所に こんな形で繋ぐいで この5巻まで読んでやっとあっちも完結するみたいな

麻巳の死や ずっとモヤモヤしてる櫓木と辰之の絡み部分がスッキリ出来たわけじゃないけど 明虎が手放したものを 辰之の懐のデカさ 器の大きさで繋いで求めてやまなかったものを作り上げた瞬間は見れた


何度も卯一の狂気や なにが言いたいのか分からない騒動に負けそうになったけど 踏ん張ってよかった

1番は 最後まで頑張ったからもらえた ご褒美的なおじさま同士の絡みも
うん 最後の最後まで 明虎と卯一 だったわw



【みのりの手】が好きすぎて【四代目・大和辰之】に流れ着いてここまで追いかけさせられるとは思わなかった 長かったな…………長かったんだけど   

はぁぁぁ 麗華とハチのこれからや 辰之と望のこの先が更に気になりだしたの どうすりゃいいの?

0

時の流れに身をまかせ。一度きりの人生を生き抜く強かさ。

まさか、まさかの大団円。私にとっては突然の終わり。終わりはもう少し先まで、かかると思っていたのだ。そして個人的には全く予期しないハッピーエンドがそこにはあった。
「四代目・大和辰之」で、櫓木がしでかした「過ち」は、ただ明虎さんに逢いたいが為のもの。その時は、時期じゃ無かったのか。明虎さんは櫓木を訪ねることはしない。訣別の予感さえしていたのだ。だから。辰之はおそらく哀れに思って、櫓木と盃を交わす。
しかし。結局は、明虎は櫓木を手放せず。数年後。余生を愛する人と過ごすことに決めるのだ。側にいて、明虎の母の様でもあった麻巳は他界して、もういない。いないから良いよね、明虎も幸せになっていいよね、なのか。私は、心が狭量なせいで喜べない。何だかハッピーな心持ちにはなれなかった。麻巳が生きていたとしても、この結末だったのか。否、生きていたとしても、彼女はいい女過ぎて。明虎を送り出してしまいそうだし。それはまだ小学生の幼ない麗華ちゃんもそう。女性の方が大人で、とても強いのかもしれなくて。そんな風に、手放してしまえる彼女達にまた惚れ惚れとしてしまう。
血の繋がらない娘、麗華ちゃんと櫓木の間の事は、ハチへの説明で終わってしまう。私はここもエピソードとしてガッツリ挟んで欲しかった。それはそんなに簡単では無い筈なのだから。終盤に向かって急いだ感もあって、それがとても残念だとも思う。
「四代目・大和辰之」で、辰之に結構な事をしでかしていたと思うのだけど、明虎との会話の中で「あんなことせずに済んだのかな、って…。」と、軽く流すのにも驚いてしまう。人を殺め、見殺しにして来た彼等にとって。辰之を凌辱した事なんて。そんな事は大した事では無いのだ。

分け隔て無く愛情をばら撒く明虎と。人から奪うばかりの櫓木は、人騒がせな事に、周囲を巻き込んでジェラシーの渦に陥れて。それでも。強かに生きている。
清濁合わせ、受け入れる。一度きりの人生なのだから。これもありなのかと。
しかと見届けた。今はそれ以上でもそれ以下でも無い。
ただ。あまりにも驚かされた。正直に言うと「しゅみじゃない。」ただ、そこまでの激しい感情を本作に持ち合わせてもいない。なので評価は「中立」とさせて頂く。

7

最高。それしか言葉が出てこない。

『ジェラシー』の5巻目にして完結編。

そもそも今作品は『四代目・大和辰之』のスピンオフ。『四代目~』の主人公の辰之を凌辱した櫓木さんを描いた作品なので、櫓木さんがあまり好きじゃない、という方もいらっしゃるかな?

快楽に弱く、執着気質で自分が欲しいものはどうしても手に入れたい。自分の安全には無頓着で頭はいいけれど、いやそれゆえにか。ぶっとんだ行動を起こすこともしばしば。

そんな複雑な内面を抱えた「櫓木」という男の人生を描いた作品でした。

前作から引き続いての松見さんとの直接対決ですが、きっちり片が付きます。
二人の男たちの、兄弟たちの決着がムネアツです。明虎さんの男気がカッコよかった。

そして、明虎さん×卯一の2人の行く末は―。

卯一の想いに思わず落涙しました。
彼は全身をかけて明虎さんを愛したんだなあ…。切ないです。
卯一が明虎さんの幸せのためにできる唯一のこと。それを、彼はした。

明虎さんには守るものがたくさんあって、立場が違う二人は自分の想いだけで突っ走ることはできなかった。深い深い愛情に、胸がぎゅーと痛くなりました。

そして時は過ぎ、27年後。
二人は再会して―。

『ジェラシー』の1巻で登場したハチ。
もしかして櫓木さんとハチがくっつくん?とか思いながら読んでいたのですが、ああ、なるほど!という展開でした。

なんていうんですかね。
読み込めば読み込むほど卯一と明虎さんさんの深い愛情が読み取れて、二人の間に育った信頼関係とかも読み取れて、それ故に突っ込みどころもなくはないんですよ。

『四代目~』で櫓木さんが辰之を凌辱したのは何でだったのかな?
卯一にとって、明虎さんは辰之をエサにおびき寄せる存在にはなりえないんじゃないんじゃないのかな、とか。明虎さんの手を離したのは辰之という子の存在も大きかったのだと思うし。

けれど「櫓木卯一」という複雑な男のとる行動は突拍子もない。そして辰之の懐の広さは半端ない。から、それもありか?と彼らに納得させられちゃう凄さが、あります。

卯一が欲しくて仕方なかったもの。
それは、どうしても手に入れることができなかった。
けれど時を経て、彼は彼自身の中に答えを見つけ、そして手に入れた。

ベリ子作品にしては、今作品はエロは控えめ。
が、その控えめさがまた良い。二人の間にあるものは愛だけなのだと。
そういう想いが、愛情が、くっきりと浮かび上がる、そんな濡れ場でした。

今作品は卯一、明虎さんといった二人のカッコよさはいうに及ばず。
明虎さんの妻の麻巳さん、松見さん、浅生田。そして、麗華ちゃん。
みんなみんな、クソがつくほどカッコい。

『四代目~』を読んだとき、まさかこんな結末が卯一に待っているとは思いもしませんでしたが、ここまでストーリーを考えてベリ子先生は『四代目~』を描いていたんでしょうかね?すごいなあ…。

あ、あとは浅生田。
彼も幸せにしてあげて欲しいな。
ベリ子先生、ぜひとも彼メインのスピンオフを…!

今巻の表紙も最高。
ピンク色の背景に、「今」の卯一に、彼を後ろから抱きしめている白髪の男性。

もう何からナニまで素晴らしかった。
文句なしの神作品。これからも、みんなが幸せでいて欲しいと願っています。

7

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