ジェラシー(3)

jealousy

ジェラシー(3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×211
  • 萌5
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

291

レビュー数
5
得点
151
評価数
40
平均
3.9 / 5
神率
45%
著者
スカーレット・ベリ子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ジェラシー
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784403666889

あらすじ

明虎に影響を与える櫓木に対し、浅生田の中に黒い感情が渦巻く。
そして彼はついに一線を超えたーー。

表題作ジェラシー(3)

大和 明虎・大和会花村一家組長代行
櫓木 卯一・21歳

同時収録作品ジェラシー

浅生田・明虎の腹心の部下
櫓木 卯一・21歳

その他の収録作品

  • good sign(描き下ろし)

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レビュー投稿数5

シリアスなのにシリアス一辺倒じゃない

『ジェラシー』の3巻目。

1巻の表紙は卯一。2巻は明虎さん。そして3巻は浅生田さん。
3巻は、帯の文句も浅生田さんの想いが書かれています。
ということで、3巻は浅生田さんメインの巻だったように思います。

ジェラシーは表紙がとにかくすてきだなといつも思います。今作品の背景の紫もすんごく素敵。浅生田さんのイメージにピッタリっていうのかな。紫と一言で言っても色々な紫がありますが、深みがあって素敵な紫なんです。

2巻までで、完全に卯一に取り込まれてしまった明虎さん。
取り込まれてしまった、といっても周りが見えなくなるほどのめりこんでいるというわけではない。

けれど、明虎さんが、卯一に絶対的な信頼を置いているのはよくわかる。

そして、そんな明虎さんは卯一を使って仕事をしようとするが―。

というのが3巻のお話。

浅生田さんと卯一はかつての同級生ということで昔からの知り合い。
明虎さんに心酔し、明虎さんの言うことには絶対服従の浅生田さん。
そして愛しているからこそ明虎さんの役に立ちたい卯一。

優等生で何事においてもきっちりしている浅生田さんと、ゆるゆるのゆる子ちゃん(いろんな面で)の卯一。全く正反対な二人だけれど、「明虎さんのために」という目的は同じ。

二人足並みそろえて、明虎さんのために尽くしていく…、

のかと思いきや!

何なの、この二転三転ぶりは―!
めっちゃ面白いんですが。

そう、3巻は浅生田ターンの巻。

浅生田さんの卯一に対する嫉妬・羨望。
そういったものがじわりじわりとにじみ出てくる。

自分が必死で手に入れてきた「もの」を、あっさりと手に入れてしまう卯一に対してのどす黒い感情。そして、かつて卯一に淡い恋心を抱いていた浅生田さんの心中に渦巻く思いとは―。

卯一はそのユルさからのほほんとしているように見えて実は劇場型。
自分を裏切る人間は許さないし、これからまだまだ波乱がありそう。

『ジェラシー』の大きな魅力は明虎さん×卯一、なわけですが、それだけに非ず。

複雑で魅力的な登場人物がこれでもかと登場します。

明虎さんと、実父である会長とのしがらみ。
かつて卯一をモブ姦した松見さんとの「これから」。
『ジェラシー』そして『四代目・大和辰之』で大きな存在感を放つ浅生田さん。
そして、明虎さんの妻・麻巳。

麻巳という女性がとにかく魅力的。
BLにおける女性キャラって賛否両論ありますが、彼女はまさに姐さん。麻巳さんが懐の広い良い人だからこそ、読者も卯一寄りにならず客観的に物語が読める気がします。彼女が卯一と明虎さんをめぐって泥沼の戦いをする、といった安直な展開ではないので、そこがまたいい。

『ジェラシー』はヤクザというバックボーンゆえにシリアスな展開になりがち。人を殺めるとか、陥れるとか、そういったところもきちんと描かれているから。

が、シリアス一辺倒にはならない。

何しろベリ子さんならではのギャグがさく裂しているから。

今回めっちゃツボったのは明虎さんが描く「虎の絵」。

卯一は浅生田さんに陥れられ株操作でしくじり、家を出ていきます。その時、卯一を信じる明虎さんは一人で卯一を待ち続ける。

このシーンは二人の間に流れる一筋縄ではいかない愛情だったり信頼感情だったり、を描く重要なシーンなわけですが、そこで明虎さんが出かける際にメモを残すんですね。

卯一が帰ってくるのを信じて待っている。

というメッセージを込めて。

で、その時に自分のサインとして虎の絵を描くわけですが、この虎の絵が…!

へたくそすぎて爆笑必至です。
この絵については一部協力書店さんでいただける特典メッセージペーパーにも描かれているので、これから買われる方にはこの特典ペーパーが付いているところで購入されることをお勧めしたいです。

終盤に、卯一が浅生田さんにフェラするシーンがあります。
卯一という青年はそこかしこでモブ姦されたり、自分の身体を使って仕事をしたりするので攻めさんとだけ関係を持つ受けさんではないのですが、そんな彼の浅生田さんへの口淫はインパクトがありました。

浅生田さんの、卯一への複雑な感情がそこから透けて見えるからかな。

2巻で明虎さんにもらった着物。
これって、『四代目~』で辰之をレイプするときにも着てた着物だよね。
明虎さんにもらった大切な宝物。
明虎さんの匂い。
明虎さんのすべてが好き。
その着物を、3巻でも卯一は大切に着ている。

そんな卯一が明虎さんと別れ、麗華ちゃんを一人育てる未来にどうつながっていくのか。

まだまだ目が離せない、怒涛のストーリーでした。

3

浅生田、好きだ!

1巻を手にしたとき、このタイトルは浅生田の【ジェラシー】なんじゃないか、と思いました。

浅生田は「基本何でも器用」と自分で言ってしまう櫓木と違ってどこまでも「普通」の人。
ヤクザの仁義やしきたりをきちんとふまえてきた優等生。

でも浅生田が大切にしてるものなんて、櫓木はあの長い脚でひょろりとかわして明虎の懐に入ってしまう。
実際、株の売買でまたたく間に明虎の傍らに立つわ、手柄を譲るよ発言だわ、そりゃぁ悔しいし目障りですよ。
暗躍もするってものですよ。
わかるよ、浅生田くん(泣)

しかも、この巻、とんでもない!
乾いた描写の中に浅生田と櫓木の幼い日がひっそり入り込んでいる!
ずっと切り捨てられずにいた浅生田のツボを櫓木はこれでもか!とつつきまわすんですよね~。

このふたりのかみあわなさ、理解しあえなさときたら、異種生物の交流のようです。

「浅生田くん」はヤクザらしい策略で櫓木を陥れますが、あっという間に見抜かれます。
自分や自分と同じ世界の住民たちについて言葉を紡ぎますが、悲しいくらい通じない。
櫓木の興味の対象は明虎だけでヤクザに興味はないから。
組じゃなくて個の人だから。

櫓木が「組の人間」として出世を狙うような人間なら浅生田ももっと単純に張り合えたろうに。
櫓木は同じ土俵にすら登っていないのがなにより口惜しかったろうに。

人を赦すより自分を赦す方が難しい。
車から投げ捨てた焼きそばが浅生田自身を赦せない気持ちのようで辛かったです。

のちのち辰之の乳母として(違う)仕えるほど虎の信頼を得ている浅生田。
そんな彼の若き日のジリジリとした焦りが劇画っぽく描かれていました。
浅生田、好きだ!(2回目)

櫓木には明虎が惹かれるだけの「何か」があって、明虎の妻である麻巳ですら旦那からの依頼という建前以前に櫓木の面倒をみています。
男らしい姐さんんんん!!

明虎の絵の下手さ加減と烏まで手懐ける人たらしぶりが罪深い。
そんな明虎の手を震えさせる父上…何があったんだろう?

経済ヤクザ風味のアウ⚫レイジな面々も揃い踏みで均衡が崩れそうです。
次巻どうなるか、ハラハラしながら待ちます。

フィジカルなエロが薄めですが、明虎の夢はエロかったです。
おろした髪と無精ひげ好きー!!

1

みんなジェラシーしてる…

みんなジェラシーしてるーー!

四巻が待ち遠しい…

0

ジェラシーという感情に取り憑かれた者たちの物語。

すごく知りたいんです、結末が‼︎ どんなに2人が魅かれあっていようとも、明虎さんと櫓木さんは決別している。それが全て。そこに至るまでに一体何があったのか。それを知りたいが為にただ読み続けている、といった感じです。もはや義務‼︎どうなるの⁈ どうなってしまうの⁈
なので、お預けを食らっているだけのブリッジ感満載の本作は、読めば読むほど評価は低くなってしまう…、様な気がします。ちょっとステイして次巻を待つのが正解かもしれません。

四代目辰之のお世話係となる浅生田さんは、ちょっとお堅いけれど、良い味を出している名バイプレイヤーって感じなんだけど。本作では舎弟なりたてで、明虎さんに忠誠を誓う青二才。組事務所の便所掃除なんてしている下っ端なのだ。ちょっと頭の良いところを明虎さんに買われてもいる。
それだけで良かったのに…。ジェラシーという感情は、この男にもあった。というお話。
下っ端から成り上がるのがこの世界、極道の掟。そんなもの関係ないとばかりにするすると人の懐に入り込み、明虎さんに信用されている櫓木さんに嫉妬する浅生田さん。
浅生田さんがとても小さい男に見える様に描かれていて、それがとても歯痒いのだ。悔しい。
そしてそれを浅生田さん自身が一番よく分かっているのが、読み手側としては切ない。
時は89年ですからね、バブルが弾ける直前。櫓木さんは統計的な考察でもって、株の暴落を予想して空売りする事を明虎さんに提案するが、そこに説得力は皆無。とにかく任せると言われた櫓木さんは、明虎さんの為にと株の空売りを画策するが、嫉妬に駆られた浅生田さんはそれを妨害する。
少々せこい手を使って。慌てた櫓木さんは、弥生会組長に一億程貸してくれと言いに行き、一方で浅生田さんの企みに気付き、その一件を吐かせて録音している。浅生田さんピンチ‼︎ というところで次巻へと続く。

明虎さんの妻で 姐さんである麻巳は確かにいい女なんだが、物分りが良過ぎる。長々と自分の気持ちに説明をつけて、それでも妻だからと明虎さんの全てを許す。
この時のベビー辰之がとっても可愛いくて癒されます。辰之は人の心が分かる子供なのだ。
麻巳もだが、明虎さんにとって。セックスと射精が人の生き死に直結している悦びで。それを芯に中心として回っている様な物言いが時代感と合わない気がしていて。戸惑いました。昔だからか??
人はきっと それだけに生きるでは非ずよ〜‼︎と、声高に叫びたい。

櫓木さんの現在、娘の麗華ちゃんとのやり取りは全く出てこないので、そろそろそれも読んでみたい。彼らの時間は止まったままなのだ。

4

どんどん絵が雑に…

一巻の頃は芸術の域だった作画がどんどん雑に…
作者様はどうされたのでしょうか。
明虎と卯一の緊張感のある関係も美しい作画あってこそだと思います。どうか頑張って欲しいです。

0

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