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jealousy
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
作家買い。
『ジェラシー』、というタイトルが実に秀逸。
誰が、誰に。
巻数が進めば進むほど、そこが明らかになっていく。「極道」の世界がバックボーン故に血生臭い描写はてんこ盛り。その中で見えてくる「ジェラシー」は、「愛情」と表裏一体。
そう、愛しているから。
愛しているからこそ生まれる、その愛憎にめっちゃ萌える…。
1巻の表紙は卯一。2巻は明虎さん、3巻は浅生田さん。そして4巻は松見さん。
今巻は松見さんの想いが描かれた巻でした。
前巻まで含めたネタバレがあります。ご注意ください。
3巻で浅生田さんに嵌められ株で失敗した卯一。
その補填を、松見さんに頼んだことで松見さんとのつながりが深くなった卯一だが、松見さんの狙いは一体どこにあるのか―。
松見さんと、明虎さんとの確執。
が、今巻の軸になっています。
なぜ、確執が起きているのか。
そこには「ジェラシー」が絡んでいて…。
巻数が進めば進むほどトーンダウンしてしまう作品もありますが、今作品は進めば進むほど、味が出てくるなあと感心しています。
明虎さんを中心に、複雑に絡む人間関係、愛憎。
そこがくっきりと浮かび上がってくる。
明虎さんはいうなれば太陽みたいな人なのかな。
明るく、魅力的で、彼が存在しなければ生きていけない人たちがたくさんいる。
けれど一方では、影も生むし、彼に焼き尽くされてしまう人もいる。
で。
卯一という男は複雑そうに見えて実は単純明快なんですよね。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。
味方なのか、敵なのか。
けれど、そこに彼自身は含まれていない。
彼が大切にするものの中に、「卯一」は存在していない。
一方で、明虎さんは守るものが増えた。
もちろん、花村一家の面々、妻の麻巳と息子の辰之。家族同然の浅生田。
そこに卯一が加わったことで、パワーバランスが崩れていく。
そこに付け込む形で松見さんが畳みかけてくるが、その動機もやっぱり、「ジェラシー」なんですよね。
愛情を欲し、もがき続けてきた松見さんという男性が非常に哀れで、切なかった。
で、その松見さんを描いた表紙が、これまた素晴らしい。
年老いてなお、この力強さよ。
けれど、そこはかとない哀愁も感じる。
背中に背負った墨も良いよねえ…。前巻は色の入っていない浅生田の入れ墨が描かれていましたが、それとは対照的な紋々が、「松見」という人物の内面を著しているようでした。
最も気になるポイント、それはtkbのピアス。
なぜ、ついてるのですか、松見さん…。
気になる。
ピアスホールを空けたときのエピソード、プリーズ。
今巻はとある出来事をきっかけに明虎・麻巳夫婦と卯一の関係にひびが入ります。この時の卯一の孤独と絶望に、思わず切なくなりました。
それと同時に、何があっても明虎を守りたいと願う卯一の愛情にも。
明虎も卯一も、強く、逞しく、そして美しい。
それが枷にもなりえるところに、萌えが滾るのですが。
もしかしたら、その出来事を介して、明虎さんは卯一に関する大きな決断を下したのかな…。そう思うと、これまた切ない。
本編は終始シリアス一辺倒ですが、最後の描き下ろしで爆笑。
あとがきもめっちゃ可愛い。
良いところで終わっているので、次巻を楽しみに待っていようと思います。
頑張っても頑張っても裏目に出てしまい、卯一にとっては誤解されたり、明虎に欲しい言葉を貰えなかったりと辛い回だったと思いました。
そして松見の思わぬ出自に驚くとともに、親に尽くしても報われなかった彼の辛さを知りました。父子で撮った写真が切なかったです。
そして今作でも明虎があれほど実父を嫌って家を出たのか分かりませんでした。
明虎の「松見はまた俺のもんを壊す気だ」の言葉にヒントがあるのでしょうか?
またあれだけ松見が明虎に嫉妬するのが、親の事だけなのかも謎でした。
前巻ではすっかり小物感丸出しだった浅生田でしたが、今巻では最後に良い働きをしていて見直しました。
逆に麻巳が残念でした。いくら何でもあれは無いかなぁと、女が出てしまってて今までの好感が台無しになりました。
さてさて次巻なんですが表紙は誰になるんでしょうか?
「四代目・大和辰之」の中で望が子供の頃に辰之から母親の好きな曲の話を聞いているので、麻巳は辰之がもっと大きくなってから亡くなっていると思われるので無事なんでしょうね。
何がどうなって卯一が辰之と離れて麗華ちゃんの父親になったのか気になるところです。
どうしても明虎に近づきたい卯一を欺いた浅生田との狂気を帯びたロシアンルーレット
あのインパクトが強すぎて表紙のキモいおっさんが松見だと思いだすまで数分 新刊発売前のお復習って絶対にすべきだな と1人反省会開いた
にしてもニップルリングとは オサレやくざ松見ならでは
4巻はその松見視点で明虎・卯一・浅生田の関係を解きほぐしていく感じ
自己肯定感の高さで突き進む卯一と執着をもたない明虎 それを妬み嫉み振り回される男達
松見と明虎の関係にも触れた今回 力まかせの抗争ではなく 卯一を巡っての心理戦に松見と明虎 浅生田 麻巳の立ち位置を巧くのっけて見せるは魅せる 劣情・痴情・恋情
ジェラシー は誰の中にも と
今までのゆるいイザコザとはうってかわって内容ぎゅッと詰まった1冊
【四代目・大和辰之】で見せた明虎と卯一の関係にたどり着くまでには まだまだ長い道程がありそうだけど いや 今回読み終わって思ったのだが 卯一
卯一がだんだん可愛く見えてくる魔術にかかった気がする……あの櫓木だよ? かわいいとか ありか?
待ちに待った4巻。
松見、鍛えられているけれど滲み出る熟れた身体がセクシー。
(ニップルピアス、ありがとうございます)
描き下ろしの4巻カバー撮影の舞台裏が唯一の癒しでした。
今巻でもしかしたら離れていくファンもいるのではと心配になるほど、倫理からかけ離れた内容です。
描写自体を特に気持ち悪いとは感じなかったのは、愉悦で行っている訳ではないからでしょう。
けれど思わず「痛い!」と口に出してしまった部分はありました。
仁義を突き詰めると死に向かってしまう男たち。
傍から見ると狂っていても、彼らには守るべき道理がある。
素直にかっこよかった。
男は「死」、女は「生」
明虎の言葉が重い。
今回はことさら卯一がなんだか可哀想でした。(倫理概念は横に置いて)
頑張っても頑張っても報われない。踏んだり蹴ったり。
でもそれだけみんな卯一に恐れをなしているんですね。
辰之が攫われ、麻巳とも仲違いをしてしまったけれど、次巻はどうなるのでしょう。
次巻もし最終巻だったら、表紙カバーは辰之。最終巻ではなかったら、麻巳。
候補がいません。
個人的に極道しているのは松見だけだと思ってます。
一般人に迷惑かけない意味で。
修正(紙)
白短冊
モブ×卯一のみ
表紙は冒険したなぁと思うのですが、この表紙と本編でのロシア人の台詞によって、もう20年くらい過去に遡っても物語が出来そうだなと感じました。
本編は、薄っぺらい感想で言うと卯一が可哀想で仕方ありませんでした。
まだまだ続くと思いますので、この巻はカップリングの面からしてクッション材程度に思っています。
ただ四代目~がアレなので、ハッピーエンドは望みませんが、もう一度一瞬でも卯一に幸せな時があればと願っています。
蛇足ですが、明虎と卯一のシーンがある(寝バック)とありますが、あれはモブレ中の卯一の妄想です(クスリ入り)
1冊分にまとまるまで待ってたの、今回はアクションに次ぐアクションって感じで、どんどんストーリーが動いていくので、あっという間に読んでしまった。
ジェラシーってタイトル通りの、交差して渦巻く嫉妬の嵐。
血まみれの暴風雨。
ハードなヤクザ物で、どんなに血みどろで暴力満載なシーンが続いても、それがこの、美しい絵で展開されるから、もう、ただただひたすら、ありがとうございます、ごちそうさまですとしか言葉が出ない。
我慢しきれず電子で買っちゃったけど、このカバーイラストの迫力。
やっぱり紙で買い直そうかしら。
前巻は、浅生田の、卯一に対するジェラシーを描いていたんだけど。
嫉妬の伝播はそれに留まらず。
本作は、弥生組組長、松見の、明虎へのジェラシーが描かれて行く。
何とビックリ。大和会会長の実子はもちろん明虎なんだけど。
ただの側近の様な顔をして。その実、彼もまた明虎とは腹違いの実子であったのだ。
おそらく。決して愛されなかった子供。会長は明虎の反抗的な態度を叱りこそすれ、
ただ明虎のことしか眼中には無い。病に臥した会長の看病をずっとしているのは松見だったのに。
会長は飼い殺しにする気かと息巻いて、仕舞いには自害してしまう。
彼の今際の言葉は「明虎…。」であった。
目の前に居る松見には目もくれず。こんな悔しい事があるだろうか。
当然。松見は明虎に激しいジェラシーの炎を燃やす。
それは、卯一にも向けられる。
明虎の、自由な子供の様な生き様が周囲をジェラシーの渦に巻き込んで行く様で。
卯一も、麻巳も、浅生田も。その感情のベクトルは違えど、確かに明虎に振り回されているのだ。
母親である麻巳の感情は、前巻ではちょっといい女を気取って、頑張って堪えていたのだが、
息子・辰之を拐われたと勘違いした時、激しい憎悪に駆られてしまう。
彼女は妻で、女で、母親なのだ。
明虎はやはり麻巳の事を愛している。(ホッ。)
しかし。この男の自由さはやがて破滅か。新しい路か。
花村一家を支え、大和会の3代目を名乗るまで、あとどのくらい人が死ぬのか。
この物語がどういう道を辿るのか。結末まで見届けたいとは思います。
けれど。私はやっぱり卯一が好きになれん。なれんよ‼︎
そろそろ現代に戻って、櫓木と娘の麗華ちゃんとの話も見たい。