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  • 艶肌に恍惚の牙~シューレ・ヴァンパイア~

艶肌に恍惚の牙~シューレ・ヴァンパイア~

ysuyahada ni koukotsu no kiba

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表題作艶肌に恍惚の牙~シューレ・ヴァンパイア~

エリアス ヴァンパイア・クロイツ一族
司条光流 名門司条家の嫡男で生徒会長

あらすじ

「私の花嫁になりなさい」大富豪の子息・司条光流には、誰にも言えない秘密がある。それは満月の夜毎、熱く甘く獰猛にキスを奪いにくる端麗なヴァンパイアとの淫らな夢。ところが生徒会長を務める学園で、普段は黒髪・黒瞳で自分に懐いている少し間抜けな教師のクロイツが、銀髪・黄金色の瞳に変化するのを目撃! しかもその姿は、あの淫らな夢のヴァンパイアとそっくりで!?  オール書き下ろしSweet Gothic Lovev
出版社より

作品情報

作品名
艶肌に恍惚の牙~シューレ・ヴァンパイア~
著者
水上ルイ 
イラスト
明神翼 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784862635471
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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

若く美しくキラキラした吸血鬼もの

水上さんの小説はどれもハッピーエンドに向けて書かれているので地雷の心配は低く安心して読める。
私の中で吸血鬼というとベタながらも黒と赤のイメージでダークなのだが、このシリーズのヴァンパイアは若さと美しさを兼ね備えていて常に芳しい薔薇の花から精気を吸収しているので、血を吸う場面があっても暗いイメージがない。

シリーズ中に二組のカップルが誕生するが、私はこの巻の正体を隠した吸血鬼攻め×ツンデレ生徒会長のカップルのほうが好きだ。

攻め・エリアスは運命の人との恋愛に焦がれるロマンチスト、受け・光流(ひかる)は常に自分の事を「私」と言う筋金入りの御曹司。
周りが望む完璧な立ち振る舞いでいる程、孤独感も感じている。
そんな二人が必然的に惹かれ合うというのが水上さん作品のお約束なので、もう文章の端々からして甘々な雰囲気が漂っている。

ただ、普段は教師に扮しているエリアスが実は由緒正しきヴァンパイア一族っていう設定の割には、これという活躍がなかったのがもの足りない。
ハッピーエンドは規定路線とはいえ、両想い→初夜→結婚式の流れが淡々としていて、もう少しなにかしら事件とか波風立てる出来事があったほうがいいなとは感じた。

全寮制スクールが舞台とあって、受けを取り巻くクラスメイト達の様子やポロ対抗試合の場面は楽しめた。
他にもスピンオフのもう一組のカップルにも注目がいくような仕掛けもあったが、せっかくならメインカップルをこの一冊でじっくりと読みたかった。

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