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表題作HoneyTimeは夜明けまで

智大,義理の叔父
郁巳,高校生,義理の甥

その他の収録作品

  • 蜜月が甘いとは限らない
  • あとがき

あらすじ

高校生の郁己は、大好きな叔父・智大がとの同棲生活が嬉しくてたまらない。だけど、智大は自分のことをただの預かりモノの甥っ子としか扱ってくれない。なんとか智大を振り向かせようと、新妻の必殺兵器『裸エプロン』で出迎えてみても、メロメロになるどころか怒らせてしまう始末。こんなシチュエーションでもその気にならないのは、恋愛対象としてまったく相手にされていないから…?
出版社より

作品情報

作品名
HoneyTimeは夜明けまで
著者
真崎ひかる 
イラスト
陵クミコ 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775513828
3.6

(5)

(1)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
18
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数1

くだらねぇ!でも面白かった!

真崎さんの作風って、ものすごく幅広いですよね。いや、良くも悪くもなんですが。これは、その中ではかな~り崖っぷちです。ひとことで言えば、これ以上ないくらいの『アホアホコメディ』でしょうか。このノリについて行けないという方は多そうですね。

もうなんというか、いわゆる『萌ネタ』をこれでもか!と詰め込んだような作品なんですよ。裸エプロン・コスプレ(セーラー服)・やっぱりTバックとかかな?(Tバックは実際にはやってませんが)ってな具合にあの手この手で、郁巳(受)が義理の叔父である智大(攻)に、迫る迫る!

この作品で、(意外ではあるんだけど)それでもいいなと思ったのが、智大の自制心(?)。『郁巳が18になるまでは』待ってたってことですよね(あくまでも『最後』までは、だけど)。

昔まだ子どもだった郁巳にプロポーズされた智大が、『郁巳が18になっても気が変わらなかったら結婚しよう』と仕方なく約束したのが始まりです。こういうパターンでは、実は攻も幼い受を好きだった、というのがお約束でしょうが、そうではなく結局智大は郁巳に『好き好き!』とアタック(死語か?)されるうちに、絆されちゃったわけですね。

あと、郁巳の幼馴染2人(結衣&浩太)も、なかなかいいキャラクターでしたね。郁巳の智大攻略にも協力してて(セーラー服は結衣提供のホンモノ)、確かに智大の言う通りバカな子どもなんですが、何も考えてないわけじゃないんです(実は浩太は郁巳が好きだったんですが)。

表題作でめでたく恋人同士になった智大と郁巳ですが、続編は『新婚編』でしたね。智大を狙う(智大は郁巳狙いだと勘違いしていましたが)同僚が出て来て、しょっちゅう家に押しかけて来て邪魔にはなっていましたが、ライバルというには遠かったですね。2人とも、そういう意味では鈍かったんです。

とにかく何も考えずにさらっと読めるコメディです。でも、私はこのライトさも好きでしたね。確かにくだらないと言えばその通りなんですが、面白かったです。

ところでイラストなんですが・・・私は陵さんの絵柄は好きなんですよ。でも、この作品では、ちょっと絵が安定してないように思いました。他の作品では、こんな風に感じたことはなかったんですけどね。
イメージはぴったりでした。

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