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表題作 第二楽章「同細胞生物。」

中川 → 伊藤健太郎

横田 → 千葉進歩

同時収録作 第一楽章「屋根裏郵便物語」

カナ → 檜山修之

ユウジ → 鳥海浩輔

同時収録作 第三楽章「存在理由」

ユキ → 子安武人

横田 → 千葉進歩

同時収録作 第四楽章「天使を造る」

ユキ → 子安武人

サカキ → 宮田幸季

その他キャラ
兄天使[杉田智和]

あらすじ

君と僕とは、とても似ているらしい。なんていうか、たぶんすごく想うトコロが同じで。だからこそ、僕は君に君は僕に恋をした―――。それまでは、同じ学校のそういえば同じクラスだったっけくらいの存在のアイツが、イイ友だちになった。いつのまにやら大親友。そして…。ありふれた日常、そんな中で少年たちは出会い、同じ時を過ごしていく。第一楽章「屋根裏郵便物語」第二楽章「同細胞生物」第三楽章「存在理由」第四楽章「天使を造る」の4編.3カップルの恋の行方は!?オレとこいつの細胞組織は、きっと同じかたちをしているに違いない。

作品情報

作品名
同細胞生物。
著者
夢花李 
媒体
CD
作品演出・監督
阿部信行
音楽
佐藤啓
脚本
芦沢ともえ
オリジナル媒体
コミック
メーカー
インターコミュニケーションズ
収録時間
79 分
枚数
1 枚
ふろく
ブックレット描き下ろし4コマ
発売日
JANコード
4523513221077
3.5

(6)

(2)

萌々

(1)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
19
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数3

切なくてステキなオムニバスでした

良オムニバス!
中二チックなはじまりに不安を覚えたんですが、ものすごく良かったです。
ふわふわ優しい空気。繊細な世界観。
一歩間違うと痛くなってしまうようなストーリーが、見事な手腕でまとめあげられてました。
とくに第一楽章と第二楽章が良かったな。第三と第四は微妙だったけど。

第一楽章は涙なくしては聴けないです。
手紙がたった一言だけだったというのが最高ですね。つらつらと思いを書きつらねるよりも伝わってくる。
あと檜山さんイケメン声だなぁ。最近BLで見かけない気がする。もっと出演してほしいです。
結末のあいまいさも私好みでした。ぼかされてたけどエロいよね。

第二楽章はひねくれた攻めとアホ受けの関係性がたまらんかったです。
世の中を斜めから見てるような憎ったらしい高校生攻め(伊藤さん)が、恋をしてやたらと可愛くなるんだよね。照れて走り出すとこ、きゅんきゅんする。アホ受け(千葉さん)の微妙な黒さも大好き。
ニヤニヤしまくりでした。

第三~四楽章はパンチが足りなかったかなァ。
攻め(子安さん)は天使なんだけど、メルヘン要素が強すぎて若干の違和感を感じました。空を飛ぶところはどうなのよと。いいんですけどねw
あと「何年間もの時間を越えた攻めの愛の強さ」「お姫様願望のある受けの持ってた長年の孤独」みたいなものも感じ取れなかったな。
ただ、宮田さんがナチュラルに可愛らしい子供の声をしてるのは本当に素晴らしかったです。違和感まったくがない。さすがヘリウム宮田、永遠の少年声の持ち主。

1

BLの端っこにあるぼんやりした境界の作品例

4編収録のオムニバス。ゆるやかに話は繋がっている。

これをBLと呼ぶにはあまりに淡い。
性を感じさせない、ふんわりした少女漫画のよう。
どの話もキスまでor何もない。

子安さんが本物の天使役。
半分現実、半分ファンタジーというか…お伽噺に近い。
透明感があり、静か。

1章の鳥海さんが儚い。
メランコリックな音楽と相まってダークメルヘンのような印象を受ける珠玉の小品に仕上がっていて、
これだけでも聴く価値はある。

BLの自由度を最大限生かした、BLの端っこにあるぼんやりした境界の作品例。

0

この世界観を表現するのは難しい

原作は星5つに限りなく近いと思っているわたくし。
あの世界観を思い描いて聴いてしまうと、残念ながら違和感ありでした。
全体的な脚本の出来、そしてセリフ同士を被せたりエコーを多用する音の作りが気になってしまい、この音の世界にのめり込みずらかったです。

夢花李さんの表現する、繊細で可愛らしいファンタジックな世界を音にするのはとても難しいと思います。
日常のストーリーならともかく。
だから敢えて天使のユキを案内役にして統一感を出そうとしたのは少々無理があったのではないでしょうか。
原作どおりそれぞれを切り離したストーリーにしてくれたほうが良かったと思うのです。
またユキ役が子安さんで、なんか胡散臭い天使様に思えてしょーがないんですよね(笑)
←けなしてはいないつもりです。ご免なさい!

それならば天使ネタをまるきりやめて「天使を造る」ではなく、同キャストで「このワガママな僕たちを」を撮って欲しかったです。
合うに違いないキャストですのに~。
そのことが本当に残念でなりません。


一番良かったのは、表題作「同細胞生物。」の伊藤さんと千葉さんコンビ。
千葉さんは本当にいい役者さんですね!
明るく真っ直ぐで愛すべきお馬鹿な横田を好演しています!
伊藤さんは最初色気が少々足らないかなぁと思ったのですが、横田への思いを自覚してからが可愛くて堪らないんです!まさに中川でした。
そんな彼等のバカップルぶりが最高。
ちなみにブックレットに1PのSSがあり、変わらぬ彼等を見れたことが嬉しかったですw


「屋根裏郵便物語」の檜山さんと鳥海さん。
キャストは全く問題なかったのだけど、追加されたエピソードが余分に思えてしまい、原作のほうがもっと胸に迫るものだという思いに捕らわれてしまうのです。
とても残念。
檜山さんも良いのですが、特に鳥海さんのどこか儚げな空気の持たせ方が素晴らしかった。

原作とキャストが良かっただけに、もう少しどうにかならなかったのかなぁと思えてしまう作品でした。

2

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