お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
攻ホルエムアケト → 羽多野渉
受セシェン → 野島健児
攻張鷹峻 → 子安武人
受荷紅蓮 → 吉野裕行
原作未読。
【エジプト編】
野島さんは落ち着いたやわらか高め声の敬語受け。
少しひ弱さも感じる絶妙さ。
羽田野さんの声は王子にとても似合いますね、高貴さと頼りにしたくなる力強さを感じてお話に集中できました。
王道かもしれませんが話は普通に面白かったです。
最初から両片想い…いいですね。
髪を切らせない攻めの独占欲、髪を切りたいと言えばそれを許さない攻めに密かに喜びを感じる受け…好きです。
一途に祈り続け焼印という自分の身を焦がしてまで願掛けする受けの深い愛にはグッときました。
初聴きのクライマックスシーンはやけにのめり込んだことを覚えています。
古代中国編がめちゃめちゃ良いです!子安さんの攻めほんっっっっと素晴らしい!てか鷹俊やべえ。愛情深い鷹俊に秒で惚れちゃいました。
でも、劣等感まみれで残酷な紅蓮もなんか嫌いになれない。なんならちょっと親近感さえ感じちゃう不思議。そんで最終的には紅蓮も応援してました。吉野裕行さんの演技のおかげですかね。攻め受け二人共が愛おしかったです。
そして都を出て二人で暮らすところがほんとに良い。二人共、好きって言い合ったわけでも無いのにこう、想いが通じ合ってる感が最高オブ最高。そんでもどかしい。ようやく結ばれたときは、もうなんか言葉が出なかったです。悲恋のラストも、なんというか悲恋悲恋してない穏やかな感じて良い。でも最後の紅蓮のモノローグはやっぱ切なかったです。まだ鷹俊と一緒にいたかったんだろうなーと思うとやっぱり。
あとはBGM。sasraシリーズ全部を通して言えることですが、このBGMが世界観にぴったりで、かなり好きでした。
エジプト編は、王道悲恋!って感じで切なかったです。でも個人的にセシェンが好きになれませんでした。健気受けがあまり好きでない人は苛ついてしまうかも。ティティが可哀想になってしまった。というかシリーズ通してティティが可哀想。最終的に悲恋にはなるけど、それまでは結構幸せそうに愛し合うメインカプを尻目に、自分は愛されないでずーーっと生きながらえる訳ですから。宮田さんの切ないけどメインカプを邪魔しないナレーションも良きです。
壮大な作品ですね!
登場人物もこんなにいるし…登場人物が3倍になってる(笑)
3倍増しにしなくても多いと思います。
BL作品の感想じゃないですが、1巻だけじゃなく全巻女性声優さんが演じる子供時代はハズレなしです。
1巻は内容が丁寧!2巻以降は若干…。
レビューは参考になりますね!
中国編は夢中になって聞きました。
原作既読。
新書4巻かけて、ひたすら悲恋を繰り返すというとんでもないリレー本が原作ですが、音声化されると破壊力倍増でどうしようかと……。
好きな話が入ってる1巻と3巻だけ購入しようかな、と思ったのですが、ジャケット並べてにやにやしたかったので結局纏めて買いました。
【序章】
現代で出会う連(福山さん)と剛将(小西さん)ですが、ここは本当に導入部分なのでラブ要素はゼロです。おふたりとも雰囲気が出てて良かったと思います。
ティティ(宮田さん)のイメージが少し違ったかな、と気になったんですが、聴いてるうちに慣れそうです。てっきり女性声優さんを採用するもんだと思ってました。
【エジプト編】
この物語の全てのはじまりがここ。
王子であるアケト(羽多野さん)と神官のセシェン(野島さん)、そしてティティの微妙な三角関係によって展開されます。
シリーズの中でも非常に重要な位置にある話ではありますが、存在感は薄いです。
正直、アケトもセシェンもちょっと思ってたイメージと違い、特にセシェンのなよなよしさが、原作以上に際立ってて気になりました。
それぞれが犯した罪を償うために、時を超えた永き流転に出ることになりますが、余韻が全くない(笑)
【中国編】
中国編だけだと間違いなく神。
こちらはキャストも神で、制作側ありがとう! という感じです。
官吏の鷹峻(子安さん)と金細工師の紅蓮(吉野さん)の関係が、おふたりの繊細な演技によって徐々に変化していく過程が素晴らしかったです。
子安さんは、最初の方は再会したばかりの紅蓮をべろべろに甘やかし、構いたおしと、それはもう蕩けるようなお声で接していたのに、後半で盲いてからは、落ち着いて深みのある、湖底で静かにたゆたうような愛情のこもった声に変化していて、それが凄く耳に心地良い。
吉野さんも、少しザラついた声質が、紅蓮の卑屈で斜に構えた感じがぴったり嵌ってました。
最初こそ妬みの感情もあって鷹峻を利用して弄んでいたのに、純粋な気持ちで慕ってくれる鷹峻の本質部分がちっとも昔と変わらないことへの戸惑いや、心の揺れがとても繊細に表現されてます。
終盤では、感情表現は不器用だけど、根は優しい紅蓮の声に柔らかさを含んでらして、その健気な面がたまらなく愛しく、そして悲しかった。
紅蓮が目を覚ますと信じて疑わない鷹峻の気持ちを思うとき、幸せで満ち足りた気持ちで眠りにつくだけだという紅蓮の気持ちを思うとき、もう涙がぼろぼろ零れて止まらなかったです。当たり前の未来を信じてるのに、読む方は未来がないことを知ってるというのは、半端無く辛いものがありますね……。
ラストは子安さんも吉野さんも、本当に柔らかくて優しい幸せそうな声音なもんで、それが余計にせつなくて涙腺崩壊。このおふたりで本当に良かった。
壮大な物語の幕開けです。
『現代編』
今回の現代編は導入部というわけで出会い編。
最終的にこの2人の物語になるのは「SASRA4」なのでホント出会っただけというかラブ要素はなく。
それでも、いろいろとキーワードが散りばめられていて今後の物語が気になる感じ。
もちろん、この2人の未来も。
『エジプト編』
全ての始まりがこのエジプト編です。
身分違いに想いを悩ませ、それでもその想いはだだ漏れな感じで。
ただひたすらに慕い続けているセシェンのじーがなんだかとてもいじらしいです。
そして、アケトもかっこいーv
セシェンが祈ることをやめられないのなら自分の方が身分を捨ててもいいとさえ思うとことか。
物語は悲劇・悲恋展開になっていくけれど、そこでもセシェンの強さというか潔さというかアケトをただ想う気持ちが強くていつかちゃんと幸せになれればと願うほかない。
『中国編』
紅蓮は先輩に苛められたりもするけれど、自分の腕が抜群なことはわかっているから認めてもらえさえすれば報われるものと信じてて。
けれど、その道を阻むような先輩細工師の行いがあり。
幼馴染みの鷹峻と再会しても自分たちの格差を感じて頼りたくないと思っていたのに、最後にはそれを利用してやろうと思って。
そのためには自分の身を差し出すことも厭わず。
ただ成り上がるために。
それでも、きっと知らずのうちに嘘でもそうして過ごすうちに情はうつっていて。
心が動かされる部分があって。
というか本当は子供の頃から想う部分はあったのだろうけれど。
だからこそ、無視されたような行いに腹を立てて。
自分の気持ちに気付くのは随分と先のことだけれど…。
個人的に鷹峻の最初の方の喋り方はあんまり好きではなかったりします。
って、ホントただ単純に私の好みの問題なんですが。
紅蓮が好きなことがだだ漏れの甘やかしたいオーラ全開な感じがなんか苦手で。
でも、後半、盲目になってからの静かな穏やかな喋り方はすごく好きで。
さすが子安氏!
よっちんも最初の方の真面目に働いてる感じ、心がないまま鷹峻と対してる感じとかの雰囲気から最後の本当に気持ちの通ったモノローグまで随分と雰囲気が変わってて。
それが感情の変化として伝わるのだけれども。
最後のシーンとかはホント、穏やかで幸せそうな声であればあるほど、その「眠る」ことの意味を思うと切なくて。
その眠りの意味に気付いた時の鷹峻のことを思うと切なくて。
とにかく切なくて切なくて仕方ありませんでした。