これは男を誘惑した罰だ

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表題作チャイナ・ノアール 憎しみの果て

ウォン家総帥 テレンス・ウォン
孤児 都鳥雪水(16歳)

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

命と引き替えても、両親の仇を…!! 復讐を誓う雪水だが、騙されオークションにかけられてしまう。太腿も露わなドレスを着せられ、無骨な手で嬲られ、絶望的な快感に悶えさせられた時、一人の青年が、破格の値段で雪水を買い取った。薬で朦朧としていたのを一晩中介抱してくれた彼。優しさに感激したが、その名に雪水は愕然とする。彼こそが憎い仇、ウォン家統帥・テレンスだなんて!! だが彼は狼狽える雪水を、強引に組み敷いた。それは愚かな復讐のへの嘲笑だろうか? それとも…!?
出版社より

作品情報

作品名
チャイナ・ノアール 憎しみの果て
著者
弓月あや 
イラスト
みなみ遥 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829624487
2

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萌々

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中立

(2)

趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
2
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

う~ん、『憎しみ』が甘かった。

なんとなくやりたかったことはわかるんですが、それが私の好みとことごとくズレてたんですよね。

香港の大金持ち、憎しみ・復讐、チャイナドレスでオークションに掛けられる受(と、100万ドルで競り落とす攻)・・・多分こういった『萌ポイント(?)』が合う方にはいいんじゃないかと。

設定は、いかにもありがちで先読みできます。でもそれ自体はいいんです。弓月さんにはいつものことだし。悪い意味ではなく、ベタベタの王道でわかりきってても楽しめるんだからすごいと思ってます。

でも、これは同じ『わかりきってる』でも、なんとも陳腐だとしか感じませんでした。上っ面だけという感じで、読んでてシラケてしまったんです。

雪水(受)は3歳の時から孤児院で苦労して、その原因を作ったテレンス(攻)を殺そうと思い詰めていたわけですが、そういういわば仇敵に対する憎しみが、そんなにあっさりさっぱり『愛』に変わるものなんですか?

まあ、メインキャラクターのラブはもういいとしても(投げやり)、脇キャラクターがなんとも中途半端で茶番だなあ、としか思えませんでしたね。ラストの収束具合が特に。作中、特になんのフォローもなく2人とも始末してオシマイですか、と。

私が弓月さんに求めるものがここにはなかった気がします。甘いんですが、その甘さがなんか違うの。

正直言ってつまらなかったです。再読しようとは思いません。

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