1999年七の月~上海 下

1999年七の月~上海 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
15
評価数
3
平均
5 / 5
神率
100%
著者
 
作画
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
シリーズ
花音コミックスミニ(コミック・芳文社)
発売日
価格
¥657(税抜)  ¥710(税込)
ISBN
9784832284197

あらすじ

マフィアが夜を支配する魔都上海で、少年達のグループ翔龍記(シャンロンジー)と都蘭(ドゥーラン)は勢力争いを繰り返していた。七夕祭の夜、互いの素性を知らぬままに恋に堕ちた翔龍記の大武(タウ)と都蘭の雪(シュエ)は、秘かに…けれども熱く愛し合っていた。あまりに脆くはかない大武と雪の恋は、運命の歯車に引き離されてしまうのか!?巨編ラブストーリー待望の文庫化!!(カバーより転記)

表題作1999年七の月~上海 下

翔龍記の幹部・大武(タウ)・16歳
都蘭のスナイパー・雪(シュエ)・20歳

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レビュー投稿数2

切ないストーリーに惹きつけられます

先日ちるちるさんの某トピで紹介されていて、すごく気になってしまって購入してみました。1~4巻まで出ているコミックス版もあるようですが、私が購入したのは上下巻になっている文庫本のほう。上下巻まとめてのレビューです。

ネタばれを含んでいます。苦手な方はご注意を。






上海でショバ争いをしている少年グループの「翔龍記」と「都蘭」。
翔龍記に属している大武は、とある日ミステリアスで見目麗しい青年・雪と出会い、あっという間に惹かれていきます。
けれど雪は敵対する都蘭のメンバーで…。

というお話。

現代版ロミジュリ、といったストーリーなのですが、彼らが属しているのが裏組織なので修羅場も激しい。

二人とも相手が誰なのかわかっていながら、それでも離れることができずに、仲間には隠しながら逢瀬を重ねて。
仲間たちの絆。信頼。
それを裏切ってでも逢いたい。

二人で逢う事の出来る部屋の中だけが彼らのすべてで。部屋から出た瞬間に敵同士になる二人。
二人とも、過去のしがらみや仲間たちとの縁の深さもあって、それゆえに切なさも倍増でした。

最後に彼らが選んだ選択に、思わず号泣。大武の言葉を思い出した雪が、彼を連れて部屋から出るシーンには涙が止まらなかった。

最後、大武と雪の二人がどうなったのか。
読者にゆだねる終わり方だったように思います。個人的には生きててほしいな、と思いますが。

それと両グループのリーダーの二人ですが。
彼らの間に芽生えたものは信頼と友情だけだったのかな。愛情も芽生えてない?
と、妄想してしまった…。

続編を描いてほしい気もするのですが、その後の彼らについては読者がそれぞれ紡いでいけばいいのかなとも思いました。

何しろ古い作品なので、今の水城さんの絵柄も今のそれとはかなり異なります。
顔も似ているので「え、これって誰だっけ?」と一瞬思ったりするシーンもそれなりにあったりします。
水城さんの絵柄が可愛いので、シリアスなストーリーなのにシリアスな雰囲気が薄い。なのでもしかしたら好みが分かれるかも。

けれど、水城さんらしいちょっと毒の含んだ人間味あふれるストーリーにぐっと惹きつけられました。

素晴らしい作品を教えてくださった腐姐さまに、感謝感謝です。

2

目まぐるしく、鮮やか

上海という街をかけて勢力争いを続ける、ストリートキッズ達のチーム「翔龍記」と「都蘭」。七夕の夜に偶然に出会った翔龍記の大武と都蘭の雪は、お互いの素性も知らずに惹かれ合っていく。二人の出会いによって壊れていく「翔龍記」と「都蘭」、それでも離れることの出来ない二人の行く末。

大武と雪に関わる人々の交錯する想い、チームへの裏切りだとわかりながら秘密を重ねることを止められない二人。一つしかない終わり方だとわかっていても夢中で読んでしまいました。
ラストは行き止まりの愛を抱えた彼らの、来るべき結末がストンと描かれていました。虚しく空虚で、どこまでもリアルに思いました。

かなり古い作品ですが、その雰囲気も合間ってなんだかとても切なさが尾を引いています。

0

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