OPERA vol.21 駆け引き（アンソロジー著者等複数）

有害図書指定の影響がこの本にも！

前回２０号記念で華々しかったOPERA誌ですが、いつもの調子に戻りました。
創刊から、不定期で掲載していた松尾アマタ氏の作品がやっと今号で完結し、来月作者初の商業単行本の発売のはこびとなるのは、ファンには嬉しいニュースです♪
他にも、少年のほんわかしたストーリーで注目の四宮しの氏がOPERA初掲載で注目もありますが、何と言っても一番の驚愕は、エロがほとんど少ない本誌において、唯一グロテスクともいえる肉体描写が特徴のルネッサンス吉田氏の絵に修正が入ったことです！！
今まで、その描写は生生しく、割愛されることもほとんどなく、今回も話の半分以上が裸、そのうち半分が輪姦行為の描写、うち局部描写が数カットなんですが、その数カットの局部が白塗りで消されておりました！！
読者的に、ものすごく作品自体を穢された気がして落胆です。。。
しようがないとはいえ、あまりにヒドイ（涙）
この作品しかないのに、エロって、、、という具合でありました。
今後ルネッサンス吉田氏のマンガに何かしら影響してくるのでしょうか？

気を取り直して、、、
松尾アマタ作品の完結は、大人の男はずるい、でもジョナサン負けない！っていう一応予想されるラストでしたが、単行本化にあたり、おいしい描き下ろしがついていることを期待しますヨ♪

次回最終回を迎える作品は２作品
■イシノアヤさんの『椿だより』
たろちゃんが、いよいよ平岩を意識した？お見合いを断わる平岩に、好きな人はいるか？と尋ねられ激しく動揺し胸キュンさせるたろちゃん。
きっとラストまでプラトニックだとは思いますが、ちょっとでも進展あるといいな～次回が見逃せません！
■ルネッサンス吉田さん『淋座敷空慰』
行方不明になった二三を見つけた零は、激しい怒りを覚え、とうとう二三を自分のものにすることを決意。
ここで自分が”開高十左”であると名乗るです。
二三を救いだす為におとしまえとして指を落とす・・・さて、ラストはどうなるのか？

今回の中村明日美子さんは『空と原』の番外編
オカマのコマっちゃんという人物がソラにハラセンとの出会いを語ります。
題名の『ツーブロック』はハラセンの当時の髪型。
若かりし頃はサラサラのストレートだったハラセン、今はパーマだそうですよ！

初登場の四宮しのさんは、何故か猫ミミ少年が登場。
先輩のはずなんだけど、夢に出てきた飼い猫の子供の猫が重なって、その先輩の猫ミミはその少年にしか見えてない？
不思議ファンタジーワールドで、ほんわかあったかいです。

bassoさんは政治家シリーズ、アルとネーリのラストのようです。
お馴染みのカッラーロも登場して、アルの過去の男が登場。

鴨川てるちさんは、今回も不思議なダークファンタジーで痛さ満載です！←個人的に大注目作家さん。

真柄うしろさんの『小塚先生の情熱』では、惚れっぽい小塚先生が再登場してアホ全開して中学生にたしなめられています。
きっと、またシリーズとして登場すること間違いありません！

今回より、何気に次号が気になります。
何と、西田東さんの『社長桃井くん』のわき役・秘書の桂木くんが主人公で、いつも8Pの短編が40Pに拡大してカラーピンナップ付きで登場♪
期待大なのです！！