俺を悦ばせたいんだろう?

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作色街に恋の花

男娼館の主人 牙月
帳場で働いている 朱

その他の収録作品

  • 色街の一年後

あらすじ

色街にある男娼館の帳場で働く朱は、3年前、若く男前の主の牙月に拾われたときから彼のことを慕っている。でも、子供っぽくて色気のない自分の想いは牙月に届くはずもない、彼のそばにいられるだけで幸せだと思っていた。ところが、朱の将来を案じた牙月に店をやめて都で役人になれと言われてしまう。ただただ牙月のそばにいたい一心の朱は、男娼になって店で働くと牙月に告げるのだが……。
(出版社より)

作品情報

作品名
色街に恋の花
著者
加納邑 
イラスト
香林セージ 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861344329
3.6

(3)

(1)

萌々

(1)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
10
評価数
3
平均
3.6 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数2

健気すぎる

実は「健気」にはあまり興味がない自分なんですが、
この受けの健気さはすごかったです!
こういうのを健気っていうんですかね?純粋な天使のような子です。
こういう子が現実に居るならすごいと思いました。
正直攻めの牙月は性格が悪いんですよね~「何もあんな言い方しなくてもいいじゃないか!」と思わせるようなところもあったりと、まるで朱とは正反対な性格です。
朱にさんざん幸せを与えておいて、後から不幸のどん底に落とすところは本当にかわいそう・・・・・
でも朱は牙月を責めることなく「ありがとう」といったんですよね。
普通だったら絶対に言えない。というより「ありがとう」なんて言葉を思いつかないだろうと思いました。
でもそれが牙月を苦しめることになるからいいんですよね(ニヤ)

全体的にはほのぼのとしていて、朱がワンコのように牙月のそばにいるところがやっぱりキュンときました。
あーもう溜息が出そうなくらい可愛い。
あとこの小説は頭の中で情景がすごく浮かびやすいので、読んでいて楽しいです!

あと気になったのは、店のNO1の涼雅と羅城の関係です。
少ししか登場しなかったんですが、(でも涼雅だけでは結構出てきます。羅城はあまり出てきません・・・)
その少しでもかなり萌えられるところがあって、涼雅のツンデレっぷりが可愛かったです!!
顔は綺麗なのに言葉遣いや性格がサバサバしてて男らしいところがいいです☆
微笑ましいカップルに見えます。。。






0

廓BL

・花街の主人と拾われた仔犬っぽい少年とのBL
・受けのけなげさは美点だとは思うが、自虐的な言動と行動には
いささか辟易。
・攻めも心ない言葉を吐く場面あり。
・「俺なんか」が多すぎて、受けのうじうじ体質に終始イライラ。
(そこが良い感じに書かれている場面もある)
・多分、主人と飼い犬の関係に近い。
・ほのぼので、あまあまが好きな人向きかもしれません。
・作品にもうひとひねり何か欲しかったかな。

総評
・不細工でも不器用でも、自分ちのわんこが一番可愛い、という
飼い主バカ的な感が否めない作品。
好きなのにいじめちゃう、ちょっと意地悪な攻めを読者がどう捉えるか。
一途な受けなので、一途系が好きな人には向いてるお話かな。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP