• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作あぶないキャリアの洗脳的純愛

大学時代の後輩・キス魔 鴻野
熱血刑事 雄介

あらすじ

「被害者がホモだと思う理由は?」「勘です」───こんなバカな発言をするのは、かつて自分を襲った大学時代の後輩・鴻野。雄介はキャリアとなった彼の研修期間中、強引に相棒にさせられるが!?

作品情報

作品名
あぶないキャリアの洗脳的純愛
著者
結城一美 
イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592876342
3.1

(6)

(0)

萌々

(2)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
18
評価数
6
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

テンポがいいよね。

大学時代の後輩で1度だけ不本意に身体の関係を結んだ鴻野と
何故か自分の職場で再会してしまう雄介。              
キャリアの鴻野は新人研修の為に配属されていて、
その指導係&相棒として雄介が担当者に。
6年前の事が蘇り、二度と顔を見たくないと思っていたのに
昔と変らぬ態度で先輩と懐いてくる鴻野に雄介は爆発寸前。

軽い刑事ドラマのノリに先輩後輩の恋を絡めながら
テンポ良く進むお話でさらっと読める読みやすい作品。
攻め様の天然が入っているのに鋭い洞察力を発揮して
受け様の検挙率アップのお手伝いをするかたわら、
事あるごとに受け様にスキンシップを迫り、
雰囲気はヘタレ気味なんですが受け様を翻弄してます。
受け様は、人情味あふれる男前で文句を言いながらも
攻め様に情で訴えかけられると流されてしまうのです。
後半に起こる殺人事件の関係者の人間関係や動機など
背景に使われている物語が面白かったです。
思わず、この事件の配役だけで1本書けるんじゃ?って(笑)

1

着目点は悪かぁないんだが、分散しすぎる

堅実な書き手として注目している結城センセイにしては
ちょっと筆が乱れたっぽい作品。

冒頭のスキンシップ過剰だが優秀な後輩はちょっと突飛すぎて
頭がついていかんのだわー。
「へ???」な感じは、「あすか」の「唯我独尊の男」を彷彿とさせますな。

BL読者の年齢層はラノベ等に比べると高いんだそうだが、
とくに結城一美あたりの読者層って年齢層高いと思うんだよ。
そういう層に対してあまりに見え透いたコミカルってのもなんだかなー。

さらに悪いことに、独自性を出そうとした結果なのか
歌舞伎役者を出しちゃったと。
これはやらんほうがよかったんでないかい?
「梨園の貴公子」シリーズぐらい特化してやるならともかく、
警察小説に梨園を中途半端に入れてもなぁ…。
梨園特有の淫靡さとか魅力も書き切れてない中途半端な小説になってしもた。
伏線回収も雑。
結城一美らしくない雑さが目につきまする。
以上。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP