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表題作法廷外恋愛闘争

東郷公紀,高校時代からのライバルで弁護士,32歳
亜矢谷陸,地方地検の刑事部検事,32歳

その他の収録作品

  • 熱愛和解交渉
  • あとがき

あらすじ

検事の亜矢谷陸は、高校から十五年以上の腐れ縁ながら何かにつけ自分の前をいく弁護士の東郷公紀が腹立たしくてならない。
ある日同僚たちと飲んだ亜矢谷が翌朝目覚めるとそこはホテルのベッドで、隣には全裸の東郷が。
衝撃を受ける亜矢谷に、東郷は「お前が誘ったんだろう」といつものように傲慢に笑い、携帯のムービーを見せる。
そこには「一度だけ抱いてほしい」と泣きながら取りすがる亜矢谷の姿が――。

作品情報

作品名
法廷外恋愛闘争
著者
結城一美 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778120627
3.3

(13)

(4)

萌々

(2)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
4
得点
40
評価数
13
平均
3.3 / 5
神率
30.8%

レビュー投稿数4

ライバルで、事件もあって、Hも濃くて・・・

腐れ縁のライバル同士が一夜の過ちを・・・というあらすじに惹かれて購入しました。
初読み作者様です。

2010年頃に出た本の文庫版とのことで、文庫版はSS(熱愛和解交渉)が加わっているとのことです。
私は長年の腐れ縁で、犬猿の仲なライバル同士が、恋愛へ・・・というお話が大好きなのですが、この作品はそんな私の萌えを大満足させてくれる作品でした。しかも、お仕事モードな描写も多く、事件も絡ませながら・・・で、最後まで飽きずに、むしろページをめくるのが楽しくてしょうがない(そして、終わってしまうのが寂しくてしょうがない)という一冊でした。

攻めがノンケで優秀で有能で(しかもスリーピース・スーツ姿がとても似合う)、男の色気むんむんで、そして不遜、でも受け様執着、超溺愛、そして嫉妬深い・・・と、これまた攻め様萌えツボがばっちり押さえられていて大満足。

受け様はゲイなのですが、美人で、メガネで、真面目で、負けん気が強く、強気系なのがこれまた萌えツボで嬉しかったです。

Hシーンも濃厚で、その描写がまた綺麗で、読んでいてとてもドキドキしました。

4

法廷外ってとこが♡

『攻め』弁護士
『受け』検事
どちらも酷く優秀で、同じ年齢的、そして同じ学校での友人同士だった。

学生の頃からとても優秀な二人で、しかし些細な誤解でいがみ合ってしまい、そのまま十数年が経ってもそのままで、検事・弁護士として敵対したままだった。
『攻め』の癖は晒されていないが、『受け』はその頃から先輩が大好きで、自分の癖を受け入れていた。

ってぇのが下地にあります。
法廷と言うだけで、二人の闘いから幕を開け、緊張感のある滑り出しから一気に二人が身体を繋げるまでが!ワォ!!
と言うとも受けが飲んで前後不覚になってしまい、攻めを先輩と間違えて「一度でいいから抱いて」のセリフに、攻めがのっかっちゃった、って訳だけど。でもその気が無かったら男が男なんて抱けないよねーウフフ。
そこから攻めに脅されるように(おいおい)抱かれ続けるのですが、そこにとんでもない大きな事件が二人を巻き込んで行くのです!
この辺り本当に『お見事!』と叫んじゃうよ。
その事件で受けは攻めを疑い、攻めは必死で受けを護ろうとする。
本当に命を掛けて護っちゃうのよね♡♡♡
う~~~ん、えぇ展開やなぁ(≧∇≦)
また素晴らしいストーリーテラーの結城一美先生のお話しに、もっと物語に引き込む美しいみずかねりょう先生の美しい挿絵!
もうグイグイと物語のなかに引き摺りこまれ、読む手が止められませんっ!

また、繰り返し読んでしまう『魔性の本』でございます。お気をつけくださいまし、ふふふ。

0

ライタープレイに驚き

2006年の作品の新装版。
法曹ものですが難しい表現等はなく、大変読みやすい一冊です。

あらすじ:
同僚たちと飲んだ翌朝、検事の亜矢谷(受け)が目覚めると、ベッドには高校からの腐れ縁でライバルの弁護士・東郷(攻め)が。
亜矢谷は片思いする先輩と東郷を間違え、抱いてほしいと泣いて縋ったのでした。
東郷は昨夜の亜矢谷の様子を撮影しており、その映像をネタに亜矢谷に関係を強要してきて…

東郷は王道の傲慢俺様系の攻めで、常に強引で自信満々。
高校時代、亜矢谷より成績が良いのを隠して彼に勉強を教わる(そして後の模試で堂々と亜矢谷を負かす)等、気持ちの良いほど俺様です。

亜矢谷は高校のころ東郷に出し抜かれて以来、彼のことが大の苦手。
しかし怯えたり卑屈になったりすることなく、検事となった今も、何度負けようが東郷に挑み続けるメンタルの強さが良いです。
東郷の脅迫に応じたのは、映像が表沙汰になったら先輩に迷惑をかけるという配慮もあってのこと。
東郷と恋人になってからも、仕事で馴れ合わず自分の力で仕事をこなしていこうとするスタンスは一貫しており、なかなか好感の持てるキャラクターでした。

本書の目玉はやはりライター挿入プレイかと思います。
亜矢谷に誤解され怒った東郷が、審理前に亜矢谷にライターを挿入&そのまま放置。
その後何とか審理を終えた亜矢谷が、東郷に抜いてもらうシーンまでしっかり描かれており、
お堅い舞台設定と唐突なアブノーマルプレイとのギャップがインパクト大でした。

ちなみに東郷が亜矢谷への気持ちを自覚したのは、彼を抱いて脅迫を始めて以降のこと。
それまでは自覚なく彼に絡んでいた…というのが何とも俺様な東郷らしいです。

ラブ展開やキャラクター自体はオーソドックスな感じですが、仕事描写が丁寧に描かれているため、なかなか面白く読めます。
二人の恋人になってからのイチャラブも楽しめ、手堅くまとまった一冊かと思います。

5

攻め様がシュミじゃなくって( º言º)

弁護士と検事、犬猿の仲の2人が事件を通して恋人となるまで。
デキル男同士の丁々発止のやりとり、大好きなんですけど、今回は攻め様が私のシュミじゃなかったです(´・ω・`)

受け様は地検ホープの検事、亜矢谷。
負けず嫌いで真面目な努力家。
高校時代からの犬猿の仲である東郷が攻め様。
検事時代から周囲からよきライバルとして見られ、東郷が弁護士となった今では、法廷でやり合う相手に。

出会いの高校時代からおそらく亜矢谷と親しくなりたかったくせに、東郷ってばやり方下手くそ!
大学時代も、多分嫌な顔する亜矢谷を見たくて構っていたんだろうなー。
小学生男子かよʅ(´д`)ʃ

で、初めての時の後も、最悪だし。
それ以降も弱みを握った上で、関係を強要だなんて、サイテー( º言º)
私は、愛があるなら無理強いも受け付けますけど、あんな亜矢谷をいいように扱う態度は気に入らない。

亜矢谷が暴漢に襲われた時、疑われて激昂してたけど、今までの態度で信じてもらおうだなんて、片腹痛いわ。

と、東郷への悪態が出てくる出てくる。
最後、亜矢谷を助けたくらいじゃ私の好感度はプラスにはならないわ~でした。

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