「憎い男に組み敷かれ喘ぐ気持ちはどうだ――」

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表題作覇者の玉杯

真赭(王)
樹雨(王子→王)

その他の収録作品

  • 追想の宵

あらすじ

国王の命により、隣国を制圧した王弟・真緒。楼閣で城主の妻子を見つけ、身を投げるところを止めようとするが、助けられたのは王子・樹雨だけであった。幼かった樹雨は自分を護り、可愛がってくれる真緒を信じ、無邪気に懐いた。そして時は流れ、幼かった樹雨は色香を放つ青年となり、武術大会で見事優勝を果たすほどに成長した。だが、その夜、樹雨は真緒に無理やり身体を奪われる。「お前は俺の玩具だ」と…。
(出版社より)

作品情報

作品名
覇者の玉杯
著者
ヒマワリソウヤ(日輪早夜) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
発売日
ISBN
9784813052661
3.8

(6)

(1)

萌々

(3)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
23
評価数
6
平均
3.8 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数4

これはっw

読み応えな一冊でしたww
個人的な贅沢をいえば、もうすこしキャラクターと~な心理描写というか・・なにか・・もう一味あれば完璧だったかな~と思ってしまいました。
読み返せば変わるのかな。

国を侵略してきた隣国の若き男。
辱めを受けるくらいならと身を投げる女たちの中から、一人の少年を拾い上げる。それはその国の幼き王子。
何事にも執着しない王は、その幼き王子を可愛がった。
王に王子は懐き、いつか王の臣下として使えるのを楽しみにしていた。
ところが、月日がたち、美しき青年へと変貌をつけた王子を
王は・・・・?!

自らの命にも執着のない王が、はじめて想った相手。
しかしその行動は 安易にわかるものではなく・・というところですね。
辱めを受けた王子は、自分のことを玩具だと言い放つ王を恨み
自分の本当の国民のために、臣下のためにと 刀を取る~なお話なのです。
師である、王の弟を殺し
王の首を~なシーンが切なくて胸が痛い。
しょっぱなの、小さな王子の可愛さ
そして、犯され続ける日々~たまりたまった想いが~と想うと
こっちまで泣けてくる
だけども、上手な愛情表現をしらない王
執着を持たない王
自分のしらないところで、はたからみれば~な場面もまた面白いですね。
王子のまえでは、暴君に見えていた王も、
実は良い政治をし、国は前よりも潤い~な以外な一面もまたウマ

もっと贅沢をいうならば、
お互い結ばれて~な濃厚なエロシーンがみられればもっと良かったかなw

4

初めてのBLコミックです。

初めて購入したBLコミックです。
中国王朝モノを探していた時に知った作品です。

読み終わって数ヶ月が経って、
このコミックに番外編ペーパーがあることを知りました。
どうしても番外編ペーパーが気になり、
あまり衝動買いはしたくなかったのですが、
このペーパーのためにもう一冊 購入しました(汗)。

BLコミックの中身を初めて見たのは、この作品ではなく、
別の作家さんの作品だったのですが、
その時に見た濡れ場が私には刺激があまりにも強すぎて、
BLコミックは敬遠していました。
(小説の挿絵でさえ刺激が強く、慣れるのに時間がかかりました。)
しかし、この作品は初めて見たBLコミックよりも
描写が柔らかかったので、抵抗なく読めました。
もしかしたら初めて見たBLコミックの強烈な描写で
免疫が出来ていたのかもしれません(笑)。

攻めの名前の読みが、「まそお(真赭)」と直ぐに出てこず、
なかなか慣れませんでした(汗)。

受けの樹雨の成長や心情が分かりやすく描かれていて
読みやすかったです。

どのシーンも良かったですが、その中で
樹雨が、真赭の弟であり師匠でもある青砥を討つシーンが
一番 印象に残っています。
何とか討たずに済む方法はなかったのか、
と思わずにはいられませんでした。
最後に、樹雨は「師父を討ったことは後悔していない」と言っていたし、
真赭も弟は理解者だったと懐かしんでいました。
二人がこれで良かったと思うのであれば、反対はしませんが、
もし青砥が生きていたら…、と、残念な思いで一杯です。

青砥の死が無意味にならないように、
二人には末永く幸せになってほしいと思いました。

最後に、お互いに別々の新しい国の王となった二人の話が少なかったので、
もう少し、二人の その後が見てみたいと思いました。

今回は評価を「神」と「萌×2」で非常に迷いました。
人物や舞台設定も、ストーリー構成も、絵も、
部分的に見ても全体的に見ても、とても素晴らしくて、
とてもバランスが取れていて良かったのですが、
何かが足りなくて…。
評価は悩んだ挙句、感覚的というか感性を頼りに
「萌×2」にすることにしました。
気持ち的には「萌×2」と「神」の境界線あたりの位置の評価です。

1

記念すべき1冊

日輪早夜さんにハマるきっかけになった、記念すべき1冊です。中国風ファンタジーなお話です。

王弟の真緒は、国王の命令で隣国を制圧します。その時に身を投げようとしていた母親から助けたのは、王子の樹雨でした。
生きることに興味もなく、何の関心もなかった真緒は、その日から樹雨を可愛がります。樹雨は、可愛がってくれる真緒を新たな保護者と認めて、無邪気に懐きます。学問を教えてもらい、真緒の弟の青砥には武術を教えてもらいます。

みんなに愛されて育った樹雨は、数年後色香を放つ青年になります。
そんな時に、真緒と樹雨の関係を壊す出来事が起こります。真緒が樹雨を襲うのです。
そして、愛の言葉もなく、一方的な関係は続きます。信じていた真緒の裏切りだと傷ついた樹雨は、家臣たちと共に復讐を誓います。

真緒の屈折した愛情に、切なくなります。素直に好きだと言わず、殺さることを待っているような刹那的な様子に萌えるし、本当は大好きなのが伝わってきてキュンキュンします。

樹雨は、子供の頃の姿が可愛くて萌えます。真緒に復讐を誓っても、父たちを殺した人であっても、忘れられずに惹かれてる様子にキュンキュンします。
樹雨の子供の頃の、二人のエピソードも可愛くてニヤニヤします。

結局遠回りしたけど、やっと結ばれた時には感動すらします。できれば、もっと二人のイチャイチャが見たかったけど…。
師父と慕ってた青砥が樹雨に殺されたことだけが、胸にモヤモヤして残ります。死ななくてもいい方法はなかったのかと…。

1

落ち着いた作品

まるごと一冊全部ひとつのストーリーでした。

とても落ち着いたお話。
ワチャワチャガチャガチャしていませんw
ガチャガチャも楽しくて好きですが、こういう落ち着いたお話もいいですね^^
日輪早夜さんのお話は、比較的落ち着いたものが多いですよね。

幼少の頃から・・・よくある本妻さん以外の子・・・だとか
色んな事情により、ちょっぴり歪んでいる真緒。
他国に人質のような状態でいる樹雨。

でも真緒が樹雨に対し、ちょっぴり意外な行動をとったのが面白かったです。

0

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