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表題作夢をみてるみたいに(文庫)

社長令息で雑用アルバイトの大学二年生・嘉島弓彦
本社企画部の黒一点で最年少二年目社員・未来美紀

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大手アパレルメーカーで働く未来美紀は、社長の息子で年下の嘉島弓彦が苦手だ。過剰なほどスキンシップをしてくる弓彦に戸惑いを感じていた美紀だったが、ある日、弓彦が本気で口説いてきて・・・。
(出版社より)

作品情報

作品名
夢をみてるみたいに(文庫)
著者
崎谷はるひ 
イラスト
せら 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344821187
2.8

(22)

(0)

萌々

(1)

(17)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
59
評価数
22
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数12

素直に楽しめた

崎谷さんの作品なのに、うっす(薄)。
内容じゃないですよ、ホンの厚さが、ね。
2001年作品を2010年に修正して出したみたいです。
当時は携帯やネットが普及する前だったので、
作中のズレが生じたりして、
修正がきかない部分はバッサリ削除したそうです。
担当さんが「ひさしぶりに薄い背表紙だ」といったとか(笑)。

デザインの才能はフツーだが、
性別を超越するほどの可愛らしさを持つ受様・未来に
セクハラすれすれのちょっかいをかけてくる攻様・弓彦。
容姿のせいで、子供のころからいたずらされかけたりした未来にとって、
弓彦の行動は不愉快極まりないものだったけど‥。

つーか、未来!いくら目が悪くたって、
その人の醸し出す雰囲気ってモンがあんでしょーよ!?
よりによって、よくまぁ、真逆の人に間違えたね。
壮大な勘違いなんだけど、
それはそれで楽しく読めました。

0

初々しい!

01年作品の新装文庫版です。
若者同士で、しかも主人公がカワイイ系なんで少女漫画っぽいです!
これ、主人公を女子置き換えでもまんまイケます。
まあ、一点BLらしいといえば、主人公・未来がゲイであって、それで辛い目にたくさんあって来たという過去があるという点でしょうか。
それにしても、やっぱり崎谷さん♪エチシーンが長いよww
中盤にちょっと、ラストに最後までが一回あるんですが、そのラスト一回だけで30P近くありますからww
しかも、未来ってば初めてなのに、最初は恥じらいながらも段々大胆になって、散々喘いで、あんなことやこんなことまでwwwww
いやはや、、久々に崎谷作品読んだんですが、特色が見られてお約束ね♪って思いました。

ストーリー的には、憧れのアパレルメーカーに就職した未来が、面接の時に優しくしてくれた人が好きになっていて、それが当人だと思い込んでいる人がとんでもない性格悪い、喰えない男で。
実はそれは、いつも自分にちょっかいを出してくるバイトに来ている社長の息子だったという、お話なんですね。

そのアパレル会社の未来のいる部署が見事に女性ばっかりの部署なんで、かしましいです。
でも、未来も何だか女の子っぽいし、元々ゲイであることで周りの男子から蔑まれてきたから、偏見のない彼女達にかわいがられて居心地はよさそうですね。
それにしても、やっぱり崎谷さん!
悪人は徹底的にイヤな奴に表現されてますよ。
未来が勘違いした営業の男・グッチ(←あだ名の由来が爆!)
主人公を貶める奴は徹底した悪役ですのぉ~♪
もうちょっと、お仕置きあってもよかったと思う。
そう希望したくなるほどイケスカナイ奴でしたヨ。

未来が勘違いした理由の一つに香水の匂いがあったんですが、それが「ファーレンファイト」の香り。
作中で、涼やかな香りと描写されていますが、自分的にあれは涼やかではありません!絶対に!
麝香系のフェロモンムンムンのムラムラくる匂いです~!!
美中年につけててほしい香りですわww

1

最初に確認を怠ると

今回は社長令息で雑用アルバイトの大学二年生と
アパレル会社企画部黒一点の最年少二年目社員のお話です。

受様が憧れている人の話を絡めて
ちょっとした誤解ですれ違っていた2人がまとまるまで。

受様の勤務する会社・ミリオンは
新人のデザイナーも多く登用し
業界を目指す若者の憧れの会社です。

受様は小さい頃から
自分がゲイである事を自覚していましたが
関西の田舎に住んでいた上
内向的な性格だった為
周りに上手く順応できないでいました。

そんな時に雑誌で
ミリオンのメインデザイナーである副社長が
同性愛者である事を知ります。

彼の生き方に深い感銘を受けた受様は
当たって砕けろという気持ちで試験を受け
難関を突破して入社を果たします。

入社以来二年、
主任を筆頭に女性ばかり6名の企画部で
最年少の黒一点という立場でしたが
受様にとって楽しい職場でした。

しかも受様には入社試験で
ある失敗をして泣いていた時に
優しく声をかけてくれて以来
憧れている男性社員が営業部にいて
社内で彼を見かけるだけで
受様は幸せな気分になれたのです。

その一方、
ミリオンの社長子息でこの春から
雑用バイトをしている大学生が大の苦手でした。
このバイト君こそ今回の攻様になります♪

攻様は人当たりも良く真面目で
仕事も丁寧で確かなのですが
受様とふたりきりになると
いきなりスキンシップ過多になり
先日はキスまでされてしまったのです!!

ファーストキスだったのに!!

受様には
背が高く顔立ちも華やかで有名大学の学生で
女性にモテそうな要素がいっぱいの攻様が
自分にかまってくる訳が判りませんし、

憧れの君がいるのに
攻様に触れられるのが嫌じゃない自分にも
訳が判りません(笑)

そんな時、
憧れの君と攻様の姉との婚約話が持ち上がり?!

本作は絶版ノベルズを文庫化したリメイク版♪

入社試験である失敗をした受様が
その時優しく慰めてくれた人を
営業部の某社員だと誤解した事から始まる恋が
成就するまでのお話になります。

ある程度進むと読者的には
受様を助けた人物が営業部の某社員じゃなくて
攻様だろうと丸判りなのですが

受様が間違ってしまった理由は
それなりに納得な理由なので
どうやって攻様だと判るのかと結構ドキドキで
ネタバレするまで楽しく読めますよ♪

旧版所持な私としては
文庫化による+@を期待していたのですが
本作は旧版(01年)当時と今(10年)の時代差の
修正変更のみだったのがかなり残念。

前レーベルの雰囲気というか
初期作品の初々しさを壊さずに
今の崎谷さんらしさを入れる余地が
なかったらしいのは納得ではありますが

旧版のままな分、
今の崎谷さんレベルを求めて読むと
モノ足りないかもしれませんね。

今回は本作同様、文庫化作品の
崎谷はるひさん『不機嫌で甘い爪痕』をおススメ。
既読者としてはこれ位手を入れて欲しいな。

1

勘違いにも程があるっ!と受け様にツッコミたい

樋口がもうなんか色々酷すぎて……なんでこんな男とハンカチの王子様を勘違いしたのかと未来の襟首引っ掴んで問い質したい。
コンタクトレンズ落としてて顔見えなかったにしても、普段の態度からも違和感半端ないよっ!
まぁ、高校生が就職試験真っ只中の社内にいるとは思わないから、当時高校生だった弓彦を除外してしまうのは仕方ないにしても樋口はない。

弓彦は基本的に未来に激甘王子です!
なんだけどお初で怯えてる未来に背中向けるのは('ω'乂)ダメー。
弓彦の“優しさ”からくるものだってのは分かるけども頂けない。

女性陣が格好良かったです。
ああいう職場だと確かに樋口みたいな無駄にプライド高い(実質と伴っていない)タイプには合わないだろうなーと思う。

個人的に再会SSを攻め視点で読んでみたかった。
再会を楽しみにワクワクして受験終えたのに、顔認識されてなくて誰コイツ&想い人には既に好きな人が?!な状態で凹みつつも未来振り向かせるぞー!ってなる弓彦読みたかった。

それから引っ付いた後の甘々SSも読みたかったなー。

旧版未読なんだけども、時代の流れの関係で微妙に変えているところもあるみたいです。
お店のインターネットサイトに関することとか。
そういうところを読み比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
あとイラストレーターさんも変更されているので。
ただ旧版は廃版らしいので入手は困難そうです。

1

王子様は誰だ?

泣いていた時に優しくしてくれた顔も定かでない王子様に恋して、しばらく回り道したけど、最後は本当の王子様に出会うお話。

ザックリと流れをまとめると、すご~~くテンプレな少女マンガだけど、
そこは、それ
崎谷作品なので、
王子様は絶倫だし、
何より、王子様に出会った処女姫が、無垢なだけに、天然なエロさ爆裂!!
みたいな

この手の、未通ちゃんが、愛故に、初めてにも関わらず、どんどんガンガン、エロエロに乱れまくっていく式のエチシーンって、とっても崎谷さんらしいなって思う。

未来くんは前向きで真面目だし、弓彦は優しくてカッコイイし、エチシーンはエロくてたっぷりだし、長さも適当で、サックリ気軽に楽しめる作品でした。

それにしてもこの作品、ドラマCDで、それも、「8年前の三木さんと櫻井さん」で聞いてみたいなあ。

0

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