「いたぶられるのがそんなに好きか?」

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表題作愛蝕

坂条巽
30歳,応竜会,若頭
橘春真
27歳,元刑事のフリーラーター

あらすじ

元刑事でフリーライターの春真は、上からの圧力で未解決だったある事件を追っていた。持ち前の美貌と負けん気の強さで手掛かりを掴んだ春真の前に、元恋人で大人の色気漂う、広域暴力団・応竜会若頭の坂条が現れ「この事件に関わるな」と妨害しようとする。しかし「坂条もこの事件に関わりがあるのでは?」と思い、真相に迫ろうとする春真だが……!? エロティック&デンジャラスラブ!!
(出版社より)

作品情報

作品名
愛蝕
著者
桂生青依 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861344794
2

(1)

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萌々

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中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ひょっとしてこれも一種のアホの子?(大人だけど)

う~ん、、何かヌるいんですよ。
主人公も登場人物も、その設定も。
予定調和な感じがありありと見えてしまって、何かひとつ掘り下げたものがあれば、それに面白さを見出すこともできたとは思うのですが。
重厚さを求めるわけじゃないですが、親への反抗心、元恋人との過去、事件、陰謀、などなどとおいしい設定がごろごとしているのにあれもこれもと欲張ったあげくにペラペラになっちゃいました感がいなめない。

ます、主人公が空回りしている。
親が警察の上層部、兄が警察キャリア、それへの反抗心から家を出て一人暮らしした選択がノンキャリの警察。
しかも刑事として勤めてって表記がある。
いや、ノンキャリは派出所勤務からはじまってある一定の年齢にならないと試験で昇格してからしか刑事になれないから!
ある事件の捜査を上部命令で打ち切られ、納得いかなくて警官を辞め、フリーのルポライターになってそれを追っているという設定ですが、、、主人公賢くない。
いや、賢さを求めるわけではないけれど、そんなでいいのか?っていう年齢に合わないお子様ぶりが何とも、、、

それに絡むのが、大学時代裏切りから別れた元恋人との再会。
ヤクザの若頭になって再会するんだけど、こいつが主人公の仕事を邪魔するために押し倒すんですが、7年ぶりの再会でずっと想ってたって?
再会で火がついた?
彼がどうして主人公の捜査を邪魔するのか、それは散々謎にしておきながら、流れとしてはいきなり疎遠になっている「兄」の存在が出てきて結局兄がキーマンだったのかよ?
攻めとなるヤクザは、何だか影が薄いぞ!
「オレは知っていたんだ」みたいな・・・
都合よすぎでしょ。ってか、、
何か攻めは主人公を押し倒してエチばかりキスばかりしている攻めでした。
多少、王子様的活躍はするものの、それはお約束だし。

そんなで、アマさとヌるさが際立って今一つ。
一応小説として形はきちんとできている。
もちろん、プロの作家さんだからそれは当然なんだけど、そこに萌えやのめり込むものがあるかというとまた別なのです。

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