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読んでいて受の姉にイライラしちゃいました。
私的にはBLでは主人公より女が幸せなのはイライラしちゃいます。受の姉が攻の弟とくっついて受が代わりに攻の花嫁になるんだけど終盤まで攻が受に対する態度が冷たすぎて可哀想でした。
なので姉が幸せそうに買い物とかしてる場面でイライラ。原因が自分にあるのに被害者ヅラしてるのにもイライラ。かなり腹黒いって感じで登場するだけでイライラ。
BLでは女性は引き立て役だけでいいと思う。
あまりにもでしゃばられたりしたらその時点でイライラしちゃいます。
傲慢でドSな攻め×健気で素直なMの受け です。
攻めと婚約していたはずの姉が、その腹違いの弟である楓の子を身ごもってしまったため、弟である桜海は姉の代わりに、攻めの「話し相手」として攻めの屋敷に住むことになります。しかし、話し相手とは名ばかりで、実際は姉の身代わりの色子としての同棲。桜海は、傷ついているはずの篁を癒そうと、姉の代わりにせいいっぱい尽くそうとします。初夜では、篁が望むままの屈辱的な行為(鏡プレイ、緊縛プレイ、フェラ、スパンキング、自慰強制など)を受け入れ、尽くします。ここの初夜の描写が多分一番長いです。
毎晩繰り返されるSMの数々を経るうち、桜海はなぜか篁に惚れ、キスしてほしい、抱きしめてほしいなどと思うようになります。ここら辺の桜海の心情は、桜海視点でたっぷり情緒的に語られます。桜海の世間知らずの没落華族であるがゆえの一途さは、せつないほどですが、客観的にみれば、なぜ桜海が篁にここまで惚れこんでいるのか若干分かりづらい気がします。まぁ、桜海にMの素質があったがゆえかもしれませんが…。
篁に惹かれるあまり間接キスで喜んでしまっている桜海ですが、篁と楓の会話から、篁が嘘をついていたことを知ってしまい、また、里帰りを願い出たことから篁に顔を見せるなと言われてしまったことで、絶望します。ナンパしてきたホストの男とホテルに行く寸前、篁のつけたボディガードによって桜海は屋敷に連れ帰られます。桜海に篁はお仕置き(ビンタ、風呂での「お清め」)をしますが、桜海が本音を漏らしたことで気持ちが通じ合います。後日、楓から桜海は真実を聞かされ、篁から、最高の奴隷になる資質を見込まれてこれまで調教されていたことを知ります。しかし、そこはドMに調教済みの桜海ですから、むしろ尻尾を振って、篁に仕える喜びをかみしめて、ハッピーエンド。
全体的に、Mの素質がある子を、攻めが調教開発して立派な犬に育てていく物語だったなって印象です。表紙とかタイトルからは、そうは思えなかったので意外性はありました。でも、いくら篁が激昂していたからって受けの頬を叩くのはなぁ…、あといくら計画のうちだったからといってずっと受けを騙していたのもあまり好きになれなかったので、評価低めです。
受けの子の一人称で話が進みます。
最初は登場人物の中で一番常識的な子に思えたのですが、読んでる途中から、何だか変だな変だなと思えてきて…。
最後まで読んで、「あ、この子根っからMっ子だった」と気づいて、最初から読み直したら、印象が全然違いました。
ご主人様と奴隷っていうのは、私には共感できない関係なので、
奴隷である語り手の感覚に違和感がありまくり、その違和感が妙にクセになったというか…。
それが面白く、他で読んだことの無い感じで新鮮だったので、Hや恋愛に萌えたわけではありませんが、神評価にしてみました。
まぁお幸せに勝手にやってくださいという感じです。
登場人物も設定も、みんな変です。変なまんま、全員幸せな大団円。
なお、SMですが、支配と服従の関係で、肉体痛めつけ系では無いです。
でもSMキライな人は読まない方が無難だと思います。
没落華族としてつつましく暮らしていた綾之杉家。
中でも長男の桜海は自身が生まれたときには、すでに華族とは思えない暮らしをしていたのだから、未だに華族としての意地を捨てられず、内職で細々と食いつなぐ他の家族とは違い、書店員のアルバイトをするなど、いたって普通の生活を送っていた。
ところがそんな綾之杉家にとんでもない縁談話が持ち込まれる。
絶大な財力を誇る元侯爵・常盤小路家の当主・篁が桜海の姉である桜子のことを嫁にほしいと言って来たのだった。
再び、華族としての生活を取り戻せるかもしれない、となった桜海の両親は大喜び。
ところが、当の篁は仕事の忙しさを理由になかなか姉の前に現れない。
おまけに、篁の名代として綾之杉家に通っていた篁の異母弟である楓と出来上がってしまい、妊娠してしまったという。
それでは当然、篁と結婚することはできない。
篁は、楓の結婚を許す代わりに、桜海をよこせと言ってきて……
という姉の身代わりモノ。
でもちょっと違うところがあるとすれば、篁は最初から桜海が男だと知っていた……ということ、ですかね。
それ以外は大体ベタです。
傍若無人な攻め・篁に、ちょっとMっ気のある桜海が段々と惹かれていってハッピーエンド。
王道ですね。
ちょっと篁はSっ気のある攻め方をしますが、それもそこまでひどくはなく、十分許容範囲だったと思います。
基本的には、ベタ過ぎてかえって特徴がなくなってしまった話のような気もしますが、「無理やり花嫁モノ」がお好きな方にはオススメします。
没落した伯爵家の長男・桜海(受け)は、姉の身代わりとして、その婚約者である財閥の総帥・篁(攻め)のもとに嫁ぐことになります。
超亭主関白男×明治の女(というか女中)って感じでした。
この攻め、いじめ方がちょっと新鮮な酷さで、ホントの鬼畜ってこういうのかもなと、なんか一番精神にきそうな扱い方です。ドMでなければ耐えられないでしょう。鬼畜攻めが好きな方は一読の価値アリです。
でもな~・・とにかく受けが「ああ篁様をお慰めしなければ」みたいな、なんでそこまでっていう、健気というより卑屈、従順すぎるキャラ。モノローグとかも、本当に大学生の男の子か?っていうような謙った言葉使い。巻き込まれちゃった普通の子、とちょっと違う(^_^;)
なんていうかずっと、この設定ってどうなの、と思って読んでました。
現代で、20年そこそこ前まで豪邸に住んでいた元伯爵のおうちが、いきなり団地住まい姉弟は二段ベッドで寝る、なんてことありますかね。受けの家族が、攻めがそういう目的で受けを欲しがっているとわかっていて泣く泣く差し出す・・みたいなのも。
「没落華族の受けに金で言うこときかせる成金攻め」の設定を使いたかったのなら普通に大正・昭和初期あたりにしておけばよかったんじゃないかと。今の時代にそのままあてはめるのはどうも違和感がありました。
ファンタジーと思って読めばいいんですが、そこも受けのキャラがおかしくみえる原因かなと思うので、もったいないなと感じてしまいました。