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表題作プライムナンバー(2)

ライアン・フォークス・オブライエン 20代半ば
松秀麻積 20代終盤・ライアンより3才年上

あらすじ

ライアンの激しすぎる愛に怯え、思い詰めた麻綾は、NYから日本に逃げ帰る。それを知ったライアンは……。
待望の新作は今年初のオール書き下ろし!
(出版社より)

作品情報

作品名
プライムナンバー(2)
著者
七地寧 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
大誠社
レーベル
LiLik文庫
シリーズ
ルドルフの数
発売日
ISBN
9784904835425
3.7

(4)

(1)

萌々

(2)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
14
評価数
4
平均
3.7 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

ライアンの姉に全部持って行かれました

松秀麻積とライアン・フォークス・オブライエンのその後です。
良門も悪気はなかったのでしょうが逃げた麻積を取り返しに来たライアンに麻積を渡してしまいます。
その後はもう周りが見えなくなってしまっているライアンの暴走を誰も止められない。
肉体的にも精神的にも限界、麻積のピンチに現れたのはライアンの姉、グゥネヴィアでした。
これで麻積はグゥネヴィアのものですね(笑)
姉につけ込む隙を与えたライアンがお子さまだったと言うことでしょう。
さらにライアンが思っているように良門と麻積の関係も切れないと思います。
良門が麻積を抱きしめるシーンに萌(笑)
雨降って地固まる。
オブライエンでの麻積の安全は確約されました。
最終的に麻積はライアンを許すし、ライアンを欲しいと思っているのですが、ライアンは麻積の良門を思う気持ちごと抱きしめないと・・・。
些細なことに嫉妬せずに大人な対応をしないとまた麻積に逃げられる(物理的に出はなく精神的に)こと必須です。
前途多難なライアンにちょっとだけエールを送りつつ・・・この作品は女性が強いな~と思う次第です。
なので、物語としては面白いのですが、神評価からマイナス1ということで・・・。

1

またしても女性に掻っ攫われた!

これは甲乙点け難いお話でした。内容としては読み応えはあるものの、前半は逃げている麻績で、中盤は再会そして監禁・・・。そしてラスボス登場!!の女王様!登場。またしても女性キャラに圧倒されてしまって、何がなんだか分からなくなってしまった・・・。でもお嬢様と称された『さおり』よりも女王様のグゥネヴィアの方が結構気に入ってしまいましたね。麻績の味方という事もあるんだけれど、善悪がはっきりとしていて、弟なんだけれど、悪い事は罰を与えてと豪胆な所もあって、お爺ちゃんも気に入りました。

でも読み応えがある分、面白いんだけれど・・・BL視点でみると萌えない!し、終わり方が中途半端だし。これってまだ続くんですかね?続きは是非読みたいですね。

前回『プライムナンバー』ライアンの元から逃げた麻績のその後です。

日本にて良門の元で補佐的な仕事をしながら、家に帰るつもりはないので、良門の持っている住まいの一つを借りてそこに隠れてる?感じですかね~!
ライアンの後ろにある家柄が怖くて重くて逃げてきたんですが、心はライアンを思って淋しい日々を過ごすんだけれど、身体は寂しさを我慢できない?感じですね。

旧友と連絡を取って最後まではしないものの、身体の関係をもつ・・・。
なんだかなぁ~!ちょっとライアンが気の毒だなぁっとこの時は思ってました。
臆病だったから、恋愛にしても一線を越えたこともないし、多分綺麗な所だけを齧ってたってイメージがあります。やっと本気の相手が見つかったのに、逃げて来てしまった。

その頃ライアンといえば、愛おしいし、会いけれど、憎らしい!と色んな感情をもっています。
すぐに迎えに行く事は出来るけれど、それではまた逃げられるかもしれないから、ちゃんと足場を固めて、そして良門と連絡をとって、準備万端で迎えに行きます。

そして再会し、心も身体も前のように結ばれます。
良門も麻績の事は大事だけれど、お互いが本気の恋愛ならば、ライアンとの会社同士として付き合う事に。


そしてライアンと一緒に帰国します。
その数日後に監禁・・・。ベットに足枷というアイテムで・・・。
なんでこんな事になるんでしょうね~!嫉妬と独占欲からなんですが、理由が前のビジネススクールの友達と会っていた事に加えて、良門との連絡・・・。
一番の理由は麻績の優先準備が良門ということなんでしょう・・・。

そして少し壊れてしまった麻績・・・。お風呂場で血だらけになっている麻績を助けてくれたのはライアンの姉のグゥネヴィアでした。
こんな犯罪めいた事態を起したライアンにビックリしながらもちゃんと制裁を加える彼女はカッコよかったです。

けれど、ここからはこの女王様の独壇場になるんですね~!!これはBLだったよな?と忘れてしまうくらいです。
弱いんだけれど、麻績を気に入ったグゥネヴィアと祖父のダリウス。
この二人が彼を気に入ったら他の一族の人間は麻績に対して手を出す事は出来ないので、これからの麻績の立場は確保されたようなものですね。
後は問題のこの主役の二人ですね!!

う~ん!!和解というか仲直りをして、また二人であの家に戻るのですが、なんか終わり方が中途半端なんですよね。続きがあるんだろうか?あるんだったら納得なんですけど・・・。っていう感じの読了感でした。

シリーズ唯一の書き下ろしだったし、このカップルのお話が面白かったのですっごく楽しみにしてたのですが、またしても女性に掻っ攫われた気がしました・・・。

1

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