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表題作千夜一夜の結花

道重雅,33歳,フェロモン研究家
古泉小歌,25歳,調香師

あらすじ

絶対嗅覚をもつ調香師の小歌は、国王のためだけの特別な香水のコンペのため、はるばる砂漠の小国ミシャリエまでやってきた。ところが、謁見の間には国王の他に白衣を着た謎の日本人が…。理知的な眼鏡の美丈夫、雅はこの国に暮らすフェロモン研究家。偶然にも他社の香水を浴びてしまった小歌は、幻の催淫花「千夜一夜の結花」に酷似した匂いを発したことで雅の研究対象にされてしまい…♪

(出版社より)

作品情報

作品名
千夜一夜の結花
著者
水瀬結月 
イラスト
もざ 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
発売日
ISBN
9784781603575
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
6
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

傲慢フェロモン攻め様

傲慢で人を見下していて若干人を信用しない攻め様と
おどおどしててヘタレな受け様とのフェロモン&香水を
舞台にしたキチクな恋物語でしょうかね。                   
受け様は香水会社の代表として(アラビア語が話せるから)
ミシャリエ王国の王様に香水を届けに行きますが
そこで待ち受けていたのが傲慢な攻め様です。
はなから、調香師など相手にもしていない傲慢な態度で威圧。
折角持ってきた香水も他社の香水と一緒に受け様の頭上へ・・・
それがなんと、受け様の体臭と混じって男を誘う匂いに。
攻め様はフェロモン研究者で受け様をモルモット同然の
扱いで実験材料に・・・
後半部分まで恋愛系に発展しないストーリーです。
攻め様が若干マザコン気味な感じがしないでもないですが。
タイトルの「結花」と言う幻の花がキーポイントになってます。
お話はキチクなアラビアンナイトの伝説みたいです(笑)

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あの花の香りはどんな香りなんだろう?

チワワ系童顔調香師の小歌と謎のフェロモン研究家・雅のエロからはじまるラブストーリー。…いわゆる「アラブ物」なのに、恋の相手が王様じゃないのが変化球かな?

この国では「香り」が非常に重要なものである…ということの理由はイマイチわかりませんでした。そして主人公カップルの脇でちょっと活躍した王様はなかなか愛すべき人物のような気も。

それにしても、主人公の小歌がおどおどしすぎていて、これで本当にちゃんとした会社の会社員が出来ているのだろうか? と心配になるレベル。理由があるとはいえ、一人で海外出張させられる程度には「仕事がでできる」はずなのですが、そんなふうに見えなくて(笑)

ともあれ、香水とフェロモンから二人の愛が芽生えたようで、めでたしめでたしです。
あんなに香水ばかばか浴びてもバカにならない鼻、すごいなー。羨ましい限りです。

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