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溺愛したいαの若様×素直になれないΩのお嫁様の、もふもふオメガバース!
小説
オメガの巣作りの描写が読みたくて読んでみた、こちら。
甘々、ラブラブのオメガバース物語☺︎
狼獣人α × 人間Ω。
「運命の番」は物理的に長く離れると細胞が壊死して命を落とす、というような独自設定があります。
正直なところ、もうちょっと物語の深みというか、一捻り欲しいかなあという感じがあって…何度も読み返すか?と考えるとそこまでではないかな、ということで「萌」評価です。
とにかく溺愛!とか、あまあまものが読みたい!という気分の時に読んだら、かなり浸れる作品かと思います◎
で、目当ての巣作り。がっつり書かれている〜!
本体の方は「匂いが濃すぎる」ということで、ヒート間近の愛するオメガのお嫁さんが目の前にいるのに、身ぐるみ剥がされパンツ一丁で「本体はいらない」と言われる亜威(あい、攻)、可哀想だけど笑っちゃいました。
セッの方は、ヒート中だから自然に濡れて問題ないのかもしれないけど…慣らし・解しなく一息に突っ込んでいたので、ちょっと心配に;
律(受)は気持ちよさそうにしてたので、二人がいいならそれでいいんだけど。やっぱり少し気になってしまうー!
両片想いものですがそこまで焦ったさはなく、安心して読める可愛いオメガバストーリーでした✨
両片想いのストーリーの作品が好きで
小説・コミック問わずよく読むのですが…
今まで読んだ中でのNo. 1がこの作品です。
甘さと切なさを併せ持ったすれ違い、「これぞ両片想い作品!」と個人的には満点の1作。
3歳の頃から律をお嫁さんにする事を夢見て、ずっと努力を重ねてきた亜威。
愛情表現がストレート&すぐ尻尾と耳に感情が出てしまうので、本当に律のことが大好きなのがずっと伝わってきて。
すぐにでも襲いたいぐらい大好きなのに「律が俺のことを好きになってくれるまでは…」と必死に耐え忍ぶ姿がとても健気です。
あともふもふの耳と尻尾の描写が本当に可愛い。わたあめ。
対して、受の律は亜威に対してだけツンデレ系。
律も亜威のことが大好きなのに、言葉に出して伝えられなくて。
亜威に「俺のこと好きになって」と懇願される度に、心の中で《もう好きなのに》ともどかしい思いをするような子。
律が素直に打ち明けられないのには理由があり、「これを明かしたら亜威のお嫁さんではいられなくなるのでは…?」という不安からこそです。
そんなもどかしい2人に、オメガバース作品定番の発情期がやってきます。
発情期=律が素直になれる時期。
本能と愛のままに亜威を求める律、
律に求められ律を抱ける喜びの中でαの本能を呼び起こされる亜威。
Hシーンはとても濃厚で甘く大満足でした。
Ωの巣作りシーンが好きなのでその描写もあったのも好きなポイント。
本当に大好きな1冊なので、早く続編発売しないかなあと心待ちにしています。
あとがきに、「ユルフワオメガバース」と作者が命名していた作品で、幸せにしかなれないキャラばかり。
2019年の人気小説リストから選んだ作品ですが、これは当てた。とても面白かった。
ツイッターに、収録できなかった挿絵がアップされています:
もふあめモフモフする律チャン ルビー文庫アカウント
https://twitter.com/rubybunko/status/1111587048631078912
https://twitter.com/rubybunko/status/1111586775200198657
#水瀬結月 #みろくことこ
始終にやにやが止まらない甘々オメガバース。
いやー、お嫁様も旦那様もかわいいわぁ。
受け様は初めてヒートをおこして以来、オメガの姫としていずれはアルファの旦那様を支えるべくお嫁様教育を受けて10年の律。
攻め様は、ずーーっと小さい時から、律一筋の狼の獣人アルファの亜威。
律がオメガだと分かって以降、律の家から出された結婚の条件をクリアすべく頑張ってきて、10年越しの悲願達成で喜びが隠し切れず、でろでろにやにさがりまくり。
律は、相手が誰でも受け入れるしかない、との覚悟であえて縁談相手を聞いてなかったので、相手が亜威だと披露宴で初めて知るのだけど、亜威の方は、この10年律も自分が条件をクリアするのを待っているんだと信じていて、両想いなのを疑いもせず披露宴を迎えていて。
式の後、2人でゆっくり話をしてその食い違いが発覚。
でも、律だって亜威の事は好きだったから、この結婚は実はとっても嬉しいのに、好きだと言いそびれてしまってからは、なかなか素直に好きだと言えなくなっちゃう。
確実に両想いなのに、このうまくいきすぎるすれ違いっぷりに苦笑でした。
律の言う事ややる事に対する、素直すぎる亜威のしっぽの高速ぶんぶんや硬直ぶりがかわいい。
そしてまた、オメガの心が求めて行う巣作りって行為がめっちゃかわいい。
律の素直な愛情表現、求愛行動に私のときめきときゅんがあふれかえりました。
律が自分を好きだと知ったのに、自分本体は拒否られて、服だけ剥ぎ取られてる姿は不憫でしかないけど、亜威の服にくるまる律とパンイチの亜威の2人を想像すると、かわいくてかわいくて。
律から服を剥ぎ取られて、慌てる亜威もかわいけりゃ、巣作りだと知って興奮して動揺して、でも律が最優先で我慢できる亜威もかわいくてカッコイイ。
亜威が律を好き過ぎて、アルファだと忘れがちだったのですが、結ばれた後、律が「亜威と番になれるオメガでよかった」と言って2人、甘い甘いキスをする。
みろくことこ先生のかわいい挿絵の相乗効果もあって、とっても好きなところです。
受け様である律視点で進むお話なのに、攻め様の亜威の気持ちがダダ漏れで、律へのスキスキぶりがストレートに伝わってきたので、攻め様視点のターンがなくても、ものすごく大満足でした。
狼×人間で、α×Ω。
α一族の嫡男として育ったのに、ある時Ωだとわかった主人公が受けです。
設定自体は、まあ、ありがちと言えばありがち。
ですが本作で特異なのは、受けの家族が受けを溺愛していて姫扱いされているところ。
なので、帝王学から花嫁修業へと突然学ぶものが変わってしまったショックはあるのでしょうが、特に迫害もされていない(というか溺愛されて育っている)ので、全体通してあまり悲壮感がない。
悲壮感がないので、攻めに対して素直になれない受けにあまり共感ができない…。
そして二人とも、一途で必死なのだけれどもちょっと可愛いを推し過ぎかな…と。
たとえば、攻めにもっと好きになってもらいたいから、攻めの大好物のだし巻き卵を作ろう!とか。そして作ったけど興奮してくれない、風邪引いてるのかな?とか考える受けも受けだし。
そして
攻め「このだし巻き玉子は俺のものだ。絶対、一生、誰にも食わせてやらない」
受け「そういうのいいから。とっくにみんなに食べてもらったし」
攻め「……あ?」
という展開で、拗ねちゃう攻めとか…。
そこで冷めてしまったので、両片思いの二人が空回りしてすれ違うという、いわば王道展開もスルンと読み終わってしまいました。
メイン二人よりもむしろ、執事の羊沢さん(頭部がまんま羊)などの脇役たちの方が印象に残りました。
二人の学生時代のエピソードとかがもっとあったら、入り込めたのかなあ。